心理学,  潜在意識

年末年始に実家に帰りたくないと思ったら (その2)

前回のブログでは、年末年始に実家に帰りたくないと思ったら、自分自身の潜在意識について、内省するよいチャンスなので、その方法について書きました。まだ、前回の記事を読んでいない人は、とりあえず、こちらを読んでくださいね。

前回の記事では、帰りたいと思う感情と、帰りたくないと思う感情を、それぞれのリストを作って、その感情について、掘り下げていくプロセスについて解説しました。感情となる原因について、それぞれのリストに書き足していく作業をして、前回の作業は終了です。このブログ記事では、その後の作業について記載します。

次の作業は、それぞれのリストに付け加えた、それらの原因や、その背景となる出来事、感情、考え方について、あなた自身のためにならない、と思えるものに、赤線で取り消し線をつけていきます。消しゴムで消したりしないで、しっかりと赤線で取り消し線を引いてください。

あなた自身のためにならない、思い込みは、例えば以下のようなものが挙げられます。

○○は、あなたの家族かもしれないし、そうでないかもしれません。いずれにせよ、全ての人は、自分自身の幸せのために生きることが再優先であるべきなので、他の誰か喜ばしたり、安心させたりするのは、あなた自身の幸せとは、切り離して考えましょう。もちろん、他の人のためになることは、自分自身のためにもなることです。より多くの人を喜ばせる方が、自分自身も豊かになれるということは事実です。しかし、その前に、まずは、あなた自身が幸せになる必要があるので、このワークで赤線をひいて、取り消し線をつけてください。

人と比べられたり、比べたりしても、あなたの幸福度は上がりません。誰かと競争することは、モチベーションは上がるので、一時的に結果がでるかもしれません。しかし、上には上がいるものです。永久的に、誰かと比較し続けて猛進しても、最後はあなたが疲弊しまうだけです。

他人も社会も、あなたが考えると程、あなたのことなど見ていません。法律に反すること、反社会的な暴力行為を行う、と言うようなものでもない限り、他者の目や世間体を気にする必要はありません。

この社会で、絶対に○○しなければいけない、といようなものは一つもありません。それは、あなたの誤った思い込みにすぎません。

さて、結果はでどうでしょうか?

帰りたいという気持ちのリスト、帰りたくない気持ちのリスト、どちらに赤線がひかれましたか?

ここまで、作業を進めていけば、おのずと年末をどうすごすべきなのか、かなりはっきりしてきたと思います。自分自身の気持ちに正直になって、赤線が引かれていない方の気持ちに従いましょう。

もし、帰りたくないという気持ちを優先するとしたら、最初に書いて、顕在意識のリストから、適当な理由をピックアップして、帰りたくないと伝えればOKです。理由は何でもよいのです。あなたが、自分の気持ちに従っているということが、最も重要です。

とはいえ、まだ、もやもやしたり、結果に納得がいかないな、とか思っていませんか?

もしそうだとしたら、さらに内省してみましょう。

今度は、以下のような記述のものに、青線で取り消し線をひいてみましょう。別に青でもなくていいですが、最初にひいた取り消し線とは、違う色で取り消し線をひくのがポイントです。

感謝するという感情は意味のあるものですが、ここでは、感謝しなければいけないと、義務感にかられているかどうか、ということがポイントです。感謝という感情は、自然にわいてくるから、意義があるのであって、あなたがもし何かに感謝しなければいけないと、思っているとしたら、それは単なる義務感にすぎません。

親孝行というのは、本質的に、あなたを幸せにする行為ではありません。そもそも、あなた自身が幸せになることが、もっとも重要な親孝行なのです。

青線が多かった人は、年末年始に帰らないことで、罪悪感を感じています。だから、帰らないということにさえ、抵抗を感じているのです。

罪悪感を感じることは、悪いことではありませんが、罪悪感や義務感は、あなたを幸せにはしません。

今回のワークでは、自分自身が罪悪感を感じていると、きづくことだけでも大きな成果があります。普段は考えたこともない潜在意識は、その状態を知るだけでは、大きく変化することもあります。罪悪感を抱く理由や原因は、人によって様々なので、気づいただけでは、変化しないこともよくあります。しかし、何も気づかないよりかは、何らかの気づきがあった方が、気持ちが楽になっていると思います。なぜなら、潜在意識は、あなたが受け入れらない事実については、その事実は、あなた自身には知らされないように、決死の覚悟で、ガードしているからです。

一年に一度しかない、年末年始の休みを、どのように過ごすかは、完全にあなたの自由です。自分の気持ちに正直になって、よいお年をお迎えください。

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