織田信成選手を占う
フィギュアスケート選手の織田信成選手を占います。現役を一度引退してから、9年もたっているのに、2022年シーズンにいきなりの現役復帰、今年は11年ぶりに全日本選手権に出場しています。注目すべきことは、その演技内容で、現役で国際大会にでている若い選手と比べて全く引けをとらない仕上がりで、高難度の4回転ジャンプを決めているのはもちろん、新しいルールにも対応させて、顧客へのアピールの仕方、場の盛り上げ方などは、さすがとしかいいようがないくらいです。
織田選手は2013年に引退後も、数多くのスケートショーをこなし、スケートの解説はもちろん、スケートに関係ないバラエティーなどの仕事や、自らのYoutube番組を配信していて、マルチな活躍ぶりでした。プライベートでは、4人の子の父親であり、これだけ、順風満帆な人生を送っているアスリートは、それほど多くはありません。
しかし、その一方で、2013年までの選手時代、圧倒的な人気があったライバル選手、高橋大輔選手の影にかくれてしまい、十分な評価がえられなかったという印象です。当時の世界大会では、同じ国の選手が表彰台にのることがないように、国内選手権で2位以下の得点が、著しく抑えられていたという、謎の裏ルールが有効だった時です。37才で、現役のトップ選手と引けをとらないような演技をしているのに、2013年以前の世界大会での最高順位は4位、一回も表彰台にのっていないというのは、逆に驚きです。
織田選手の生年月日は1987年3月25日で、生まれた時間はわかりません。最初に数秘でみます。
運命数と内面をあらわすソウルナンバーが8で、過去数と外面をあらわすパーソナリティーナンバーが7です。7と8が多くなっていますが、7は物事をとことんまで突き詰めて、真理を追究しようとする数値で、8は7で見極めた道理を、実行に移して形にする数値です。8は物事を完成させて、最終形を極める数値なので、狙ったチャンスを確実にできる、能力がずばぬけています。
続いて命式を出します。日柱が癸酉、月柱が癸卯、年柱が丁卯です。生まれた時間がわからないので、三柱だけでの判断ですが、全て陰の干支です。十干は癸と丁だけ、十二支は酉と卯だけ、というシンプルな組み合わせです。十干は水のエネルギーと火のエネルギー、十二支は金のエネルギーと木のエネルギーで占められてます。干と支のエネルギーが一致していないと、本来持ってる五行の力が発揮できません。自分自身がもっているエネルギーが極端に弱い分、大運や年運によって受けるエネルギーの影響が強くなります。その時々で、運気の波にうまくのれると、大きく飛躍することになります。
空乏で、運気の流れをざっくりとみると、織田選手の日柱は癸酉、年干は丁になるので、戌亥空亡、土星人のマイナスです。ちょうど、2017年から、年代運がもっとも強くなるので、2017年から18年間は安定した運気が続くはずです。
年運でみると、2019年が令の年で、運気が最も弱まるときで、一つのサイクルが終わり、新たなサイクルが始まるときです。今年は、健康の運気で、若干弱めですが、来年は人気の年で、文字通り、知名度が上がって、社会的な人気運が高まります。2027年から3年間は、一生のうちで最も成果が出やすい幸運期がまっています。
西洋占星術で、織田選手の出生図をみると、木星と太陽が牡羊座で非常に接近しています。自分自身がやりたいと決意したことを、確実に行動に移せるフットワークの軽さが、社会的な幸運を呼び起こすことが出来ます。
出生図を全日本選手権のフリーの演技が行われる、2024年12月21日の経過図と重ねてみます。アスリートにとって重要な星、経過図の火星が、織田選手の太陽と木星に対して、協力的な角度をとっており、とてもいい感じです。当日は、やる気がみなぎって、力強い演技が期待できそうです。
その一方で、この火星は、出生図の月の反対側にあり、対立的な角度をとっています。月は感情をあらわすので、やる気がからまわりしてしまい、必要以上に感情的になったり、緊張をコントロールしにくい状況があるかもしれません。出生時間が定まっていないので、月の位置は正確ではなく、もしかしたら、影響はそれほど強くはでないかもしれませんが、火星がもつ勢いを、上手く自分の感情の見方につけるようにすることが、重要な日です。
現在は、動きの遅い冥王星が火星と反対側にあり、ちょうど織田選手の月の近くを冥王星がかすめ、この冥王星は、出生図の太陽と木星に対して、サポートする角度をとっています。全日本選手権を出場するためには、様々な困難なこともあったかもしれませんが、冥王星の力によって、これまでの努力は大きく実を結びそうです。これからのキャリアを考えるうえで、一つの節目になるような機会に恵まれて、さらになる飛躍のチャンスになるのは、間違いないでしょう。