数秘術,  西洋占星術

2024年 自民党総裁選を占う (2) 石破茂氏

9月28日に行われる自由民主党総裁選挙の有力候補を占います。今回は石破茂氏の運勢をみます。

石破氏は、1957年2月4日の生まれで、生まれた時間は分かりません。最初に数秘術でみると、運命数は1、外面を表すパーソナリティーが9、内面を表すソウルナンバーも9、ディスティニーナンバーも9で、9が目立ちます。過去数と未来数は、4と6ですが、それ以外の数値は9と1で占められているという、とても偏った結果になっています。

数秘術は、1から始まって9で終わります。9が終焉と完成の数字であり、1は、物事をスタートさせる数値です。物事のスタートと結果を重視するというような、潔さが感じられる、パーソナリティーです。もし、石破氏が本気を出したら、全ての物事を刷新して作り変えていくような、パワーがあるでしょう。

石破氏の生年月日、2月4日というのは、東洋の占いをするものにとっては、頭の痛い日付です。2月4日は、月の切り替わりの日であると同時に、年の切り替わりでもあります。2月4日の何時に生まれたのかがわからないと、正確には、生まれた年と月が判別できません。1957年の2月の節入りは、午前10時55分です。もし、石破氏が、この時間より早い時刻に生まれたとしたら、占い的には1956年1月に生まれたとみなされます。逆に、この時間より遅い時刻に生まれたのであれば、プロファイル通り、1957年2月の生まれとなります。

数秘で、9と1の数を多くもっている石破氏が、ちょうど、東洋のサイクルでも、一年の終わりと始まりの日に、生まれているというのは、ちょっと感慨深いです。

出生時間がわからないので、今回は正確な命式をだすことはしませんが、空亡だけで、両方の可能性を含めて、簡単に運気の流れをみます。まず、午前10時55分よりも早い時間に生まれた場合は、石破氏は、木星人のプラスの運命星となります。

木星人のプラスであるとすれば、年ごとにみる年運では、2021年から2023年までが、運気の低迷期で、今年から、低迷期を抜けて、運気は上昇します。しかし、6年ごとにみる年代運が、2023年から低迷期に入っているので、なかなか絶好調とはいかないかもしれません。安倍政権の後半、2018年から2019年までは、年代運でみても、年運でみても、人生において、もっとも運気の恩恵をえやすい、絶好調の時期になっています。

続いて、10時55分以降に生まれた場合の運気をみます。この時間帯に生まれた場合、石破氏の運命星は木星人のマイナスになります。どちらも、木星人で人気年生まれなので、大きなカテゴリーでみたときのパーソナリティーはかわりません。社会的な安定を重視する人で、大きな冒険をする人ではなく、政治家として、人気も得やすい、恵まれたポジションにつけます。

木星人のマイナスの場合は、6年ごとにみる年代運では、2028年まで幸運な時期が続きます。一方で、年運では、2022年から2024年までが低迷期で、来年以降に、運気が徐々に上昇していきます。総裁選にでて、よい結果をえられるとすれば、来年以降がねらい目ということになります。

生まれた時間にかかわらず、空亡でみた限りでは、今年の総裁選は少し厳しい感じになるかもしれません。来年からは運気は上昇するので、今後のチャンスを狙った方がよさそうです。

次に、西洋占星術でみます。特徴的なのは、山羊座の金星、乙女座の海王星、獅子座の天王星、牡牛座の火星という、4つの星座の間で、正四角形を描く、グランドクロスとよばれる複合アスペクトができています。グランドクロスは、山羊座ではなくて、水瓶座と乙女座、獅子座、牡牛座でできるのが、本来の配置なのですが、金星が山羊座の終わりの角度にあるため、少し、崩れた形の正四角形になっています。

グランドクロスは、すべての星が緊張を伴う関係性のため破壊的になってしまう可能性もありますが、それぞれの星の良い面を使うことができれば、とても建設的に作用します。基本的には、不動宮の星座でささえられている四角形なので、いかなる状況でも、自分の信念を貫き通せる強さがあるので、周囲からの信頼感をえられると、絶対的な強さを発揮することができます。

天秤座の木星が、金星と天王星に対して、協力的な角度をとっていることも重要で、一見風変りで、過激にみえるような事柄でも、実質的な成果を考慮しつつ、安定的で繁栄をもたらすように、取り計らうことができます。

海王星と火星は、対立する角度にあるので、夢見がちで、根拠のない浮ついた言動については、毛嫌いする傾向があります。しかし、冥王星が海王星と火星に、調停の角度をとっているので、自分自身の意にそぐわないことであっても、粘り強く交渉し、穏便に物事をまとめる能力をもっている人です。

続いて、出生図と選挙当日の経過図を重ねてみます。出生図で、山羊座と水瓶座の境にいた金星がポイントで、この金星と経過図の冥王星が非常に接近しています。不動宮と活動宮のはざまで、グランドクロスを不安定にさせていた金星と、現在、水瓶座と山羊座の間を移動している冥王星が重なるのは、とても印象的です。高市氏と同様に、冥王星から援護をえられる人であることは、間違いありません。冥王星は現在、海王星と天王星とも小さな小三角形を描いていて、協力的な角度をとっています。必然的に、これらの外惑星からの力も、大きな味方につけることができます。

一方で、経過図の月は太陽の反対側にあり、緊張の角度です。月は一般大衆をあらわし、人気運を象徴します。総裁選は、間接選挙なので、国民の人気は直接関係ありませんが、政権を担う上で、国民の支援は必要です。さらに、経過図の土星と出生図の土星が緊張の角度です。これは、何か、石破氏の手の及ばないところで、越えられない障害があるような配置です。

ホロスコープからみると、石破氏の粘り強さ、潔さ、サポート運の強さなどが、あまり生かされないような配置になっているが、少し残念に思います。本当に石破氏の良さがいかされるのは、今回の総裁選ではなく、来年以降に新たなチャンスが訪れるかもしれません。

ブログランキングに参加しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です