四柱推命,  数秘術,  西洋占星術

2024年 自民党総裁選を占う (1) 高市早苗氏

9月28日に行われる自由民主党総裁選挙の有力候補を占います。今回は高石早苗氏の運勢をみます。

高石氏は、1961年3月7日の生まれで、生まれた時間は分かりません。最初に数秘術でみると、運命数が9、外面をあらわすパーソナリティが3、内面をあらわすソウルナンバーが9で、全体でみると、奇数が多い、というよりも偶数がありません。奇数は男性性、偶数は女性性をあらわしますが、とても男性らしい女性です。

とくに、9と3が目立ちますが、9は物事を完成させて、終結させる数値で、3はこどものような純真さで、好奇心を発揮して、創造性をはぐくみます。少々、矛盾があるような組み合わせですが、9は物事を終えたあと、世俗的な価値観をはなれて、あらたな理想を追求しようとします。9の良さを生かすのであれば、ある程度、自由民主党が壊れてから、立て直すような役目を担った方が、彼女の実力が発揮できるような気がします。あまり、従来の価値基準に縛られて、活動を制限されるような環境に身を置くと、本人自身が、窮屈さを感じるでしょう。

命式を三柱でだしてみると、日柱が、己亥、月柱が辛卯、年柱が辛卯です。空亡でざっくりと運気の流れをみると、辰巳空亡のマイナスになるので、辰年である2024年、巳年である2025年は空乏にあたる年で、今年から、2026年までは、運気の低迷期になります。

空乏のある運気の低迷期に、総裁選をのりこえるのは、可能性として少し難しいですが、もう少し多角的に見ていきたいと思います。高市氏の場合は、テレビ朝日のキャスターになった1989年も、己巳の年で空亡中、女性として初めて、自民党政務調査会長に就任した2012年も辰年だったので、必ずしも、空亡だから運気が低迷するというわけでもないようです。むしろ、運気の転換期のような節目になるような、重要なポストについているような気もします。

続いて、西洋占星術でみます。太陽が魚座、月と海王星が蠍座、火星が蟹座にあり、水星座に配置された天体が目立ちます。自分では意識できない、潜在意識にある感情や欲求を、上手く自分自身の活力に昇華させることの出来る人です。人々の気持ちを、楽しく明るい方向に導くことができ、多くの人たちを熱狂させるような演出や見せ方も上手です。

さらに、土星と木星が山羊座で接近しています。土星と木星が重なることは、約20年周期で起こる、重要な天体イベントです。ブレーキとアクセルを起用に操ることができる人で、物事の本質を見極めながら、広い視野で先を見通す能力があります。多くの選択肢に恵まれ、目的に対する実質的なアプローチが上手です。

とくに、土星と木星の配置が、山羊座の終わりの度数で、水瓶座にかなり近い位置にあるということが、今の時代と合致しています。山羊座という地の星座で、実質的な確固たる手法をとりつつも、次の水瓶座という星座も見据えて、より広い視野からの情報にアクセスして、飛躍しようとしています。

選挙当日の経過図と、出生図を重ねてみるとわかりますが、経過図の冥王星が、出生図の木星と土星にのっています。時代の変遷を操ろうとする冥王星から、大きな援護をえられる配置です。冥王星は現在、海王星と天王星とも小さな小三角形を描いていて、協力的な角度をとっています。必然的に、これらの外惑星からの力も、大きな味方につけることができます。

さらに、経過図の金星は、出生図の海王星にのっていて、金星は出生図の冥王星とも協力的な角度です。金星は女性からの根強い人気、サポートをあらわします。高市氏の高い理想を求めようとする真摯な志を、尊重する人々は多いはずです。

一方、経過図の太陽と水星が、蟹座にある出生図の火星と緊張の角度です。出生図の水星も経過図の天王星と緊張の角度をとっているので、今回の総裁選では、水星との相性がよくありません。水星は情報やメディアをあらわします。高市氏が本来意図しようとしていることが、メディアによって婉曲されたり、正しく伝えられなかったり、もしくは他の候補者と比べて、扱いが少なかったり、高市氏にとっては、少し不利な状況が続くかもしれません。

ホロスコープからみると、高市氏の聡明さ、理想の高さ、潔さよさなどが、上手に生かされそうな、よい配置と言えます。これが、通常の衆院選挙とかなら全く心配いらないのですが、女性初の総理を目指す、自民党総裁選となると、少し話が違います。人気も力もあるのですが、後一歩のところで、及ばないかな、少し惜しいなという感じです。

ブログランキングに参加しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です