立花孝志氏を占う
立花孝志氏を占います。立花氏は、今回の兵庫県知事選では、斉藤知事を大きく後押しした、大きな立役者といってよいでしょう。SNSでは、はじめて立花氏を見直した、というようなポジティブな感想が多かったです。もともと、NHKから国民を守る党という政党を設立したくらでいすから、既存の大手メディアに対してはかなりの疑念を抱いていたところもあったと思います。今回の県知事選へ立候補は、見事に、ご自身の思いと、斉藤氏を応援するという目的を、一度に果たされたわけです。誰も考えたことのないような、奇抜な戦略にみえますが、結果は大成功といってよいでしょう。すでに、南あわじ市の市長選に立候補することを明言されているので、今後の活躍も注目しています。
立花氏の生年月日は、1967年8月15日で、生まれた時間はわかりません。最初に数秘でみます。立花氏の運命数は1、外面をあらわすパーソナリティーは33、内面をあらわすソウルナンバーが5です。1と5が目立つ配置になっています。自分自身の思いに忠実に活動する人で、裏表がない人です。5というのは、表舞台にたつことが得意で、人を楽しめることが出来る才能にあふれています。
続いて命式を出します。立花氏の日柱は辛亥、月柱は戊申、年柱は丁未です。こだわりが強く、自己主張が強く、常に自由を求める人です。社会的評価を重要として、結果を出すために、常に努力をする、向上心の強い人です。
空亡でみると、立花氏は、寅卯空乏で、運命星は、木星人のマイナスです。年運でみると、2019年から2021年までの運気が強かったのですが、2022年から2024年までは、低迷期に入ります。
ウィキペディアによると、立花氏は参院選に比例区から立候補し、当選して、国政政党の党首となっています。しかし、当選してわずか3か月後には参議院議員を辞職して、埼玉県選挙区の補欠選挙、桜井市長選挙、小金井選挙と、次々と選挙に挑戦していますが、いずれも落選しています。これだけだと、正直、本当に運気がよかったかどうか、判断できませんが、それでも、立花氏の活動の基盤を作ったという意味では、意義のある時期だったのではないかと思います。
しかし、2022年になると、やはり低迷期の影響は少なからずあるようにみえます。2022年1月、厳密にいうと、21年としてみる時期ですが、NHKの威力業務妨害などの罪で、執行猶予判決をうけます。2023年には、党所属のガーシー参議院議員の懲罰処分をうけて、党首である立花氏も引責辞任しています。
そして、今年の2024年もまだ、清算の時期なので、決してよい運気ではありません。まだ、油断は禁物な時期で、脇が甘いと、足元をみられるかもしれません。しかし、来年の2月以降は、低迷期をぬけて、活躍の幅が広がり、応援してくれる人も増えていくはずです。さらに、6年ごとの大運は、2021年以降、18年間が安定している幸運期になるので、来年以降飛躍できると、その後も長期的で、安定した活躍が期待できます。
四柱推命で、五行バランスに着目して運期をみると、2024年の甲辰と、2025年の乙巳の年は、木のエネルギーが強いときです。木のエネルギーは、日干が辛の立花氏にとっては、財星の巡りとなるので、政治家というよりは、企業家などビジネスに向いている年です。2026年の丙午の年は、火のエネルギーが強く、官星が巡ってきます。官星は、政治家として仕事をするのに、最も向いている星です。ただし、官星は、自分が攻撃されるエネルギーでもあるので、通常以上に、注意が必要なときでもあります。
立花氏は、西洋占星術でみると、かなり特徴的なホロスコープの持ち主です。獅子座に太陽、木星、水星がはいっており、とても自分自身の信念を大事にしていく人であることがわかります。情報量が豊富で、社会的なニーズをうまく取りあつかう能力に大変めぐまれています。乙女座に金星、冥王星、天王星が入り、蠍座に海王星、火星が入っています。普通の人が思いつかないような、奇抜なアイデアにあふれて、行動力もあります。全てが成功するわけではありませんが、一度チャンスをつかむのと、安定的で発展的な見返りをえることが出来る、幸運の持ち主です。
運命の鍵を握っているのは、牡羊座の土星です。土星は、獅子座の水星と協力的な角度をとっているので、情報の発信の仕方が、とくに重要です。常に、社会的に恩恵があること、人々に喜ばれること、自分自身の信念に忠実な発信を心掛けると、土星からのサポートがえやすくなるはずです。
少し先のことですが、市長選挙当日の経過図と出生図を重ねてみます。経過図の木星が、出生図の水星と協力的な角度をとっているので、この選挙でも、立花氏らしさが生かされた、選挙活動が出来るし、応援してくれる人も多いはずです。
ただし、この選挙当日は、魚座に星が多く集まっており、大衆の人気をあらわす月の角度が、魚座の海王星と緊張の角度をとっています。斎藤氏のときほど、ドラマティックな展開は期待できません。経過図の木星が、出生図の土星と協力的な角度をとっているので、あまり奇抜なことをすると、裏目にでるかもしれません。堅実なアプローチをして、保守的で現状を維持したい人たちに、どれだけ支持されるかがポイントになりそうです。