林芳正氏を占う
2025年10月4日に行われる、総裁選に立候補している、林芳正氏を占います。総裁選は、小泉氏と高市氏が有力とみられていますが、最近になって、林氏にも注目が集まっています。小泉氏と高市氏は、すでに占っているので、今回は林氏について、見ていきたいと思います。
最初に数秘でみます。林氏は1961年1月19日の生まれです。運命数と内面を表すソウルナンバーが1であり、他にも1の数値が多く、ここまで一つの数値に偏っている人は、かなり珍しいです。

1は強いリーダーシップを発揮して、未知の領域に挑戦して、道を切りひらいていく開拓精神をもっています。上手くいけば、圧倒的なカリスマ性を発揮して、大きな成功を収めることができます。が、自分の意思や独自性が生かされないと、「どうして俺が総理なのに」とストレスをためることになるので、本人は少しやりづらいかもしれません。比較的組織が小さくて、新しいことに挑戦しやすい場合は、本来のよさが発揮しやすいのですが、現在の自民党の総裁、日本の首相は、林氏にとって、どうでしょうか?
続いて、命式を出して、空亡でざっくりと運勢をみます。林氏の日柱は壬子、年干は庚なので、林氏は寅卯空乏で、木星人のプラスです。石破氏は2月4日生まれで、プラスかマイナスがわかりませんが、木星人というのは、石破氏と同じです、社会的な安定を重視して、大きなリスクをとるようなことはしません。林氏が総理になると、現状の政権方針を引き継いで、確実な運営を目指そうとするはずです。

木星人のプラスの人は、2021年から2023年までの3年間が運気の低迷期でしたが、2024年から運気は徐々に回復します。絶好調というほど強くはありませんが、2026年までは、着実に運気はあがっていくでしょう。

命式のバランスでみると、林氏は水のエネルギーが非常に強いので、運気としても、水が強い亥年、子年に、努力した結果が実りやすい、充実した運気になります。水のエネルギーを上手く使うことが重要なので、同じく水のエネルギーを強くもっている、小泉氏と仕事をすると、お互いの力が発揮しやすくなります。
その一方で、水と反発しやすい、火のエネルギーが強くなる時は、注意が必要です。今年はまだよいのですが、来年は丙午、再来年は丁未と火のエネルギーが強烈になる年が続きます。来年以降は、人生の価値観を根本から改めなければいけないような、大きな衝撃を受ける年になるかもしれません。
生まれた時間はわかりませんが、西洋占星術で出生図をみます。太陽と土星と木星という社会天体ががっちり山羊座に入っており、とても山羊座要素の強い配置です。

その一方で、金星が魚座、火星が蟹座、海王星が蠍座にあり、水の星座にもしっかりと星が入っています。ほとんど、地の星座と水の星座で、天体が構成されているので、偏っていると言えば偏っていますが、現実的な星である地星座と、人々の感情を機敏に反応できる、水星座の組み合わせは、政治家として大きな強みです。
選挙が行われる10月4日の経過図と、林氏の出生図を重ねてみます。現在、水瓶座の1度にいる冥王星が、出生図の太陽の近くにいます。冥王星と太陽が最も接近していたのが、2023年の後半です。このあたりから、政治家としての使命のようなものが明確になっていったのではないかと思います。

選挙の結果をみるのに、重要な星は、経過図の木星ですが、木星は出生座の土星の反対側にあり、対立する角度をとっています。また、出生図の水星は、経過図の火星と緊張の角度です。林氏が発する言動などが、上手く社会に伝わらない、歪曲されやすい側面もあるので、少し注意が必要な時でもあります。
全体としては、林氏が総裁として選ばれるのには、少し弱いかなという印象です。ただし、最近の傾向をみると、必ずしも運気がよい人が選ばれているわけではありません。運気だけでみると、小泉氏、高市氏、林氏の順位が妥当です。自民党の現状と国民の人気、政策などで判断すると、今の自民党の流れをかえていけそうなの高市さんだと思います。個人的な運気でみると小泉氏ですが、運気がよいだけに、今の自民党の総裁になるのが、果たして小泉氏に本人にとって、本当によい選択になるのかは、微妙なところです。