西洋占星術

2024年10月17日 牡羊座の満月

10月17日に、牡羊座で満月をむかえます。冥王星が逆行から10月12日に、逆行から順行に方向を変えた直後の満月で、冥王星山羊座時代の、最後の打ち上げ花火をみるような、とても華やかな星の配置になっています。

日本の首都、東京では、午後20時26分に満月を迎えます。天王星、海王星、冥王星の、外惑星による小三角形には、金星が冥王星に60度の角度をとっており、4つの星が台形のような、複合アスペクトを描いています。さらに、天王星、火星、小惑星のベスタも、小さな三角形を描いているので、天王星、海王星、冥王星、金星、ベスタ、火星の6つの天体が、緩やかな、6角形を描いています。

2024年10月17日午後20時26分 東京 heliocentric占星術 (freehorocharts.com) にて作成

それぞれの星は、山羊座、牡牛座、乙女座の地星座、魚座、蟹座、蠍座の水星座の、22度から29度までの、終盤の角度に配置されています。地星座は、物質社会を象徴し、水星座は感情をあらわします。山羊座的な物質社会の終わりをみながら、それを受け入れようとする人々の感情的な葛藤が、この満月期間のテーマになりそうです。

冥王星の山羊座は8ハウス、蟹座の火星は2ハウスです。冥王星に対して、角度をとっている金星は、蠍座で6ハウスにいます。2ハウスと8ハウスは、金融や財政をあらわしますが、火星と金星の援護によって、苦しいながらも、何とか踏ん張るといった感じです。

国家を表す太陽は天秤座で5ハウス、反対側にある月は、牡羊座の11ハウスです。ちょうど、10月27日は、衆議院選挙をひかえています。石破首相に変わった直後の国政選挙でもあり、国民の関心はそこそこ、盛り上がりそうです。太陽と月には、木星が直角三角形を描くようにして、とても協力的な角度をとっています。豊かさを象徴する木星はアセンダントの近くに接近しています。双子座の木星の力によって、様々な情報が、いろいろなソースや媒体を経由して、錯綜しそうですが、選挙の結果をあけてみれば、与党が有利な形で、締めくくられそうです。

一方で、火星は、太陽と月の丁度真ん中に配置されて、それぞれの天体に対しては、緊張の角度です。火星は、国の財務状況をあらわす2ハウスにいるので、木星が目指す、豊かさの代償は、増税にいきつくことは避けられないようです。

多くの天体が、重要な角度をとっている今回の満月図で、ひたすら孤立しているのは土星です。土星はMCの近くの10ハウスにいるので、角度をとっていないとはいえ、とても重要なことを示唆しています。10ハウスは国の最高権力機関をあらわします。通常だったら、有無をいわさぬ力を発揮して、義務や忍耐をしいてくる土星が、この満月期間の間には、威力を失いそうです。

続いて、アメリカの満月図をみます。アメリカの首都ワシントンDCでは、10月17日の午前6時26分に、満月を迎えます。星の配置は日本と同様なので、地星座の山羊座、乙女座、牡牛座、水星座の魚座、蠍座、蟹座に、緩い6角形が描かれています。

2024年10月17日午前6時26分 ワシントンDC heliocentric占星術 (freehorocharts.com) にて作成

星座ごとにみる星の配置は同じでも、時間が違うので、ハウスごとにみる星の状況は異なってきます。アメリカの満月図では、MCの近く、10ハウスに火星がいて、反対側の4ハウスには、冥王星がいます。4ハウスは国土の状態や災害をあらわします。アメリカは台風やハリケーンで大きな影響を受けた直後ですが、引き続き注意が必要です。

国家を表す太陽は1ハウスで、国民を表す月は7ハウスです。太陽と月に対して、直角三角形を描くように、協力的な角度をとっている木星が9ハウスに入っています。1ハウスは国の主権者、7ハウスは同盟国や敵対国をあらわします。9ハウスにも海外、外国という意味があるので、この満月期間中、アメリカは、諸外国でおこる問題、地政学的なリスクが中心的なテーマとなります。また、9ハウスには司法制度をあらわすので、国家的な規模で、全ての国民に影響を与える、重要な裁判なども注目されます。

財政状況をあらわす金星は2ハウスで、その反対側の8ハウス、国際的な経済状況をあらわす場所には、天王星がいます。先進的な科学技術に関連する企業を中心に、株式市場は好調です。実際に経済状況がよいのか悪いのかにかかわらず、よいという情報が流布されて、人々がそれを受け入れている限り、市場は好調に動くのです。これから、大統領選にむけて、山羊座社会の有終の美を飾るために、最後の打ち上げ花火をあげるために、星は応援しています。

他のメジャーな天体と、全く角度をとっていない土星は、5ハウスにいます。5ハウスは、エンターテインメントをあらわす場所です。音楽業界などの性的人身売買など、なぜ今まで何も裁かれることなく、ここまで惨い状況になるまで、放置されていたのだろうか、そのように感じるニュースを、引き続き見聞きすることになるでしょう。

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