四柱推命,  数秘術,  西洋占星術

宮田笙子選手を占う

体操の宮田笙子選手を占います。突然の五輪代表辞退のニュースに驚いてしまいました。報道によると、「内部の通報者」により、日本体操協会の「日本代表選手・役員の行動規範」に違反する、喫煙、飲酒行為があったために、五輪出場を辞退するということです。日本オリンピック委員会(JOC)によれば、夏季、冬季を問わず一度認定された選手が故障など以外で出場を辞退するのは、日本五輪史で初めてということです。

内部告発があったとされる15日は、天王星と火星が重なり、その天王星は冥王星、海王星の外惑星と、小さな三角形を描いています。そして、冥王星の反対側には太陽、とても力強いホロスコープです。ちょうど、トランプ前大統領があったのも同じころです。山羊座と水瓶座の境界あたりで逆行中の冥王星は、山羊座的なピラミッド社会を破壊する最中で、今まさに、そのエネルギーが頂点に達しているような感じです。

この時期におきることは、今後新たなピラミッドが再構築される、2026年から2029年くらいの社会的な変革につながっていきます。宮田選手の五輪辞退は、一人の有望な選手の問題ではなくて、体操協会、さらにはオリンピックという競技会自体の在り方について、何らかの問題を投げかけるようになるでしょう。

15日の経過図と、宮田選手の出生図を重ねてみます。宮田選手は、2004年9月21日生まれで、生まれた時間はわかりません。出生図では、乙女座の28度から29度の間に、太陽と木星が配置されています。大きな視点から物事を捉えることができる人で、知識力と直観力に秀でています。型にはまった考え方をきらい、自分を成長させていく向上心もあります。自分の人生に絶大な信頼を寄せることができるので、大きな目標の達成を、いとも易々とやってのけることができます。

この木星と太陽に対して、経過図の冥王星は、とても協力的な角度です。これは、絶対絶命にみえる厳しい出来事であっても、長期的にみると、この出来事を契機に、幸運をつかみとれるという、力強い配置です。

一方、経過図の海王星は、出生図の太陽と木星に対して反対側にあり、対立する角度です。海王星という、宮田選手からは、目には見えなくて、想像することさえできなかった敵に、真っ向からやられてしまったという感じです。同時に、経過図の火星とも、出生図の太陽と木星は、協力的な角度をとっているので、かなり暴力的できつい仕打ちと言えます。

加えて、土星の角度が厳しすぎます。経過図の土星は、出生図の冥王星と月と緊張の角度で、出生図の土星は、経過図の天王星と太陽とも、厳しい配置になっています。

数秘術でみると、宮田選手の運命数はで、外面的なパーソナリティーをあらわす数値がで、内面をあらわすソウルナンバーはです。過去数と未来数は両方ともで、全体として、の倍数が目立っています。は、既存の価値観を打ち破って、新たな試みや冒険に、果敢に挑んでいける数値です。運命数のは、周囲を俯瞰してみる能力が突出しているので、彼女自身は、起きた出来事を淡々と受け入れていることでしょう。は、ものごとの完成と終焉を経て、新たな境地へむけて、理想と夢を描こうとする数値でもあります。

辞退というのは、おそらく彼女自身の意思だと思うので、内心、少しほっとしている部分もあるかもしれません。オリンピックにでられないことよりも、自分自身にむけられた周囲の人の攻撃的な態度に、傷ついているのではないかと思います。

続いて、東洋の占いでもみてみます。命式をみると、日柱が癸卯、月柱が癸酉、年柱が甲申です。空亡は、辰巳空亡で、年柱が陽の干支なので、辰巳空亡のプラスです。

競技会の成績を中心に、運気の流れを検証してみると、2020年に高校に進学してシニアの選手権に出場するようになってから、順調に成績を伸ばして、実力を発揮できたように見えます。2020年から2023年までは、12年周期でみる年運では、もっとも成果がでやすい時期です。

2023年から低迷期に入りますが、2023年には、世界選手権の決勝進出を果たし、自力でパリオリンピックの出場権を得ます。2024年には、日本選手権の個人総合優勝を果たし、NHK杯の個人総合では、2022年からの連覇を果たしています。

しかし、一方で、競技会で華やかな成績を残す一方で、低迷期に入った、2023年からは、右足かかとの疲労骨折など、けがとの闘いが続きます。空亡による低迷期の影響は、表向きの生活は順調でも、内面的なところで、大きなプレッシャーを抱えたり、精神的な苦痛にみまわれたり、肉体的に疲れやすかったり、様々な影響がでやすくなります。そして、ある日突然、空亡の時の負荷が、表面化したりします。

宮田選手の場合、今年は辰年なので、今まさに、運気の低迷期のど真ん中で、低迷期は来年の巳年まで続きます。6年ごとにみる年代運も清算の時期で、非常に弱いので、今が人生の正念場という感じです。空亡の時期を、必要以上に恐れることはありませんが、通常以上に慎重で思慮深い行動を心掛けたり、リスクを出来るだけ減らすように注意したり、周囲に敵を作らないように配慮したりすることは重要です。

もう少し、四柱推命で、今後の運気をみます。宮田選手は、2019年に10年ごとの運気をみる、大運が辛未にかわっています。辛未は、のエネルギーが強い干支なので、日柱が癸卯の宮田選手にとっては、印星になります。印星は、大きなサポートをえられる星で、宮田選手にとっては、ラッキーな星回りです。2019年から世界ジュニアで結果を残し、シニアでも順調に成果を残し続けていた、恵まれた時期になっています。

2024年は年運が甲辰で、のエネルギーがとても強い年です。のエネルギーは、宮田選手にとっては、漏星であり、エネルギーが奪われて消耗しやすい運気です。のエネルギーは、2024年にピークに達しますが、2022年の壬寅の年から始まり、2025年の乙巳まで続きます。人のため、周囲のために、エネルギーを使わなければいけなくなる時期ですが、このような時ほど、自分自身を大事にするように心がけるといいでしょう。

2026年になると、丙午の年になり、火のエネルギーが強くなるので、運気ががらっとかわります。火のエネルギーは、宮田選手にとっては財星で、財星は西洋占星術でいうと、火星のようなエネルギーです。今まで、なんとなく周囲に流されてやっていたことと、自分自身が本心でやりたいと思うことの、区別がはっきりしていくはずです。丁度、空亡による低迷期も抜けるので、やりたいと思うことに、果敢に挑んでいくとよいでしょう。

オリンピックの代表に選ばれる選手の運気をみてみると、今が空亡で、低迷期という人は、決して珍しいことではなく、実のところ、かなり多いです。華やかで、多くの人のあこがれの舞台である競技会の場に立つことができても、本人にとっては、辛いことの方が多くて、幸せを感じられないのです。子どものときに、将来の目標として、オリンピックの出場する、とか、オリンピックで金メダルをとるとか、公言していたとしても、実のところ、子どもながらに、健気に、周囲の人、親とかコーチとかの顔色を精一杯窺っていたりするのです。周囲の人や、社会的に、幸せだと評価されることと、本人が幸福を実感できるかは、全く別です。自分にとって、何が重要なのか、本心から見極められるようになると、エネルギーが自分のために使えるようになり、断然楽に生きることができるようになるはずです。

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