四柱推命,  西洋占星術

J. D. ヴァンス 氏を占う (2)

共和党の副大統領候補、J. D. ヴァンス氏を占います。前回は、彼のパーソナリティーとトランプ大統領候補との相性をみました。今回は、さらに、時系列な運気の流れをみて、大統領選がどうなるか予測したいと思います。

彼の誕生日は、1984年8月2日、誕生時刻は、午前8時11分、出生地はオハイオ州のミドルタウンです。命式は、生まれた時刻のサマータイム、東部標準時間との時差を考慮して計算しています。

空亡で、運気の流れを簡単にみると、日柱が丙辰、年柱が甲子なので、彼は戌亥空亡のプラスです。酉年と、空亡にあたる戌年、亥年が運気の低迷期です。

2005年から2007年までの低迷期は、ヴァンス氏は、海兵隊員に入隊して、イラクに派兵されています。2009年には除隊し、オハイオ州立大学の学位を取得し、その後、イエール大学のローススクールで学びます。イエールの指導教授から、自伝をかくように勧められ、2016年に出版された自伝、『ヒルビリー・エレジー』がベストセラーになったことから、彼の人生の歯車は回りだします。ちょうど、年代運が経済、年運も充実の時です。

2016年には、オハイオ州に引っ越して、政治家になる準備をはじめますが、実際に上院選に名乗りを上げて、上院議員に選出されたのは、2022年、決定の年です。ヴァンス氏の政治家としてキャリアは、まだ駆け出しといってもよい若手です。副大統領候補に選ばれた2024年は人気の年で、その名のとおり、社会的な脚光をあびる、幸運期です。

2026年、年代運が充実から、背信にかわるので、長期的な視点でみると、運気の強さはやや弱まります。とは言え、年運は2026年から2028年まで、充実した成果がえられやすい幸運な期間が続くので、順調に副大統領に選出されれば、本人が納得できる、政治家としての仕事ができるでしょう。

続いて、五行バランスをみながら、運勢をみていきます。ヴァンス氏の日干は、なので、のエネルギーが自星です。木のエネルギーの官星、火のエネルギーの印星が強く、漏星財星が弱くなっています。土のエネルギーをもっている、が2つあり、も土が強いので、全体としては、自星であるがもっとも強いバランスです。

年運、大運による、エネルギーバランスをみると、2009年に、自星である土が極端に強くなっているのがわかります。2009年は、大運の甲戌、年運の己丑が重なることによって、土のエネルギーが増幅しています。2009年は、ヴァンス氏が除隊して、大学に入学した年です。大きな人生の転機となったと思います。

大運は、2006年、20016年に切り替わっていますが、この20年間は、木のエネルギーが全体的に強い運気になっています。木のエネルギーは、ヴァンス氏にとっては、官星になるので、政治家を志す時期としては、最適な流れです、とくに、上院議員になった、2022年から2025年までは、木のエネルギーの強さが持続するので、政治家として充実した経験を詰めます。

2026年になると、運気の流れは変わります。2026年は丙午の年なので、年運としてものエネルギーが強いのですが、加えて、2026年4月に、大運も丙子にかわります。火のエネルギーは、ヴァンス氏にとっては、印星にあたるので、大きなサポートがえられる時です。木のエネルギーが強いときは、着々とした努力を積み重ねて、周囲の人々や有権者に期待に応えることが求められましたが、のエネルギーは、本人が行動しなくても、自然と周囲の人が背中を押してくれるような運気にかわります。のエネルギーは官星で、西洋占星術でいうと土星のようなエネルギーなのですが、のエネルギーはヴァンス氏にとっては、印星で木星のような星です。

2024年の運気もよいので、トランプ氏が勝利して、順調に副大統領に選ばれれば、順調な仕事ぶりが期待できるでしょう。選挙当日の運気を西洋占星術でみてみます。

選挙当日のホロスコープでは、月がよい角度をとっています。経過図の月が、出生図の冥王星、海王星と安定の角度、逆に、出生図の月は、経過図の木星と協力的な角度です。月は、内面の充実さや私生活の豊かさなどをあらわすのですが、選挙の結果を占う配置としては、それほど重要ではありません。

一方、経過図の冥王星、海王星、天王星、火星、土星の配置は、出生図の星に対して、緊張を強いるものです。総合的にみると、厳しい角度をもった、星の方が目立つと言えます。

もう一度、出生図の星の配置に注目すると、ヴァンス氏の出生図の星の配置は、3ハウスと4ハウスの下半分に星が集中しているので、国政のトップで指揮をとっていく政治家としては、少し物足りない感じもします。地元の経済を活性化させて、貧困問題や社会問題に取り組んでいこうとする、地域密着型の政治活動の方が、本来は向いているし、本人もそれを望んでいるのではないかという気もします。

2022年に上院議員に当選してから、まだ日がたっていないということもあり、気持ちの切り替えがどこまでできるのかが、今後の政治活動の開運のポイントになっていきそうです。

ブログランキングに参加しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です