2024年2月10日 水瓶座の新月
2024年2月10日、 水瓶座の新月を迎えます。同時に、旧暦の2024年が始まります。これは偶然にではなくて、旧暦は太陰大陽暦なので、常に、水瓶座の新月がお正月になるのです。今年は、旧正月が土曜日からはじまる三連休に重なります。さっそく、2月10日の新月図を見てみたいと思います。
まず、日本の新月図です。2月10日の午前7時59分に新月を迎えます。月と太陽は、12ハウスに入っています。12ハウスには、試練や義務をあらわす土星も入っています。12ハウスが象徴するのは、裏社会や陰謀などです。土星のように試練を与える、国民や国家にとって、本当に重要なニュースは、メインメディアでは報道されることはありません。その一方で、裏のメディア、SNSやネット社会での情報は活発です。
天体がもっとも入っているのは、11ハウスで、水星、冥王星、火星、金星は入っています。11ハウスが象徴するのは、議会や政党です。自民党の裏金問題など、国会議員や政治家にかかわるニュースは、より注目を浴びそうです。
MCにもっとも近い星は、金星で、しかも火星と重なっています。金星は女性や子どもを象徴します。子育てにかかわる政策への批判、ポスト岸田を見据えて、新しい女性の首相候補などの話題が増えてくるかもしれません。
水瓶座の水星は冥王星とかなり接近して、牡牛座にある木星と緊張の角度です。これらの11ハウスで話題になっている情報は、多少の誇張や根拠に乏しい嘘も含まれつつも、より広範囲に広まっていきます。一部の人にとっては都合が悪い情報かもしれませんが、結果的には、より多くの人にとって有益なリターンをもたらすものになりそうです。
2ハウスには木星と天王星が入っており、天王星は金星と火星と協力的な角度です。政府の財政状態や経済活動は好調です。とくに、最新の技術や革新的な技術を使った、消費活動などにお金が集まるでしょう。
アセンダントもっとも近い星は、海王星で、魚座です。アセンダントは、国家の主権者、国民そのものをあらわします。あやふやな情報に翻弄されつつも、大多数の人は、国家にたいする信頼を失わずに、社会的な理想を追求しようとし続けます。
次に、首都ワシントンDCでみた、アメリカの新月図です。アメリカの現地時間では、日にちが変わって、2月9日の夕方6時ころです。
アメリカの新月図だと、ディセンダントの近くに太陽と月が配置されます。マンディーン読みをするときは、ディセンダントは敵国とあらわします。さらに、軍事関連を象徴する6ハウスに、水星、冥王星も入っています。水瓶座は、自由は博愛などをあらわす星座なので、これ以上の軍事関連の物資的、人為的、財政的な支出をしたくないという国民の意識を反映し、国民と国家、外国の政府や相手国とのかけひきが、大きなテーマとなる時期になりそうです。
6ハウスには、実質的な雇用や労働を象徴します。6ハウスにいる水星が冥王星と重なり、木星と緊張の角度をとっています。水星があらわす情報やデータには、多少の誇張やお化粧が施されているかもしれませんが、表面的な事象としては、雇用状況は活発で、労働市場は拡大していくことでしょう。
MCの最も近くにある天体は天王星であり、改革を促す天王星が、国民と国家あらわす、太陽と月に圧力をかけてきます。天王星は、山羊座にある金星とも協調の角度をとっています。金星は、実質的な経済成長や生産活動などを表します。魚座にある海王星も金星と良好な角度をとっています。現実的な指標というよりも、理想主義的で夢見がちな見方にすくわれるような状況ではありますが、経済活動は良好です。とくに、革新的な最新技術を伴う産業が、全体を牽引していくことでしょう。
今回の新月図でも、星座ごとにみる星の配置は、日本とアメリカでは同じであるのに、各ハウスが象徴する事象を、丁寧によみとっていくと、全く異なった解釈が可能になります。これは、太陽がでている昼間の天体なのか、月がでている夜の天体なのか、地球の自転によって違いがでてくるからです。ホロスコープで設定される時刻の重要性が、よく理解できると思います。
次の新月までの一ヶ月の間は、全ての天体が順行している時期でもあり、おおむね日本もアメリカも、表面的には好調な期間です。しかし、大手メディアには放送されなくても、世界の裏側で多くの出来事が着々と動いています。表面的な堅調さにまどわされないように していくことも重要な期間になりそうです。