四柱推命

パリ五輪メダリストの運勢を空亡でみる (3)

パリ五輪のメダリストの運勢を、空亡を中心に検証します。今回は、月星人と木星人を中心にみていきます。

月星人 (辰巳空亡) のメダリスト

月星人は、年と年が空亡にあたるので、年である今年は、空亡による運気を直接うける年回りです。月星人でもとくにプラスの人は、年になるので、最も運気が低迷する年になります。

単純に考えると、令年で期待以上のメダルをとるというのは、とても困難なことなので、月星人プラスのメダリストは、それほど多くはありません。フェンシングの永野雄大選手が、フルーレ団体で金メダル、体操の杉野正尭選手が団体で金メダルを獲得しています。いずれも、団体種目になるので、他のメンバーの運気にも、影響をうけたことでしょう。

銀メダルは、高飛び込みの玉井陸斗選手がとっています。この種目で、日本人がメダルを獲得するのは、男女を通じて初めてのことなので、大健闘です。令年で、これだけ結果がだせるということは、本当に力ある選手と言ってよいと思います。

また、トルコの射撃選手、日本で「無課金おじさん」という相性で話題になった、ユスフディケチ選手も、月星人のプラスです。世界中で知名度があがり、人気がでたのはよいことですが、予期せぬ反響で、日常生活に影響がでたりしないようにした方がいいと思います。

一方、月星人のマイナスは、背信の年なので、プラスの令年にくらべると、まだ空亡による影響は少ない方だと言えます。人によっては、運気がよかった、昨年の影響をうけているので、あまり運気の低迷を感じない場合もあります。

月星人マイナスの金メダリストは、フェンシング、エペ個人でメダルを獲得した、加納虹輝選手、体操、団体でメダルをとった、橋本大輝選手がいます。加納選手は、東京五輪では、エペ団体で金メダルをとっていますが、個人での五輪メダルは、今回のオリンピックがはじめてです。エペ団体でも、銀メダルを取得し、充実したオリンピックだったようです。一方、橋本選手は、東京五輪では個人総合と鉄棒で金メダル、その後、2022年と2023年の世界選手権でも個人総合で優勝していましたが、今年とオリンピックは、けがの影響もあって、本来の力を出し切れなかったかもしれません。

その他、フェンシングのフルーレ団体で、上野優佳選手と菊池小巻選手は銀メダルをとっています。上野選手と菊池選手は、二人とも日柱が乙未で、同じです。さらに、バトミントンのダブルスで、志田千陽選手が銅メダル、レスリングの尾崎野乃香選手が銅メダル、馬術総合団体で、北島隆三選手が銅メダルをとっています。空亡中にもかかわらず、多くの選手がメダルを獲得しています。

「初老ジャパン」と呼ばれた、馬術総合団体では、4人のメンバーのうち、3人が土星人で、北島選手だけが、空亡中の月星人でした。「初老ジャパン」、長年同じメンバーで経験を積んできましたが、東京五輪の前に、団体戦のルールが1チーム3人馬の成績を合計する方式に変わりました。 このパリ五輪では、大岩選手、北島選手、戸本選手の3人で戦っていました。しかし、月星人の北島選手の馬にけがが発覚、リザーブの田中選手が加わって、最終的には4人で戦う形になり、銅メダル4人分を取得することになりました。

リザーブの選手と入れ替えたことにより、20点の減点を受けたので、馬のケガがなかったら、銀メダルがとれた可能性は非常に高かったと言われています。しかし、3人で銀メダルをとることよりも、長年活動してきた4人で銅メダルをとれたことを、心の底から喜ばれているようでした。

木星人 (寅卯空亡) のメダリスト

木星人は、プラスとマイナスで運気が大きくことなります。木星人のプラスは、昨年が清算の年で、運気が低迷する冬の時期の最後の年であり、今年は辰年であり、晴れて低迷期を乗り越えて、開拓の年となり、運気が上昇するときです。

木星人のプラスのメダリストには、4人の銀メダリストがいます。レスリングの高谷大地選手、スポーツクライミングの安楽宙斗選手、スケートボードの開心那選手と、赤間凜音選手が木星人のプラスです。銅メダルでは、バトミントンの松山奈未選手がいます。

日本の選手で、金メダルをとった木星人のプラスの選手はいませんでしたが、日本で長年トレーニングを積んだ、フィリンピンの体操選手、カルロス ユーロ選手は、木星人のプラスです。空亡時には、コーチの元を離れたり、環境が大きく変わったと思いますが、今年のオリンピックでは、床と跳馬の二種目で優勝するという、輝かしいものでした。

一方、木星人のマイナスは、低迷期の最後の年である清算の年です。運気として厳しい時期ですが、レスリングの清岡幸大郎選手が金メダルをとっています。他に、フェンシングのフルーレ団体で、東晟良選手、サーブル団体で高嶋理紗選手が、それぞれ銅メダルをとっています。レスリングでは、須崎優衣選手も銅メダルです。

運命星ごとのメダル獲得数

それでは、運命数ごとに獲得したメダル数を比較してみたいと思います。対象はパリ五輪で取得した日本人選手のメダルで、団体やペアで行う競技など、複数人で一つのメダルを獲得した場合は、メンバー数で等分した数で加算しています。つまり、4人で行う競技ならば、0.2個としています。

全体と通して、メダル数が多いのは、金星人マイナス、土星人マイナス、水星人プラスです。運気としては、夏の時期の油断健康、続いて春の時期である決定のメダル数が多いです。

一方、運気が絶好調である秋の時期と、運気が低迷する冬の時期の、メダル数は、ほぼ同じくらいですが、どちらもパッとしない結果になりました。占い的には、冬の時期が落ち込むのは想定どおりなのですが、絶好調である秋の時期が少ないのは、意外な結果となりました。むしろ、空亡時の方が、経済再開などの幸運期よりも、成績がよいくらいです。あまり安易に、空亡だからメダルをとれない、といような思い込みは持たない方がよいでしょう。

しかしながら、では、空亡で運勢をみるのは意味がないのかというと、これも少し違うと思います。私の感覚では、10人に1人ぐらいは、あまり運勢の流れが一致していないな、という人がいます、9割くらいの人には、よくあてはまっています。空亡は、とても簡単で、誰からも客観的に判断できる、シンプルな方法で算出するので、こんな簡単な方法で、あたってしまっていいのか、と驚くくらいです。

今回の検証結果は、占いか当たるか否かという問題よりも、メダルがとれたかどうかで、運勢を判断することに、無理があるということだと思います。オリンピックメダルを獲得するか、社会的に評価されるか否かということと、本人が幸せを感じるかは、全く別の問題です。一人一人を、より多角的な視点で、運勢をみていくようにすれば、また運勢の良し悪しについて、また別の見方でできるかもしれません。

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