四柱推命,  西洋占星術

小林製薬を占う

紅麹で話題の小林製薬を占ってみます。

まず、会社の設立日をもとにして、西洋占星術で占います。西洋占星術では、創立日など生まれた日がわかっていれば、人以外のものを占うことが可能です。小林製薬の会社設立日は、1919年の8月22日です。時間は分かりませんが、ホロスコープはとりあえず、午前9時0分で作成しています。

1919年8月22日午前9時0分 大阪 heliocentric占星術 (freehorocharts.com) にて作成

とても、特徴的なホロスコープです。金星、火星、木星、ドランゴンヘッドとドランゴンテールがきれいな台形を描いています。金星と火星の中央には、太陽と土星があり、太陽の反対側には天王星、太陽、ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルが、正方形を描いています。さすがに、歴史のある上場企業のホロスコープだなと言う感じで、あえて、この日を選んで、会社の登記をしたのではないかなという気がします。

この正方形は、困難があっても、それを乗り越えていける、強さをあらわしています。運勢は、波があって、波乱万丈になりがちですが、困難を乗り越えながら、さらに器を大きくしていきます。

さらに、ドラゴンヘッドとドラゴンテイルを底辺として、金星と火星、木星が台形を描いています。金星と木星が全体を調停する役割を果たしているので、多少の困難ではつぶれません。

続いて、紅麹の問題が報道された、3月22日の経過図を重ねてみます。

出生図の太陽と反対側にある天王星が、経過図の火星とぴったりと重なっています。火星は、丁度水瓶座から魚座に移動しようとしている直後の出来事でした。現在、魚座には、魚座を支配星としている海王星も入室しており、魚座が象徴する、目に見えない無意識の感覚を、はてしなく拡大させています。

紅麹は、はっきりとした因果関係があるわけではないのに、なんとなく怖い、という恐怖心にやられてしまったという感じです。この風潮は、火星が魚座に滞在する間、4月の間は続くでしょう。火星は5月1日に牡羊座に入室するので、このときには、かなり社会的な圧力が変わってくるはずです。

次いて社長の小林章浩氏の運勢をみてみます。生年月日は、1971年5月13日で、生まれた時間はわかりません。

最初に、ざくっと数秘でみてみます。数秘は、運勢の吉凶をみるものではないので、あまり、会社の将来を占うツールとしては適していません。しかし、今回は偏った傾向がでたので、参考にします。以下のとおり、圧倒的に、9の数字が強いです。9の数字が意味するのは、ものごとの完成と終焉なので、なんだか、これだけみると、彰浩氏は下手をすると、会社を潰しそうです。

次に空亡で運勢をみます。日柱は、戊戌で、年柱は辛亥なので、社長は、辰巳空亡マイナスの人です。空亡で運気の流れをみるのは、とても簡単なロジックなので、こちらで調べてみてください。空亡だけで、運勢をみると、今年は背信のときなので、運気が低迷するときです。今年から3年間は試練の時期になるでしょう。

必ずしも、紅麹の問題そのものが、3年間にわたって続くわけではありません。しかし、人々の記憶には残るし、風評被害という影響もあるので、それなりに大変な時期になることは否めません。

さらに、四柱推命で五行のエネルギーバランスをみていきます。

生まれた時間がわからないので、三柱でしかみれませんが、彰浩氏は、自分自身のエネルギーである土の要素が強く、漏星の金、財星の水のエネルギーも強いです。エネルギーの流れは、土から金、金から水と流れるので、自分自身のエネルギーを上手く利用して、富を生み出していく能力に長けています。

彰浩氏は、2013年の癸巳の年に、社長についています。四柱推命でみると、ちょうど2013年の5月に大運が戊子にかわっています。癸巳も、戊子も、土と水のエネルギーが強くなる時期なので、運気としては、自分自身の長所を発揮しやすい幸運期です。

しかし、このサイクルは、2023年の5月に終わり、現在は、丁亥という、火のエネルギーが強い運気に変わってきています。今年は、社長に就任してから11年目で、来年、2025年の乙巳年が一つの区切りになりそうです。

2026年は、丙午の年となり、50干支の中で最も火のエネルギーが強い年になります。火のエネルギーは、彰浩氏にとっては、印星となり、自分自身が助けられる運気の時期になりでしょう。この時期には、空亡に運気の低迷も終わりになるので、かなり、気持ちの上で楽になっているはずです。

必ずしも、社長の運気だけで、会社の運勢がよめるわけではないのですが、このまま、彰浩氏が経営権を持つと仮定すると、少なくとも2025年中は、苦しい時期が続きそうです。しかし、2026年になると、だんだんと希望がみえてくるはずです。

2026年になると、2013年の社長就任から続いたサイクルを完全に終わらせて、全く新しい経営スタイルを確立させてスタートさせる、というくらいの気持ちが重要です。そもそも、数秘の9という数の象徴には、ただの終焉なのではなく、一つの事象を完了させることによって、新たな知見、悟りをえるという意味があります。

2026年には、小林製薬だけではなく、製薬業界、医療業界、さらに大きな社会全体の世相が、大きく変わります。その大きなうねりを、ダイレクトに受けているのが、今の小林製薬なのだと言えるでしょう。

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