西洋占星術

2024年8月20日 水瓶座の満月

8月4日の獅子座の日本の新月図では、土星がアセンダントにのり、冥王星が11ハウス、3ハウスには、木星と火星が配置されていました。木星と火星は非常に接近しており、ちょうどお盆のころに、この2つの惑星はぴったりと重なって、土星に対して緊張の角度をとりました。

11ハウスは、政党や議会をあらわす場所なので、突然の岸田首相の退任のニュースが流されて、ポスト岸田の動きが活発になってきました。3ハウスは、情報を表す場所で、南海トラフ地震や台風の警報に、翻弄されるお盆休みとなりました。この新月図の影響は、満月を経て、次の新月まで、およそ一ヶ月程度続きます。引き続き、不安や恐怖をあおる、過度な情報には、振り回されないように、注意したいものです。

8月20日の満月は、日本の首都東京では、午前中の3時25分に迎えます。木星と火星はかなり接近しているので、まだまだ気が抜けない状況が続きます。火星と木星は、今回は11ハウス、8ハウスで蟹座を逆行している土星と、2ハウス、乙女座の金星と、直角三角形を描く、とても緊張感の強い配置です。次の総裁選をめぐって、様々なニュースが飛び交いそうです。2ハウスと8ハウスは、金融を表す場所なので、一度暴落していから、順調に上昇していた株式市場に、また何か動きがありそうです。

2024年8月20日午前3時25分 東京  heliocentric占星術 (freehorocharts.com) にて作成

緊張の高まりをあらわす直角三角形はもう一つあります。10ハウスの牡牛座にいる天王星を頂点にして、1ハウスの太陽と水星、7ハウスの月です。天王星は、6ハウスの冥王星と協力的な角度です。6ハウスは、軍事や感染症などの医療をあらわすので、これらに関連する、海外からの大きなニュースがありそうです。

1ハウスの水星は逆行中であり、太陽と小惑星、ベスタに挟まれている状態です。太陽は国家、ベスタは強い献身性や犠牲をあらわします。緊急警報がだされたり、国家規模の情報は、ややオーバーに誇張されることが多くなり、実際の生活には大きな影響をあたえない、不必要な情報に、生活が翻弄されそうです。

水星と角度をとっている天王星は、国の最高権力をあらわす10ハウスにいて、予期しないような、大きな変動を示唆しています。これは、SNSや個人のインフルエンサーの情報というよりも、もっと大きな組織的な情報操作によるものです。この満月期間は、何が起きても、動じないという心構えを持っていたほうがいいでしょう。

続いて、アメリカの満月図をみます。アメリカの首都ワシントンDCでは、現地時間の8月19日、午後13時25分に満月を迎えます。満月を迎える瞬間は同じタイミングなので、星の配置は日本と同じですが、ローカルの時間が違うので、ハウスが異なってきます。

2024年8月19日午後13時25分 ワシントンDC heliocentric占星術 (freehorocharts.com) にて作成

アメリカの満月図では、MCの近くに太陽、水星、ベスタ、ICの近くに月がいます。そして、太陽と月に対して、緊張の角度をとる形で、天王星が7ハウスにいます。7ハウスは、同盟国や地勢学的なリスクをあらわします。中東情勢は、イランがイスラエルを攻撃する可能性は、ひとまず収まっている感じですが、まだまだ気の抜けない状況が続くでしょう。天王星は、予期せぬ変化をあらわすので、何がおこっても、冷静に対応することが重要です。

木星と火星は、8ハウスにいて、土星と金星に対して、緊張の角度をとって、直角三角形を描いています。8ハウスは、株式市場など、国際的な経済状況をあらわします。この新月期間におこることは、少しのことでも、経済市場に大きな影響をあたえることになるので、荒い値動きに注意した方がいいでしょう。

この水瓶座の満月期間の間、占星学的な大きなイベントは、9月2日に逆行している冥王星が、水瓶座から山羊座に移動することです。冥王星は、2023年から、山羊座と水瓶座の間を行ったり来たりしていましたが、9月2日から11日20日まで、2か月ほどの山羊座での滞在が、今回の移動期間中の最後の山羊座滞在となり、その後水瓶座に移動してから、もう山羊座に戻ることはありません。

冥王星が山羊座に入ると、山羊座的なピラミッド型の社会構造の最終的な破壊が始まります。今回の水瓶座満月期間は、破壊の前夜、嵐の前の静けさみたいな期間になりそうです。木星と火星が接近しているので、小さなイベントにすぎないことでも、より大きな影響を与えるようなことがあるかもしれません。しかし、この時期に起こることは、後から思えば、何でそんなことで騒いだの?みたいな結果に陥りそうです。

ブログランキングに参加しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です