水原一平元通訳を占う
水原一平元通訳の運勢も、もう少し見てみたいと思います。生年月日は、1984年12月31日で出生時刻はわかりません。
大谷選手の運勢をみたときにも述べたのですが、水原氏は空亡でみると、現在令の時期で、運気としてはもっとも低迷するときです。この低迷期は来年まで続き、2026年から、少しずつ上昇していく流れです。
四柱推命でみると、水原氏自身は己亥であり、土のエネルギーをもっています。生まれた時間が不明なので、三柱だけでの判断ですが、水原氏に財星である水、官星である木のエネルギーをもちますが、漏星である金、印星である火のエネルギーをほとんどもっていないという、五行バランスです。とくに水のエネルギーの強さが、運気を大きく左右することになるでしょう。大谷氏は、壬辰の日柱をもっているので、水原氏にとっては、大きな幸運、とくに財運をもたらす人です。
2022年は壬寅、2023年は癸卯の年なので、どちらも水原氏の水のエネルギーを増大させる時期です。水原氏は、2021年にカジノでスポーツ賭博をするブックメーカに出会ったということなので、スポーツ賭博にもっとも勢いよくのめりこんだのは、2022年から2023年の頃のはずです。
2024年の2月から、甲辰の年になり、水のエネルギーから木のエネルギーにがらっとかわります。水原氏にとって木のエネルギーは官星になり、とくに3月は丁卯の月になるので、より一層、木のエネルギーが強くなります。官星は西洋占星術で言えば、土星のような星になるので、今まで行ってきたことの結果がはっきりと出ます。良く無い行いをしている人には、それに対して制裁を受ける星回りでもあるので、厳しい現実に直面することになりました。
2025年も乙巳の年なので、木のエネルギーが強い流れは来年も続きます。しっかりと、過去に向き合い、自分自身の精神的な弱さを内省する時期になるでしょう。
2026年に丙午の年になり、それまでとは大きくエネルギーが変わって、火のエネルギーが一段と強くなります。火は水原氏にとっては印星で、サポートや援護を受けやすい星回りです。
さらに10年ごとにかわる大運をみてみると、水原氏の大運は、2016年の8月31日に庚辰に変わっています。水原氏は、2012年の壬辰の年に、日本ハムで通訳の仕事を始めました。そして、大運がかわった翌年に、大谷選手の専属通訳としてアメリカに渡ります。そして、今年が甲辰の年です。辰は、水のエネルギーと土のエネルギーの両方を強める働きをするので、水原氏がもっている命式には、とても大きな影響があります。さらに、辰は水原氏にとっては空亡の時期でもあるので、最も注意が必要なときになります。
2026年の8月には、大運も変わり、庚辰の大運から、辛巳の運気にかわります。2026年は、新しいことをはじめるのにとてもよいタイミングです。多くの学びをえられる時期でもあるので、気持ちを新たにして、新しいことに挑戦していってほしいと思います。
続いて、西洋占星術でみてみます。
水原氏は太陽と木星を山羊座にもっており、社会的に仕事で大きな成功をおさめられる器がある人です。水星と天王星がほぼ重なった状態で、射手座に配置され、頭の回転が速く、臨機応変に適切な対応ができる能力があります。通訳と言う仕事にも向いているし、大谷選手のような、スポーツ選手のもとで働けるというような、誰もがうらやむような幸運をもっています。
一方で、山羊座の海王星を頂点にして、魚座の火星、蠍座の冥王星が、三角形を描いて協力体制をとっています。山羊座らしく、社会的な階層を上昇させることに、大きな夢と野望をもっているので、そこにむかって大胆な行動がとれるのですが、裏を返せば、結果が自分の野心にとどかないことで、劣等感も抱きやすい性質をもっています。魚座の火星を上手く使えればよいのですが、無計画な野望だけで突っ走ると、思わぬ失敗をうむこともあるでしょう。
現在、海王星は魚座に入っているので、火星の働きをより強化するような状況です。さらに、経過図の冥王星が、出生図の冥王星に緊張を与える角度なので、今までの積み重ねてきたものを、冥王星が全力で破壊してくるような時期でもあります。冥王星が山羊座にいる間は、山羊座にいる出生図の太陽、海王星、木星をサポートしてくれていましたが、冥王星が水瓶座に移動した直後で、大きな宇宙のサポートが、外れてしまったように見えます。
海王星は2012年の2月4日に、最終的に魚座に入室して、2026年の1月27日に、魚座を完全に離れて、牡羊座に移動します。魚座は2012年から始まった12年のサイクルが終わり、2026年の2月に新たな運気に切り替わります。海王星が牡羊座に入ると、他者との比較や社会的な評価ではなく、自分自身が本心から望むことに、より忠実な生き方ができるようになります。
さらには、現在魚座にいる土星が、2026年2月14日に、牡羊座に完全に移動します。今年に発覚した出来事の後処理が、2年間ぐらいはかかりそうですが、2026年の2月ごろには、全てのサイクルが終わり、新たなスタートがきれるはずです。
新しいスタートがはじまるといっても、これは、依存症という病が完治するということではありません。依存症の原因は、幼少期から受けてきた精神的なトラウマにあり、一度発症すると、完治することないと言われています。精神的なトラウマを克服して、問題なく日常生活をおくれるようになっても、それは、依存症の症状を発症しないだけで、その人が、依存症であることには、変わらないからです。
水原氏の場合は、少なくとも二年間は、自分の病や精神的な弱さと向き合い、それを克服する時間が必要です。同時に、依存行為をする機会のある場所から、出来るだけ物理的に遠ざけることも重要です。残念ながら、アメリカでも日本でも、依存症の人をカモにするような悪質なビジネスはいくらでもあるのからです。ギャンブル依存となるような環境を離れて、新たな場所で新たな視野をもって、再出発できるように願っています。