2026年10月11日 天秤座の新月
2026年10月11日、天秤座で新月を迎えます。天秤座は、秋の始まりをあらわす活動宮で、バランスと調和をもとめ、公平で平等な関係を築くことを求める星座です。新たな人間関係を構築していく契機となりそうな新月です。
9月11日の新月図では、海王星を頂点としたカイトが描かれていました。その後の9月27日の満月図では、天王星、冥王星、太陽で作られるグランドとライン、さらに、海王星、土星、月、火星を巻き込んだ形で描かれるミスティックレクタングルが作られており、力強い星の配置が続いています。
10月11日の新月図では、外惑星と火星によって、小三角形が二つ重なる台形ができており、その反対側には、火星、冥王星、水星、金星によって、直角三角形が描かれています。火星と冥王星という、二つの凶星が目立った配置となっており、少し緊張感を伴う配置です。
9月11日の日本の新月図では、海王星がICの上にのっていました。海王星は海をあらわす星であり、水の災害を連想させる星です。9月の降水量は、統計を始めた1946年以降で最も多くなり、東京では1日まで36日連続の雨となりました。
満月図では、ICに金星がのっており、10月以降は、水の災害はひとまずおさまりそうですが、国土の状態をあらわすICに、重要な星が集中する状況は続いています。日本という国の土台、基盤を意識する時期と言えそうです。
日本の首都、東京では、10月11日、深夜、0時50分に新月を迎えます。10月11日の新月図では、ICに金星と水星がいます。この2つの天体から、緊張の角度をとりながら、火星と冥王星が配置されています。金星は満月図でもICにのっていましたが、そこに水星が加わり、さらに、冥王星と火星との角度が、よりタイトになっているのが、新月図の特徴です。

冥王星は、軍事や医療をあらわす6ハウスにいて、火星は裏社会、陰謀、テロなどをあらわす12ハウスです。今まで、根拠がない噂や陰謀だと思っていたことが、かなりの信憑性をもって受け入れられることによって、人々の信念や基本的な価値観が揺さぶられそうです。国の政策に不信感を抱いたからと言って、デモや暴動が起きたり、表立って不平不満を述べることはないかもしれませんが、人々はひそかに、今までの信じていたものに、見切りをつけていきます。
例えば、ICには不動産や土地という意味もあるので、今までは真面目にコツコツと働いていれば、誰もが家を買えて安定的な家庭がもてたのに、もはやその理想は非現実的なものとなり、今まで当たり前と思っていた価値観を疑うという感じです。
一見して、夢も希望もなくなり、殺伐とした世界観のように見えますが、1ハウスのアセンダントのそばには、木星がいて、その木星は、太陽と月に対して、協力的な角度をとっています。新しい人間関係、社会的な公平さを構築することは、国や国家にとって、大きな希望の星なのです。6ハウスが象徴する、日々の糧を得るために、ただ単に、誰かに管理されながら行われる行為を見直し、獅子座の木星らしく、より自分らしく生きる術を得ることを、施されているような配置です。
続いて、アメリカの新月図をみます。アメリカの首都、ワシントンDCでは、10月10日、午前11時50分頃、新月を迎えます。アメリカは11月3日に中間選挙を控えているので、これからの2年間の国政を左右する、重要な新月期間です。政党と議会を象徴する11ハウスに、金星と水星が入っており、この二つの星に対して緊張の角度をとっている火星が8ハウス、冥王星が2ハウスに入っています。

2ハウスと8ハウスは、お金をあらわすハウスです。トランプ大統領は、共和党が中間選挙で上下両院の多数を維持できた場合に、1人あたり5000ドルを支給するという成約を掲げていますが、この政策の財源をどうするのか、具体的なお金の問題に焦点が当たりそうです。
冥王星は破壊と再生をあらわし、ぎりぎりの状況から、一発逆転をねらうような底力があるので、財源としては、なんとかなりそうな感じではあります。その一方で、太陽と月は10ハウスで、獅子座の木星は8ハウスと9ハウスの境界線にいます。選挙のためのバラマキ政策に対して、圧倒的に与党が優位になる立場や、公平性や民主主義的な正義感など視点において、批判も強くなりそうです。
この新月期間は、火星と冥王星という二つの星の中間地点にいる、逆行している金星が鍵を握りそうです。金星は、10月25日まで蠍座にいて、10月26日の満月を迎えることには、天秤座に戻ります。蠍座に金星がいる間は、過去の出来事に対して、執着しやすくなりますが、天秤座に入ると、周囲とのバランスをとり、より人との調和を重視しようとする傾向にかわります。人々が新たな人間関係を構築するうえで、何を重視しているのか、ということを意識すると、社会的な動きを把握しやすくなる時です。