02 西洋占星術

2025年7月20日 参院選を占う (2) 自民党

7月20日に行われる参院選の行方を、各政党の代表の運勢を中心にして、占っていきたいと思います。今回は、自民党です。石破首相の運勢は、今までも何度か占ってきました。2月4日生まれという、年度の切り替えにあたる日が生年月日となり、生まれた時間によって、東洋の占いでは、結果が大きくかわってきてしまうという、占い師泣かせの生年月日です。同時に、数秘でみると、1と9を多くもっており、物事のスタートと結果を重視するというような、潔さが感じられる、パーソナリティーです。数秘で、9と1の数を多くもっている石破氏が、ちょうど、東洋のサイクルでも、一年の終わりと始まりの日に、生まれているというのは、ちょっと感慨深いです。詳しくは、こちらを参考にしてください。

西洋占星術でみると、少し、崩れた形の正四角形にはなりますが、山羊座の金星、乙女座の海王星、獅子座の天王星、牡牛座の火星という、グランドクロスとよばれる複合アスペクトができています。グランドクロスは、山羊座ではなくて、水瓶座と乙女座、獅子座、牡牛座でできるのが、本来の配置なのですが、金星が山羊座の終わりの角度にあるため、少し、崩れた形の正四角形になっています。

基本的には、不動宮の星座でささえられている四角形なので、いかなる状況でも、自分の信念を貫き通せる強さがあり、周囲からの信頼感をえられると、絶対的な強さを発揮することができます。ただし、最近の石破首相はどうでしょうか。国民からの信頼感があるかといわれると、かなり微妙です。もっとも、コメ問題にしろ、トランプ氏の関税交渉にしろ、とても石破氏個人の能力を超えている、もっと問題の根が深い、構造的な問題に要因があるので、ただたんに、石破氏がけが叩かれるのは、少し酷な気もします。こんな、困難な時期に、首相になってしまうなんて、運がいいのか、悪いのか、判断に苦しむところです。

続いて選挙が公示された、7月3日の日の経過図と、石破氏の出生図を重ねてみます。なかなか、厳しい選挙戦になりそうですが、星の配置は、とても力強いものがあります。

まず、経過図の外惑星が作る小三角形の頂点、土星と海王星に、出生図の月が重なっています。出生時刻がはっきりしていないで、月の位置は正確ではありませんが、例え角度が緩いとしても、この位置に天体をもっているのは、とても強いです。

さらに、出生図の月の反対には、出生図の木星があります。経過図の外惑星が作る小三角形に、出生図の木星が加わって、くっきりとしたカイトという複合アスペクトが描かれています。海王星は経過図の主役を演じる星なので、この海王星と出生図の木星が角度をはっきりとした角度をとっているのは、困難があっても、乗り越えられる可能性があります。

そして、出生図の天王星の反対側には、経過図の冥王星があります。海王星、月、木星が重要な軸を描いている一方で、こちらの冥王星と天王星の軸も見逃せない、重要な働きをしています。しかし、この冥王星は、出生図の火星、出生図の海王星とも緊張の角度をとっており、石破氏の出生図にある、グランドクロスの一角を担っています。

冥王星と火星という星がかかわっているこちらの配置は、かなり手ごわい状況です。本来、石破氏自身がもっている粘り強さが逆に仇となりそうな雰囲気があります。自分自身の主張に凝り固まってしまい、国民が本当に求めているものであるのか、見間違えてしまうと、本来の石破氏のよさを生かすことができず、空回りしてしまいます。

続いて、選挙当日の経過図に出生図を重ねてみます。天王星が双子座に移動したことにより、海王星と木星を軸にしてできていたカイトの角度がよりはっきりしています。さらに、天王星の上には、国民をあらわす月が重なっています。良くも悪くも、国民の意思がはっきりとする結果になるでしょう。

さらに、選挙の当日には、経過図の太陽と水星が、それぞれ進行方向に進み、太陽は出生図の金星の反対側、水星は出生図の太陽の反対側に移動しています。

経過図の太陽は、公的、社会的な評価を意味します。表面的な取り繕った、上辺だけのきれいごとは、選挙では裏目にでることになり、はっきりと否定されることになりそうです。人々の感情にうったえることで、選挙の結果をもとめても、計算高さが透けてみえると、逆に引かれてしまうような星回りです。

水星はコミュニケーションの星なので、経過図の水星が出生図の太陽と対立すると、判断力が鈍り、自分が意図していることが社会的に認知されにくくなり、神経質になりやすい状況に陥ります。一時的な思い付きやアイデアは、不利になりやすいので、注意が必要な時です。

このように、星の配置からみると、カイトという大胆で力強いアスペクトをとっている中で、石破氏自身の状況が社会的なニーズに答えられなくて、石破氏の本来の良さが生かされにくい、厳しい状況だと言えます。今までは効果的だったことが、今回の選挙では逆に裏目にでやすいので、人々が求めていることを、俯瞰的な視点から、冷静に受け入れることが必要なときです。

厳しい状況とは言え、星の配置は、必ずしも自民党の大敗で終わるということを意味しません。占いでみると厳しいけれど、何とか最低限の結果は残せた、というようなことは少なくないからです。次回からは、他の政党とその代表者の運勢も、順にみていきます。

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