四柱推命,  西洋占星術

宇野昌磨氏を占う

引退表明をした、フィギュアスケーターの宇野昌磨氏を占います。ジュニア時代、さらにはノービス時代からも、長くトップスケーターと走り続けた選手なので、引退報告を残念に思っている人も多いと思います。また一人、華のある選手が競技リンクを去るのかなあと思うと、ちょっと寂しいですね。

では、最初に西洋占星術でみます。宇野選手の生年月日は、1997年12月17日で、生まれた時間はわかりません。ホロスコープは、アストロシークで作成しています。

山羊座と水瓶座の境界付近に、海王星、火星、金星、天王星の4つの星が集中しており、これらの星と、冥王星と月が角度をとっています。山羊座と水瓶座の境界付近には、現在、冥王星が鎮座しているので、時代の変革を促す、冥王星に大きく人生を、後押しをされているときと言ってよいでしょう。

出生図の冥王星も、この4つの星たちと、調和の角度をとっているので、経過図の冥王星の後押しを、しっかりと感慨深く受け入れているような感じです。

山羊座は、組織や社会での成功を意味するので、海王星と火星は、成功をへるために大きな野望をもち、並外れたバイタリティーで夢をつかもうとする人です。一方、水瓶座は束縛をきらい、自由奔放な精神を重んじます。水瓶座が象徴することは、山羊座の価値観とは真逆なのですが、水瓶座の金星と天王星は、自分自身が楽しむために考えたことが、周囲にも大きな影響を与えたりして、異なった価値観がよい循環を生み出すことも示唆しています。社会的な名声と、個人的な面白さを共存させることができる、幸運な星回りです。

これらの星たちと、獅子座の月が、対立の角度をとっています。獅子座の月は、自分らしさを追求しようとする、内面的な欲求をあらわしています。現実はとてもうまく物事がまわっているのに、自分自身が志す理想が、本当の自分の本心によるものなのか、という葛藤が生まれやすくなるでしょう。ありのままの自分自身を、自然に受け入れて、表現できるようになることが重要です。

続いて、東洋の占いでみます。

最初に空亡だけて、ざくっとみます。生まれた時間がわからないので、三柱だけですが、日柱は癸巳、月柱は壬子、年柱は丁丑です。日柱が癸巳なので、火星人で、年柱が丁丑なので、火星人のマイナスです。空亡で占い方法について、こちらを参考にしてください。

6年ごとにかわる、年代運でみると、火星人は10代のころに、運気が好調なので、アスリートに多いと言われています。確かに、60代になってから、運気が好調になっても、アスリートとしてやっていくのは、大変そうです。しかし、火星人なら、必ずしも強いアスリートになれるというわけでもないし、火星人でなくても、アスリートとして有名になる人は、たくさんいます。

日主に壬や癸をもつ人は、結果にこだわる人が多いので、壬、癸をもつアスリートは多いです。なかでも、癸巳を日柱にもっている有名なアスリートは、浅田真央さんです。宇野選手は、5才のときに、浅田真央さんに誘われてフィギュアスケートを本格的に始めたと言われています。お互い、子どもだったと思いますが、直感的に感じるものがあったのではないかと思います。

宇野選手の現役時代の成績から、空亡でみていきます。必ずしも、成績がよかったら、運気がよいとは言い難いのですが、まずは、6年ごとの年代運でみます。宇野選手は、火星人のマイナスなので、6才から23才までの18年間、結果がでやすい収穫の時期になっています。ノービス、ジュニア時代から、とても注目されていた選手なので、まずは運気どおりと言いて良いと思います。

一方で、年ごとにかわる年運では、あまり当たってないように見えます。2014年から2016年までは冬の時期で、運気が低迷しやすいのですが、実際には、2014年から2015年のシーズンに、かなり大きな飛躍を遂げています。

2014年は、ジュニア時代の最後のシーズンだったのですが、この年には、体が大きく成長したことも幸いして、それまで飛べなかったトリプルアクセルが飛べるようになったり、4回転ジャンプを成功させたりしています。ジュニアグランプリファイナルと、ジュニアの世界選手権で優勝しています。とても、低迷しているとは言い難い、華々しい結果です。

もう少し、五行バランスを中心に、四柱推命でみてみます。

水のエネルギーをあらわす、癸、壬をもち、丑、子も、水の要素が強いので、全体として、とても水のエネルギーが強い命式です。ただし、水だけではなく、時柱に何をもっているかによって、火の要素、あるいは木の要素を強くなるという、状況によって、変化しやすい命式でもあります。

時柱によって、変化しやすいのと同時に、年ごと、大運ごとの干支によっても、影響をうけやすいです。時系列な五行の変化をみると、以下のようになります。

ちょうど、宇野選手が、大きく飛躍した2014年に、大運が甲寅に変わっています。さらに、引退を表明する直前、2024年の4月に、大運が甲寅から乙卯へと変わります。ちょうど、四柱推命の大運がかわるごとに、ぴったりと人生において、大きな節目を迎えていることは、とても興味深いと思います。

甲寅乙卯も、木のエネルギーが強い干支なので、大きくは変わりません。おそらく、現役の選手を引退しても、2034年くらいまでは、リンクの上でスケートを続けていくのではないかと予想できます。

乙卯は、甲寅に比べると火のエネルギーが弱く、かわりに木のエネルギーが強くなっている干支です。しかし、年運をみると、2025年から2027年までは、火のエネルギーが強い状況が続きます。火のエネルギーは、日主が癸である宇野選手にとっては、財の星にあたります。財星は文字通り、お金のエネルギーにあたるので、新しい仕事をはじめたりするのにもいい時期です。男性にとっては、恋愛や結婚を意味する星でもあるので、プライベートの生活を充実させるのもいい時です。

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