01 数秘術,  02 西洋占星術,  04 四柱推命

片山さつき氏を占う

新しく発足した高市政権で、財務大臣に就任した片山さつき氏を占います。女性初の財務大臣であり、財務省出身の片山氏が、最も権力が強いといわれる財務省にどのように采配するのか、注目している人も多いと思います。

最初に数秘でみます。片山氏の誕生日は、1959年5月9日です。名前は旧姓の「ともなが」をつかいます。誕生日でみる運命数が11、外面をあらわすパーソナリティーが6、内面をあらわすソウルナンバーが9です。11というぞろ目を運命数にもつ政治家は、かなり珍しいです。強い直感力と、共感力をもちあわせて、カリスマ性のある人です。財務省という多くの利権が絡む難しいポジションにいますが、周囲との調整力を何よりも重んじて、波風がたたないことを最重要しているはずです。多くの争いや反発がおきることを、自分からけしかけるようなことは、決してしないでしょう。

もともと、片山氏は、2005年の小泉政権のとき、郵政民営化に賛成した、小泉チルドレンの一人として、政界入りをしました。自分の主義、主張を強くもって信念を貫く、というよりは、周囲が望んでいること、社会的なトレンドをいち早くよみとって、その流れにうまく便乗する、ということが上手なのだと思います。

続いて、命式を出して、空亡をもとに運勢の流れをざくっとみます。片山氏の日柱は辛卯、年干は己なので、空亡は午未空乏で、火星人のマイナスです。6才から23才までの運勢がよいので、幼少のころから、神童と言われ、東大から大蔵省へ入省という華々しい経歴は、大まかな運気の流れに合っています。

一方、火星人は、細かな計算をしたり、損得勘定で物事を判断することは、あまり好きではありません。財務省というお金の計算をする分野は、本来の片山氏の良さをいかせる領域ではないかもしれません。実際に、将来的なお金の心配をして決断を下すというよりも、本質的な目的を全うするために、どのようなお金の使い方をすべきなのか、という理念を優先する人です。

卯年、辰年、巳年の3年間は運勢がいいので、2022年から今年までは、成果が結果に表れやすい幸運期です。しかし、来年からの3年間は、忍耐が強いられるかもしれません。一方、6年ごとにみる年代運は人気の時期にあたり、人々の支持がえられやすい時です。試練にはなるかもしれませんが、周囲からの支持はえられやすく、味方になってくれる人は多いはずです。

命式の五行バランスからみると、片山氏の日干は辛になるので、自分自身のエネルギーは金のエネルギーです。2024年の甲辰、2025年の乙巳は、木のエネルギーが強い年であり、木のエネルギーは片山氏にとっては、財星にあたります。財星は、自分から攻撃をしかける星であり、男性性が強く、理論的、合理的に決断をしていく星です。西洋占星術で言えば、火星と水星をあわせたような、エネルギーがあります。

ところが、2026年は丙午、2027年は丁未の年で、火のエネルギーが最大限に強くなる年です。火のエネルギーは、金のエネルギーである片山氏にとっては、官星にあたり、自分自身が攻撃される星になります。官星は西洋占星術で言えば、土星のようなエネルギーで、忍耐と試練、地道にやるべきことを全うすることが求められる年になります。

加えて、片山氏にとっては、空亡の時期とも重なるので、試練も倍増しそうです。2026年の丙午の年になると、社会的にも、片山氏個人の運気としても、大きく変化します。その変化を、敏感に感じ取って、適切な舵をとれるかということが、鍵になっていくでしょう。

続いて、西洋占星術で、出生図をみます。乙女座と獅子座の境界線にある冥王星が、木星、海王星、土星、金星、そして正確な位置はわかりませんが月、多くの天体と角度をとっています。とくに、木星と90度の角度をとっているので、一か八かというようなタイミングで、大きな力を発揮して、社会的な成功をえられます。

出生図を財務大臣に任命されたときの経過図と重ねてみます。出生図の冥王星のちょうど反対側、水瓶座の1度に経過図の冥王星がいます。なかなか、意味深な配置ですが、冥王星は動きが遅い天体なので、片山氏の同世代、1959年頃に生まれた人には、皆同様に、冥王星が生まれたときの位置と反対側にきています。片山氏の場合は、出生図において、冥王星が大きな役割を担っているので、このイベントが、人生において、特に大きな転換期になることを意味しています。

社会的な発展、豊かさを意味する天体である木星は、出生図の水星と緊張の角度をとっています。社会的に、片山氏の聡明な頭脳に期待する傾向が強まっていますが、注目を浴びることは、本人にとっては、少しプレッシャーに感じることも多いようです。

出生図の冥王星だけでなく、星座と星座の境界線付近に多くの星をもっているので、経過図の天体と角度をとるものが多く、まさに時代の波にのって、大きく飛躍するタイミングであることがわかります。しかしながら、経過図の外惑星、冥王星、海王星、土星、天王星に対して、出生図の冥王星、海王星、土星は緊張の角度をとりながら、陣地を守っています。出生図の天体は、時代の流れにのるのではなくて、現状のポジションを守ろうとしていて、踏ん張っているようです。自分が向かいたい方向はどこなのか、その場の雰囲気だけに流されるのでなくて、最終的なゴールを見極めておくことが、重要な鍵となるでしょう。

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