堀江貴文氏を占う (2)
前回に引き続き、堀江貴文氏を占います。今回は、西洋占星術でみます。
堀江氏の誕生日は、1972年10月29日で、生まれた時間はわかりません。太陽は蠍座で、山羊座の木星と安定的な角度です。自分自身がめざす理想を忠実に追い求めることで、社会的な信頼と豊かさをえます。
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最も、星が集まっているのは、天秤座で、天王星、火星、冥王星があります。とくに、天王星は火星とほぼ重なっており、双子座の土星と、協力的な角度をとっています。天秤座の天王星は、既存の概念にとらわれない、自由な人間関係やパートナーシップを好みます。それ自体は問題ないのですが、そこに双子座の土星が働きかけるので、自分が理想としている価値観を、いかに他人に上手く伝えるか、ということがポイントになってきます。
また、冥王星も射手座の海王星と安定の角度です。冥王星は海王星と、金星が水星とそれぞれ安定的な角度をとりながら、天秤座と乙女座の境界線、射手座と蠍座の境界線に、しっかりと陣取っているので、この4つの天体の働き方が、人生の鍵をにぎっています。冥王星と海王星は、社会的な世相をあらわす星なので、そこに、コミュニケーションをあらわす水星、人々を楽しませる金星がからんできます。社会的な流れを敏感にくみ取りながら、人々を魅了し、新しい価値観を伝えていくことで、社会的な運気がまわりだします。
順風満帆な人生を送ってきた堀江氏ですが、2006年のライブドア事件で、人生が一変します。当時の経過図と出生図を重ねてみたいと思います。
この日の星の配置だけをみると、正直、そこまで悪いことがおきる日のホロスコープには見えません。ただし、2005年から2006年にかけて、出生図の天王星、経過図の海王星と冥王星、そして経過図の冥王星の反対側にいる出生図の土星が、カイトという複合アスペクト描いています。天王星と冥王星は、動きが遅い外惑星なので、角度は緩くなることもありますが、この特徴的な星の配置は、1年くらい、長期にわたって続きます。
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出生図の天王星は、火星と重なっており、堀江氏の出生図の中で、最も影響を与えている星です。テクノロジーを武器にして、奇抜で斬新なアイデアを創り出していく、堀江氏のパーソナリティーを強力にサポートしているのが、天王星です。
この天王星を、経過図の天王星がサポートすることによって、より強いエネルギーを生まれます。経過図の天王星は、そのときの世相をあらわすので、まさに、時代のニーズと堀江氏のパーソナリティーが上手くマッチしていたときです。しかし、その天王星に、出生図の土星、経過図の冥王星がかかわることによって、堀江氏が本来やりたかったことが、妨害されてしまったような感じです。
ただし、西洋占星術でみるよりも、長期的な運気の流れに関しては、四柱推命で見た方が、はっきりわかるなあという感じがしました。ホロスコープは、ある特定のポイントでみた、一時的な運気の特徴はわかりますが、時間の区切りを設けて、区切りから次の区切りまでの運勢をみることはかなり困難です。
最後に、最近の星の配置を、堀江氏の出生図と合わせてみたいと思います。3月20日の春分の日の経過図と、出生図を重ねてみます。
出生図の冥王星と経過図の冥王星が、協力的な角度をとっている、とても力強い配置です。経過図の冥王星は、経過図の海王星と天王星とも、安定的な角度をとっているので、これらの外惑星を巻き込んだ、複合アスペクトを描くことになります。堀江氏本人でさえ、予想できないようなことに直面したり、変化の多い時期になりそうです。
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この春分図の星の配置だと、出生図の月がいい感じ角度をとっていて、経過図の海王星からとても強い恩恵をうけられそうです。ただし、月は動きの速い天体で、出生時間がわからないので、生まれた時刻によっては、ここまで、強い影響力のある配置にならないかもしれません。
これからの変化としては、木星と火星の動きに注目するといいでしょう。木星が双子座から蟹座に移動するとき、6月20日頃、運気が大きくかわりそうです。社会的にも少し閉鎖的な雰囲気が漂いような感じなるので、社会の動きに敏感に反応できるかが、重要なポイントになっていきます。