兵庫県知事選挙を占う
2024年11月17日に行われる、兵庫県知事選挙を占います。前職の斎藤元彦氏の不信任決議により失職したために行われる選挙ですが、斉藤氏の復活はあるのか、見ていきたいと思います。
対立候補としては、今のところ、前尼崎市長の稲村和美氏が優勢ということなので、まず、稲村氏の運勢をみていきます。
稲村氏は、1972年11月10日生まれで、生まれた時間はわかりません。まず数秘でみると、運命数が22、外面をあらわすパーソナリティーが5、内面をあらわすソウルナンバーが9です。5はアイドルなど表舞台に立ち、人の注目を集める人気者が多く持つ数字です。見た目は、若々しくて、タレント性があり、人を惹きつける魅力にあふれていますが、内面は、物事を俯瞰して多角的にみることができ、多様な人の意見を公平にみることができる、菩薩のような人です。
運命数に22で、マスターナンバーとよばれるぞろ目ですが、このぞろ目をもっている政治家は、かなり珍しく、ある意味では、政治家らしくない政治家と言えるでしょう。ぞろ目の中でも22という数値は、2と4という偶数の要素をもつので、世の中のニーズをくみ取ることが上手く、それを実際に形にしていくことで、業界の枠組みやルールを変えたり、組織をつくりなおしていくことが得意です。
続いて、命式を出して、空亡を中心にして運勢をおおまかにみます。稲村氏の日柱は乙巳、月柱は辛亥、年柱は壬子なので、稲村氏は木星人のプラスです。木星人のプラスの人は、2021年の丑年から、2023年の卯年までは、冬の低迷期になります。2024年からは、運気の上昇が期待されるので、今年から、政界に復帰するのは良いタイミングです。6年ごとにみる大運でみても、2020年から18年年間は、安定した運気が期待できるので、成果が実りやすいときです。
稲村氏は、2003年の癸未の年にはじめて、兵庫県議会選挙に立候補し、当選をはたしています。丁度この年から、10年ごとにかわる、四柱推命の大運が丁未にかわって、運気が切り替わっています。その後、2010年の庚寅の年に、尼崎市の市長選挙に立候補し、38才という当時最年少の若さで、市長についています。とても、順調に政治家としてのキャリアを築いてこられたという感じです。
寅や未という、木のエネルギ―が強い時期に運気が飛躍しているので、必ずしも、寅年や卯年という、空亡のときに、大きく運気が低迷するというわけではないようです。ただし、2010年の寅年、つまり令のときに市長になり、ちょうどその12年後、2022年の寅年のときに市長を退任し、政界からの引退も示唆していました。令の年である寅年は、何らかの運気の切り替えの時になる傾向はありそうです。
西洋占星術でホロスコープをみると、土星が双子座で少し離れたところに配置され、山羊座に木星と月、射手座に水星と海王星、蠍座に太陽、天秤座に冥王星、金星、天王星、火星があります。山羊座から天秤座に星が集中しており、とくに地星座の影響が強いです。山羊座の木星を冥王星が見張っているような配置で、組織の中で力を絶大な力を発揮して、人々の信頼をえながら、重要なポイントで各自に成果を出していける人です。
運勢の鍵を握るのが、双子座の土星で、どのような人から情報をもらい、援護をえるのかが、特に重要になってきます。
続いて、選挙当日の経過図と、稲村氏の出生図を重ねてみます。選挙が行われる11月17日は、双子座で月と木星が接近する、とても縁起のいい日です。月は大衆や人気をあらわすので、組織票ではなく、民意をあらわす一般大衆の支持が、鍵を握りそうです。
当然、月と木星から、どのような援護をえられるかが、重要なのですが、経過図の木星は、稲村氏の土星とほぼ重なっています。土星は試練をあらわすので、ちょっと厳しいかなと言う感じです。
同じように、斉藤氏の出生図も経過図に重ねてみます。斎藤氏のホロスコープにも、厳しい角度の星の配置があります。山羊座の水星は、斉藤氏の出生図の木星と対立しているので、あいかわらず、大手メディアの報道は、斉藤氏にとって、好意的ではありません。
しかし、経過図の月と木星に限ってみれば、出生図の冥王星と、とても協力的なよい角度をとっています。大衆の支持によって、復活の可能性は十分にあるでしょう。
以前の投稿で述べたとおり、斉藤氏の運勢は、今年は少し弱いですが、来年からは成果がえやすい幸運期です。この選挙で兵庫県民の指示がえられれば、残りの任期は安定して職務が全うできそうです。