四柱推命,  西洋占星術

斎藤元彦兵庫県知事を占う

内部告発文書問題で、パワハラ疑惑を問われている兵庫県知事、斎藤元彦氏を占います。斎藤氏の生年月日は、1977年11月15日、出生時間はわかりません。

最初に数秘でみます。外面をあらわすパーソナリティーが1、運命数が5、内面をあらわすソウルナンバーが7です。1、5、7という奇数がめだちますが、未来と使命をあらわす値が8です。自分自身の気持ちに、もっとも忠実に行動する人で、自分のアイデアを大事にして、緻密な計算も得意、仕事の上で、確実に結果をだそうとします。

奇数が多いので、他者との関係を重視する偶数が少なく、パワハラ気質といえなくもないです。しかし、必ずしも、1と5と7、さらに、8が 揃うと、パワハラになるかというわけではなく、数秘がもっている特徴が、悪い方向に働いたときには、注意が必要だということです。

さらに、出生時間はわからないので、三柱だけで命式を出してみると、日柱は丙子、月柱が辛亥、年柱が丁巳です。丙と辛の二つの干がそろうと、干合といって、他の五行に変化することがあるので、かなり難しい命式でもあります。子と亥という水の要素が強い支をもっているので、丙と辛は、火と金のエネルギーをもっているので、干合によって、水の要素にかわると、ここでは判断します。

従って、三柱だけでエネルギーのバランスをみると、以下のように、水のエネルギーがとても強くなっています。日干は丙なので、斎藤氏にとって、水は官星になります。官星は、自分を攻撃してくるエネルギーで、西洋占星術で例えるならば、土星のような星です。自らを律し、自分自身にも他人や社会にも厳しく、とことん正義と理想を追求します。官星は、本誌的には、政治家や公的な立場の仕事をする人に、最もむいている星でもあります。

10年ごとの運気をあらわす大運をみると、2010年3月からは丁未、2020年の3月から10年間は丙午で、とても火のエネルギーが強い時期になっています。斎藤氏は、水のエネルギーが強い人なので、火と水は真逆のエネルギーで互いに反発しやすく、ストレスがたまりやすく、精神的なコントロールが難しいときです。もともと、命式に丙と辛の干合があり、運気が安定しにくい特性をもっているので、よき参謀や、パートナー、身近な人とよい関係をことが、非常に重要です。

2024年の年運は甲辰で、木のエネルギーが高い年です。本来木のエネルギーは、水の力を弱めて、火のエネルギーをサポートします。木は印星という自分を援護するエネルギーであるし、自分を攻撃してくる水を弱めて、自分自身の星である火のエネルギーを強める木は、本来なら、斉藤氏の強い味方です。しかし、誰が味方なのか、判断を見誤ると、その運気にのることができません。日常的に、周囲の人との関係性が薄いと、組織の中でも孤立してしまうので、運気がよくても上手く使えないのです。

次に、空乏で運気をみると、日柱が丙子で、年干が丁なので、空亡で運勢をみると、斎藤氏は、金星人のマイナスです。金星人は著名な政治家にもっとも多く、金星人マイナスの人は、18才から35才までの、キャリアの土台を固める若い年代で、運気が強いのが特徴です。

年運をみると、空亡の年にあたる酉年と申年、そして戌年の3年間が、運気の低迷期ですが、現在は、油断の年で、決して悪い時期ではありません。6年ごとにみる大運が令の時期あたり、少し注意が必要ですが、来年以降は運気に恵まれる幸運期でもあり、今年一年をのりこえれば、逆行を跳ね返すことも出来るかもしれません。現在は、自分を含めて、人間関係の浄化をするとき、そのように割り切って、自分自身を内省してみるといいでしょう。

続いて、西洋占星術で出生図をみてみます。太陽が蠍座で、他にも天王星、金星と、蠍座にもっとも星が集まっています。木星も蟹座にあり、全体的に水星座の星が目立ちます。蠍座は、ものごとをとことん追求して、極限まで執念深く実行しようとするので、少しくらいの困難に直面しても、諦めることはないでしょう。

月が山羊座に入っているので、仕事を仕事として割り切ることが難しく、感情でものごとを判断してしまいがちです。その月に、天秤座にいる冥王星が緊張の角度をとっているので、自分勝手なわがままも度が過ぎると足元がすくわれることになるでしょう。

次に、県知事に就任した、2021年8月1日の経過図を、出生図に重ねてみます。選挙の日のホロスコープではなくて、県知事に就任したときの経過図です。厳しいアスペクトもありますが、サポートを受けられて、思わぬ結果をえられそうな、配置も目立ちます。

経過図の木星が、出生図の土星の反対側にあり、既存の利権構造に踏み込んで、政治の透明性や効率性をあげようと、意欲的に取り組んでいく姿勢が期待できます。しかし、出生図の土星には火星がのっていることもあり、新しい知事の方針に、真っ向から反対する勢力も、それなりにあるでしょう。

出生図でも経過図でも、天王星の動きが目立っており、よくも悪くも、予期せない方向性にものごとは進みそうです。出生図の天王星、経過図の火星、出生図の土星、経過図のキロン、これらの天体が、ヨッドとよばれる複合アスペクトをとっており、課題をこなすためには、大きな試練があることを示しています。しかし、ヨッドというアスペクトは、試練をのりこえられだけのサポートがあることも同時に示しています。

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