四柱推命

パリ五輪メダリストの運勢を空亡でみる (1)

パリ五輪のメダリストの運勢を、空亡を中心に検証してみたいと思います。今回のオリンピックでは、日本のメダルの数は、金メダル20個、銀メダル12個、銅メダル13個と、大健闘でした。日本人のメダリストを中心に、約70名の生年月日から空亡を割り出して、運命星ごとに、何らかの傾向がみられるかざくっと考察します。

最初に断っておきますが、運勢の吉凶は、必ずしもメダルがとれるかで、判断できるものではありません。本人にとって、何を幸福と感じるかは、その人しかわからないことであり、メダルの色や取得数だけで判断するのは、本来はあまり望ましくありません。今回は、あくまでも、占いの精度を検証するための、一つの客観的な指標として、考察しているだけなので、そのことを考慮に入れたうえで、参考にしてください。

運命星は、日柱の空亡の種類によって、6つのグループに分類できます。年と年が空亡になる、水星人年と年が空亡になる木星人年と年が空亡になる月星人年と年が空亡になる火星人年と年が空亡になる金星人、そして、年と年が空亡になる土星人です。さらに詳しい、空亡による運勢のみかた、運命星の出し方については、こちらを参考にしてください。

6つの運命星は、さらに、生まれた年の12支によって、陽 (プラス)と陰 (マイナス) のタイプに分かれます。生まれた年がの場合はプラス、の年は、マイナスになります。プラスの人は、空亡による運気の影響が一年前からあらわれ、マイナスの人は、逆に一年遅くまで影響します。例えば、水星人プラスの人は、年の前の年、年から年までが運気の低迷期となり、水星人マイナスの人は、年から、年の次の年、年までの3年間が、低迷期となります。

水星人 (子丑空亡) のメダリスト

水星人は、ちょうど、2021年の年、東京五輪のときに空亡をむかえて、苦しい冬の時代を経験してきたグループです。プラスのグループは、今年は、決定の年、マイナスのグループは成長の年で、苦しかった冬の時期を乗り越えて、これから運気が昇り調子になるときです。

プラスの水星人は、柔道の角田夏実選手、髙市未来選手、村尾三四郎選手、体操の谷川航選手、萱和磨選手、陸上の北口榛花選手、レスリングの元木咲良選手、スケートボードの堀米雄斗選手と多くのメダリストがいます。今年は決定の年なので、今年決定したことは、今後の人生を左右する、大きな影響力をもちます。今回のオリンピックが初めてという人は、今回のメダルは、大きな今後の人生において、大きな一歩となるでしょう。北口榛花選手は、日本人選手がマラソン以外の陸上の種目で金メダルをとるのは初めてとなる、大きな金メダルで、今後も安定的な活躍が期待できそうです。

一方で、東京五輪も出場した選手にとっては、今回のオリンピックは前回のくやしさをはらす、よい機会となったと思います。体操団体の谷川選手、萱選手は、東京五輪のときは銀メダルでしたが、今回は、中国選手のミスにも助けられ、幸運にも金メダルをとることができました。

水星人の体操選手は、比較的多く、今回は出場していませんが、内村航平元選手も水星人プラスです。東京五輪のときは、メダルを期待されながらも、予選で敗退するという予期しない結果に終わりました。少なからず影響はあったのではないかと思います。

一方、マイナスの水星人のメダリストは、今回のオリンピックでは少ないです。競泳の400メートル個人メードルで銀メダルをとった、松下知之選手が、唯一のメダリストです。

日本人選手ではありませんが、アメリカの体操選手。個人総合で金メダルをとった、シモーネバイルス選手は、水星人マイナスです。内村氏と同様に、個人総合を何年も連覇している、体操界のレジェンドですが、この二人の選手が、同じ運命星というのは、興味深いです。彼女も空亡時に東京五輪を経験しましたが、精神的なストレスにより、途中で団体決勝を棄権しました。その後、2年の休養を経て、2023年、開拓の年から競技を再開、今回のオリンピックでは、休養期間などまるで何もなかったかのような活躍です。

土星人 (戌亥空亡) のメダリスト

土星人のプラスは、今年は人気の年で、その名の通り、人々の注目を集め、活躍しやすい幸運期です。人気の年は、細木数子氏の六星占術では、人気の年は、達成とよばれて、12年の中でも運気が強い年と位置付けられています。今回の五輪メダリストでは、土星人のプラスの人は、柔道の阿部詩選手、卓球の早田ひな選手、バトミントンの東野有佐選手、フェンシングの山田優選手、江村美咲選手、セーリングの吉岡美帆選手、ゴルフの松山英樹選手、馬術の大岩義明選手、田中利幸選手と多くのメダリストがいます。ただし、金メダルをとった人はおらず、卓球の早田ひな選手が団体で銀、フェンシングの山田優選手がエペ団体で銀、セーリングの混合470級で吉岡選手が銀メダルをとっています。早田選手は、個人でも銅メダルをとっています。その他、フェンシングのサーブル団体で江村選手が銅、馬術総合団体で銅、バトミントンの東野選手が混合ダブルスで銅、ゴルフの松山選手が銅メダルです。

総合馬術団体は、銅メダルとなりましたが、この種目で日本がメダルをとったことはないので、歴史的な快挙となりました。平均年齢が41才で「初老ジャパン」という、相性がつけられて、メディアでも注目されました。おもしろいことに、チームメンバー4人のうち、大岩選手と田中選手は、二人とも日柱が壬申で同じです。このように、団体種目で、同じ日柱を持っている人が重なるということはよくあります。例えば、リオ五輪の体操団体で、日本が金メダルをとったとき、5人のメンバーのうち、3人の日柱が癸巳でした。ただ、体操選手に、癸巳の日柱がずば抜けて多いというわけではなく、ただ単に、その時のチーム構成で、同じ日柱がまるで、ひきつけ合うように一緒になるようです。

一方、土星人のマイナスは、健康の年で、体調を崩しやすいことに注意が必要な年とされ、六星占術では、小殺界に分類される年回りで、やや運気が低迷するときです。しかしながら、土星人のマイナスには、多くの金メダリストがいて、メダルの色だけでみるのであれば、今年の運気はかなりよさそうです。柔道の永瀬貴規選手、レスリングの文田 金一郎選手、樋口黎選手、櫻井つぐみ選手、スケートボードの吉沢恋選手が、それぞれ金メダルをとっています。

また、テニスで金メダルをとった、ジョコビッチ選手も土星人マイナスです。四大大会 (全豪オープン、全仏オープン、ウインブルドン、全米オープン) を全て制覇する偉業、生涯ゴールデンスラムを達成、37才での金メダル獲得は、テニスがオリンピック競技に復活したソウルオリンピック以降の最年長記録です。

銀メダルは、セーリングの混合470級で岡田奎樹がとっています。パートナーである吉岡選手と同様に、岡田選手も土星人です。銅メダルは、柔道の橋本壮市選手、馬術の戸本一真選手がとっています。総合馬術団体では、4人中3人までが、土星人です。土星人は概して、団体行動が苦手とされますが、土星人同士のペア、グループは、なかなか絆が強そうです。

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