022 新月図

2025年3月29日 牡羊座の新月

2025年3月29日は、牡羊座の新月です。日本ではみられませんが、部分日食をともなう新月で、とてもパワフルです。春分の日を迎えてから、最初の新月になるので、まさに一年の始まりを宣言するような、新月図になっています。

2月28日の魚座の新月では、行政や議会をあらわす11ハウスに星が集中していました。最近になって、石破総理の商品券を配布していた問題がクローズアップされてきました。参議院選をひかえて、新たな首相をたてることを模索しているようにも見えます。ただ、今更メディアが首相をたたいても、世論を形成している大衆は、簡単には反応しにくいような感じにみえます。

一方は、3月13日の満月図では、魚座と牡羊座にいた星の一群は、経済市場をあらわす8ハウスに移動しています。日経平均株価は、 一ヶ月間ほど低空飛行でしたが、この満月の日を境にして、上昇に転じています。新月図の勢いが上昇にあらわれたと考えるのならば、残念ながら、この勢いが続くのは、3月28日の週までということで、それほど長くは続きません。

3月29日、午後19時58分に新月を迎える日本の新月図では、5ハウスに土星、金星、海王星、水星、太陽、月が入っています。部分日食をともなう新月ですが、日本では部分日食をみることができません。5ハウスは、エンターテインメントを表す場所ですが、その他に、製造業の状態、農作物の生産なども表します。社会的な生産活動やサービス業を幅広く包括しているのが5ハウスです。年度もかわり、4月13日には大阪万博も開幕するので、少し明るい雰囲気もでてくるかもしれません。国家をあらわす太陽、国民をあらわす月は、MCに対して安定的な角度をとっているので、全体的に、勢いのある新月期間です。

5ハウスにいる星で、とくに大きな役割を担っているのは土星です。土星は天王星と金星で、小さな三角形を描いています。三角形の中央にいるのが、7ハウス、牡牛座の天王星です。天王星は、7月7日に双子座に移動するので、牡牛座の最後の方の度数に差し掛かっています。牡牛座天王星時代の総仕上げに入ろうとしているところです。7ハウスは同盟国をあらわす場所であり、天王星は牡牛座という星座を考慮すると、貨幣、金銭をあらわしている、とも考えられます。アメリカの予想不可能なお家事情に、振り回される側面は否めません。

経済市場をあらわす8ハウスには、木星がいます。他の天体と角度はとっていないので、木星本来の良さはなかなか発揮できないかもしれません。関税が予想以上に上がったり、金利がますます上がって、天井が見えない状況に陥ったり、特定の銘柄が想定外に上がったりもしくは、急に暴落したり、と通常以上に値動きが大きくなる傾向は、覚悟した方がいいでしょう。

続いて、アメリカの新月図をみます。アメリカでは3月29日、午前6時58分ぐらいに新月を迎えます。新月と同時におこる部分日食は、アメリカのニューヨークなど、東海岸の一部で観測できます。日食は見れる場所で最も影響があると言われるので、金融市場の中心地、ウォール街で部分日食がみれることは、大きな意味があります。

新月図では、1ハウスに太陽、月が入り、12ハウスに土星、金星、海王星、月が入ります。裏社会をあらわす12ハウスに、未だ様々な懸念や疑惑、解決できない問題を残しつつも、国民と国家は新しい時代に向けて、舵を切り、勢いよく動きだした感じです。

土星、天王星、火星が作る三角形の頂点にいる天王星は、国家の財政状態、金融政策、税制などお金をあらわす2ハウスにいます。今年のアメリカの春分図では、2ハウスに天体が集中していました。今年一年をかけて、大きな変動がありそうなアメリカの金融事情に、最初の布石となるような、突発的な出来ごとが起こりそうです。

この新月期間におこることは、これからはじまる新時代への序章です。一時的で突発的な出来事で、すぐ状況はもとにもどるだろうと、侮っていると、かなり痛い目にあいます。一つの出来事が引き金になって、さらにまた新しいことが起こる。そしてその出来ごとがまた何かの引き金となる。というように、社会は急速に変わっていきます。新しい時代の変化に柔軟に対応できること、常識という枠を突破して、未知のものを受け入れること。さらに、物事の変化がなぜ起きたのか、社会の状況をより俯瞰的で広い視野で把握できること、このような姿勢が、より重要な時代へと突入していきます。

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