堀江貴文氏を占う (1)
実業家の堀江貴文氏を占います。堀江氏は、ライブドアのCEOを務めていたころ、ニッポン放送の株式を取得、最大株主になり、ニッポン放送をライブドアの子会社にすることを計画していましたか、最終的には、ニッポン放送の全株式をフジテレビが買収してしまいました。昨年度末から、フジテレビへの注目が強まるにつれて、堀江氏に今度はぜひ、フジテレビを買収してほしい、期待する人も多いようです。
堀江氏は、1972年10月29日の生まれで、生まれた時間はわかりません。最初に数秘でみます。堀江氏の運命数は4、外面をあらわすパーソナリティーも4です。内面のソウルナンバーは7で、4と7の数値が強い人です。4は安定をあらわす数値で、ものごとや組織のしっかりとした土台を固めようとします。7は探究者の数値であり、一つのものごとを深く、詳細に極めます。新たな分野や、最新のテクノロジーをいかせる領域で、会社を設立して、企業経営をしていくことは、とても向いています。これだけみると、とても、証券取引法違反容疑で、実刑判決をうけるような人には、みえません。

続いて、命式を出して、空亡でざっくりと運勢をみます。堀江氏の日柱は癸巳、年干は壬なので、堀江氏は、午未空乏で、火星人のマイナスです。2022年から2024年までの3年間は、12年ごとにみる年運のサイクルで、最も運勢がよいときです。が、2025年から2027年まで、季節であらわせば、冬の時期にあたり、畑を休ませるときで、運気はもっとも低迷するときになります。


しかしながら、堀江氏のプロファイルをみると、低迷期にあたら、巳年、午年、未年は、かなり運気が安定しているようにみえるので、あまりこの12年のサイクルにはあっていないようにみえます。個人的に鑑定して感じるのですが、どうも日柱が癸巳の人には、このサイクルどおりにならない人が多いような気がします。
もう少し、五行バランスをみて、運気の流れをみます。堀江氏は、日干が壬なので、水が自星、木が漏星、火が財星、土が官星、金が印星となります。全体として、印星の金と、自星の水が多い五行バランスです。探求心にあふれ、知識欲が豊富で、普通の人が考えないようなアイデアがあふれています。頭の回転も速く、客観的な思考ができますが、柔軟性にかけて、アクシデントに弱いところが欠点です。社会運は非常に強いので、計画的に行動すれば、結果は自然についてくる幸運の持ち主です。
10年ごとに運勢の切り替わりをみると、非常に興味深い運気の流れをみることができます。上場企業のCEOだった人が、実刑判決をうけるような、ドラマティックな展開は、なかなかないので、四柱推命の教科書にのせられるような、ライフサイクルです。
まず、1995年から10年間は、癸丑と期間となるので、水が自星である堀江氏にとっては、自分自身の水のエネルギーが、最大まで強くなるときです。とくに、2002年の壬午、2003年の癸未、2004年の甲申の3年間は、ライブドア社の経営権を取得して、会社の成長がもっとも著しかったころだと思います。

ところが、2005年10月に、大運の運気が甲寅にかわります。癸丑の運気が、水のエネルギーマックスであったのに対して、甲寅は木のエネルギーがマックスになるときです。木のエネルギーは、堀江氏にとっては漏星にあたり、自分自身のエネルギーが奪われて消耗しやすいときです。そして、2006年1月に、証券取引法違反の容疑をうけて、その後の人生が一変します。
この木のエネルギーの影響は、2015年からの10年間の大運、乙卯の期間まで続き、ちょうど今年の10月に、新たな大運、丙辰に変わります。乙卯は、甲寅と同様、あるいはそれ以上木のエネルギーが強い星回りなので、自分が主役というよりも、人のためや社会のためにエネルギーを使う時期で、新たな経験を積んだり、新たな視野を広げたりするときです。今年の10月からは、木のエネルギーよりも、火のエネルギーが強くなるので、印星よりも、財政が強くなります。
とくに、2026年の年運は丙午の年で、60干支で火のエネルギーがマックスになるときです。火のエネルギーは、財星となり、財はその名の通り、お金や財産、物質的で現実的な豊かさをあらわす星まわりです。財政が強くなれば、必ずしも金運がよくなるということではありません。が、今までとはガラッとエネルギーが変わって、金銭的なやりくりに振り回されたり、現実的な計画をたてて、策略的な行動をとることが、求められるようなエネルギーです。
2026年からは、堀江氏は、今までとは全く違った、新たなことに挑戦することになりそうです。ただし、フジテレビを買収するには、多かれ少なかれ、経済的な困難には見舞われそうです。あくまでも、実行可能で、現実的なプランを実行していくことが、財星のエネルギーを上手く利用していくときに、重要なポイントです。