チームみらいを占う
今回の衆院選で、比例代表で11人が当選し、大きな飛躍を遂げた、チームみらいを占います。候補者が15人しかいなかったのに、そのうちの11人が当選できるというのは、驚異的です。選挙前は、ほとんど注目されていなかったので、多くの人が予測しなかった、ダークホースでした。
チームみらいの代表の安野貴博氏は、1990年12月1日の生まれです。2024年の都知事選に出馬し、パートナーの黒岩里奈氏の秀悦な応援演説が話題になりました。黒岩氏は、安野氏が都知事選に出馬するきっかけを作った人物として知られ、安野氏の出馬を大きく後押ししました。政治団体として、チームみらいの設立を発表したのは、2025年の5月8日で、7月の参院選では、初の国政選挙挑戦で、2つの議席を獲得しています。
安野氏の命式をだすと、日柱が庚子、年干が庚なので、安野氏は辰巳空乏のプラスで、今年の運勢は、開拓です。2023年から2025年までは、運気が低迷する時期でしたが、今年からは新しいサイクルが本格的に始まる時で、まさに、未知の領域を開拓していく年です。都知事選に出馬した2024年は、令の年であり、全てがリセットするときです。もともと政治家を目指してわけではなく、都知事選への挑戦は、何らかの理由よる衝動的な選択だったように思います。

一方、パートナーの黒岩氏の日柱は、庚寅、二人とも同じ年の生まれなので、年干は安野氏同様に、庚です。黒岩氏は火星人のマイナスなので、今年は令の年にあたるので、なかなか変動が激しい年になりそうです。

五行バランスでみると、二人とも、自分のエネルギーが金であり、二人にとっては、官星となる火のエネルギーが強くなっている命式です。二人とも庚の星を多くもち、火のエネルギーが強く、似たような五行バランスなので、お互いの考えていることがよく理解しあえる、とても気があうパートナーと言えるでしょう。
官星は、西洋占星術では土星のような星であり、実直で確実、強い意志の力で、成功を引き寄せることができます。自分のこだわりがつよく周囲に同化するのは苦手なので、自分を理解してくれる協力者、本当にやりたいことに巡り合える環境やネットワークが重要になります。黒岩氏のエネルギーの方が強く、他者を圧倒するような影響力を持っているのに対し、安野氏は自分の世界を持っていて、周囲の人の力で飛躍していくようなタイプです。
今年と来年は、丙午、丁未という、とても火のエネルギーが強い年なので、もともと火の力を強く受けやすい、二人にとっては、大きな変化の年となります。立春を過ぎて、まだ丙午の年が始まったばかりなので、今回の選挙の結果は、さらなる飛躍をとげる、助走にすぎません。
続いて、西洋占星術でみます。まず、安野氏の出生図を、選挙当日の経過図を重ねてみます。安野氏は、山羊座に土星、海王星、天王星が入っており、射手座に水星、金星、太陽が入っています。土星は山羊座の支配星であり、冥王星とも協力的な角度をとっており、とても重要な役割を担っています。

選挙の結果を左右する、経過図の木星は、安野氏の冥王星と協力的な角度です。冥王星は破壊と再生を意味するので、全く無名に近い弱小政党からの躍進という意味では、とてもぴったりな配置です。国民の人気をあらわす月は、出生図の天王星と協力的です。AIを活用した、デジタル民主主義という考え方には、それなりに信任をえられそうです。
一方、経過図の主役である海王星と土星は、出生図の水星と緊張の角度です。安野氏自身の発言が少なすぎたり、解りにくかったりして、いろいろと歪曲されて誤解を生みやすい状況です。今後注目を集める半面、批判的な言動も増えていくので、注意が必要です。
チームみらいが設立された、2025年5月8日の星の配置を、経過図に重ねてみます。チームみらいの「出生図」の太陽は、出生図の中の天体とは、はっきりとした角度をとっていません。太陽は、政党の顔となる星なので、その太陽がノンアスペクトであり、どことなく、とらえどころがなく、何をやっているのかわかりにくい印象です。

しかし、経過図の木星は、チームみらいの太陽と協力的で、ラッキースター、木星の応援を十分に受けています。太陽がノンアスであるからこそ、経過図の天体と角度をとると、より大きな影響をうけるようになります。
そして、国家をあらわす経過図の太陽は、チームみらいの天王星と緊張の角度です。天王星は動きが遅い外惑星で、設立から一年たっていないチームみらいの天王星は、選挙当日の天王星の位置とほとんど変わっていません。選挙における、デジタル技術活用の利点は、今後の政治活動にも、大きな影響を与えていきそうです。
このように、選挙当日の星の配置をみてみると、チームみらいにとって、大きな援護になっていたことがわかります。これが一過性のものなのか、今後の政党活動の飛躍につながっていくのかは、まだよくわからないという感じがします。
今回の選挙は、公表から実施までの準備時間が短く、チームみらいとして、大きなメディア出演もなく、SNSが大きくバズっていたというわけでもなく、組織票もなければ、党員数も少ない、という状況での圧勝でした。星の援護はあったのですが、現実的には、はっきりとした要因が見当たらないので、様々な憶測を呼びそうです。ただ一方で、チームみらいの圧勝が示唆しているものは、従来の選挙活動の手法は、もはや有効ではない、という新たな側面かもしれません。