2025年2月28日 魚座の新月
2025年2月28日に、魚座で新月を迎えます。1月29日、水瓶座で新月から、早くも一月間がすぎようとしていますが、この一ヶ月間で、かなりいろいろなことがありました。社会的な雰囲気もかなりかわってきて、2025年の新たな動きも少しわかってきたような気がします。日本は、水瓶座の新月期間は、オールドメディアの崩壊と、芸能界の話題が多かったように思いますが、この流れも、魚座の新月を迎えると、いったん落ち着きそうです。
日本の首都東京では、28日、午前9時45分ごろに新月を迎えます。一月前は、水瓶座に入っていた太陽、月、水星がそろって、魚座に移動します。24日に蟹座で火星が順行方向に向きをかえて、3月2日に金星が逆行をはじめます。この新月は、全ての天体が順行方向で迎え、物事が順調に進みやすい時期です。
そして、魚座にいた金星は、2月4日に牡羊座に入っています。魚座に太陽、月、土星、水星、海王星と、5つの星が集中し、11ハウスにこの5つの天体と金星が入ります。この新月期間のテーマは、議会、政党、国の行政機関など、実質的な行政がより密接にかかわってきます。
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木星は国家の主権者、すなわち国民をあらわす1ハウスにいて、太陽と月に対しては、緊張の角度、金星に対しては、安定的な角度をとっています。物価高の上に、税金や社会保障費もあがり、財布の中身はひもじくなる一方なので、さすがに何かおかしくない?何か間違っていない?と感じる人が増えそうです。今まで社会に対して従順で、他人に迷惑だけはかけたくないと考えていた人も、周囲の人や他人の目を気にせず、自分自身と自分の家族の生活を、もっと大事にしていこうとする、意識が強くなるときです。
アセンダントに近くには、牡牛座の天王星がいます。天王星は、テクノロジー、メディア、情報、を表します。情報を象徴する3ハウスには火星もいて、太陽と月に協力的な角度をとっています。天王星は、人々に、もっと革新的で、新しい時代にマッチした、価値観を促します。一方、3ハウスの蟹座にいる火星は、ありきたりのポジショントークや、政治的な建前論に、執拗に固執しつづけるような感じです。昭和の時代と同じようなこといっても、生活がそもそも成り立たなくなっているのに、ポジショントークしか言わない人に、いい加減、嫌気がさしてくる人々が増えそうです。
そして、MCの近くには冥王星がいます。冥王星は、全てのことを承諾して、状況を見守っているような感じですが、他の天体とは角度はとっていません。混沌としている現在の状況の、本当の原因が何であるのかは、社会的に見えにくい状況になっています。
続いて、アメリカの新月図をみます。アメリカの首都、ワシントンDCでは、2月27日、夕方の19時45分に新月をむかえます。魚座に太陽、月、土星、水星、海王星と、5つの天体が集まっている、星の並びを同じですが、これらの天体の集まりが、6ハウスに配置されています。
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6ハウスや軍事、雇用、医療などを象徴します。トランプ政権によって、具体的にものごと動いていく中で、もっとも影響がでやすい分野でもあります。ロシアとウクライナ、ガザ地区での停戦交渉、WHO脱退、予防接種の義務化の禁止など、新しい政権による、大きな決定事項が、注目をあびていくことでしょう。
また、6ハウスは公務員や行政機関など、公的な仕事をする分野をあらわす場所です。イーロンマスク氏による、FRBやUSAIDなど、既存の行政の無駄をなくそうとする改革も、魚座の絶大な援護をうけながら、大胆に進められていきます。
牡牛座の天王星は8ハウスにいて、水星と土星に対して、安定的な角度をとっています。8ハウスは、金融市場を表す場所なので、マーケットでは、テクノロジー関連の銘柄で、予期せぬ動きがありそうです。行き過ぎた相場には、土星が制御する感じなので、市場の予想に反して、大きく反落する場面があるかもしれません。
魚座は12星座の最後の星座なので、今までの価値観を一層しようとする、社会的な断捨離を決行するような、新月期間になりそうです。具体的に公務員の仕事をリストラしようとするアメリカに対して、日本は、財務省に対して、デモをしたり、実際にデモはしないけれど、意識としては国の行政機関に疑いの目をもってみるようになったります。
この新月期間を終えるころ、3月30日に海王星が魚座から牡羊座に移動します。牡羊座に移動した後、海王星は一度逆行して魚座に戻りますが、2026年1月27日に、最終的に牡羊座に入室します。そのころには、新しい行政組織や社会システムの枠組みが、うっすらとは見えてきそうです。2025年は、古い価値観が崩壊して、混沌とした一年になりそうですが、その「終わりの始まり」と言えるのが、魚座の新月期間です。