2024年 自民党総裁選を占う (3) 小泉進次郎氏
9月28日に行われる自由民主党総裁選挙の有力候補を占います。今回は小泉進次郎氏の運勢をみます。
小泉氏は、1981年4月14日の生まれで、生まれた時間は分かりません。最初に数秘術でみると、運命数は1、外面を表すパーソナリティーが11、内面を表すソウルナンバーは6、ディスティニーナンバーも8です。過去数と未来数は、5と9で、9が少し多いですが、比較的ばらけている平均的な配置です。外面が11というところが、進次郎氏らしい数値です。運命数が1なので、自分らしさ、自分のオリジナルなものは何なのか、ということにかなりこだわりをもっています。周囲からみると、少し変わった人、とみえるかもしれませんが、本人は人と争うことは避けたいと考えている、平和主義者です。
次に空乏で、ざっくりと運気の流れをみます。小泉氏の日柱は、壬戌、年柱は辛酉なので、小泉氏は水星人のマイナスです。水星人のマイナスは、6年ごとでみる年代運は、42才から54才までが、成果が実りやすい幸運期にあたります。年代運では、子年の2020年から、寅年の2023年までが低迷期なので、2023年から運気が上昇します。
今年の年運は、成長の時期にあたるので、その名称が意味するとおり、あらゆる分野で、発芽した植物がすくすくと成長するときです。運気としては、まだまだ弱いときなので、周囲にサポートしてくれる人がいたり、ともに仕事をする人とのしっかりとした信頼関係が気づけることが、開運のポイントになります。
小泉氏は、4月に43才になったばかりで、首相に立候補する政治家としては、まだまだ若いです。今までの経験を生かして仕事をするというよりも、周りに活かされて、国のために奉公するというような形になりそうです。
次に、西洋占星術でみます。冥王星と海王星と月が小さな小三角形、さらに海王星と月と太陽が正三角形を描いています。月は出生時間がわからないので、少し場所がかわると、このような正確な三角形にはならないかもしれませんが、二つの三角形が結びついた、カイトとよばれる複合アスペクトを描いています。
太陽には、金星と火星が重なっており、とても協力的な配置になっています。正三角形は、牡羊座、射手座、獅子座の火星座で構成されています。火星座は、独自性やオリジナリティー、創造性を大事にして、理想を高くもって、情熱的に行動しようとする星です。火星座の活動宮で、12星座の最初の星座である牡羊座に、太陽と火星、金星、さらに水星までもが配置されている小泉氏は、まさに牡羊座の申し子です。
中でも、太陽に重なっている金星と火星は、小泉氏の対外的なパーソナリティー、公的な立場に大きな力を与えています。同時に、太陽の反対側には冥王星があり、自分自身の理想のために、目的を達成するために、限界をこえるまで、信念を貫きます。時には、ストイックすぎる姿勢が、周囲からみると、奇妙にみえてしまうかもしれません。
太陽は同時に、月と海王星とも協力的な角度です。月は大衆からの人気をあらわし、海王星は、目に見えない力、精神的な強さなどを意味します。小泉氏は、大衆からみると、理解できない不思議な人、なのですが、決して嫌われたり、憎まれたりしない、おおらかな意味で、好奇心をもって受け入れられる、幸運な星回りです。
水星の反対側には、木星と土星がいます。水星は、言葉や表現、思考などを意味し、木星はアクセル、土星はブレーキを象徴します。小泉氏が発する言葉は、ユニークすぎて、揶揄されることもありますが、小泉氏自身は、ブレーキとアクセルを起用に操ることができる有能な人です。物事の本質を見極めて、広い視野で見通すことができ、物事の道理や善悪、是非をしっかりと判断してから動いています。
続いて、選挙当日の経過図と、出生図を重ねてみます。出生図には、協力的な力強い星の配置が、経過図の星たちにもサポートされている、幸運な星の配置です。
まず、経過図の太陽と水星が、出生図の木星と土星にのっています。太陽は国家、水星は情報メディアをあらわしますが、どちらも小泉氏にとって好意的です。
さらに、経過図の木星は、出生図の太陽、火星、金星に重なっており、同時に出生図の冥王星と協力的な角度です。選挙の結果を占うときには、木星の状態は非常に重要です。小泉氏の出生図には、カイトやグレイトコンジャンクションなど、重要な星の配置があり、これらの星たちに木星が援護しているときは、ほぼ結果が約束されているようなものです。
懸念があるとすれば、経過図の天王星の配置がよくありません。経過図の天王星は出生図の天王星と対立する角度で、出生図の月とも緊張の角度をとっています。天王星は、予期せぬ出来事、ときとして、自然災害なども意味します。仮に総裁選で自民党の総裁に選ばれたとしても、任期中には、予期しない出来事に翻弄されて、精神的な疲労を感じるかもしれません。しかし、今の小泉氏には、それをのりこえられだけの強さもあるので、何とか乗り切ってほしいと思います。