2026年4月2日 天秤座の満月
2026年4月2日、天秤座で満月を迎えます。3月20日に、春分の日を迎えてから、最初の満月です。4月は年度の切り替わりの時期にもあたるので、新しい年度を迎えるにあたって、最後の断捨離をする、いらないものを振り落として、新たな年度へ備えるのに、最適なタイミングのときです。
3月19日の新月は、高市首相がアメリカを訪れ、トランプ大統領との日米会談で始まりました。就任直後で、祝福ムードにあふれた前回の会談とは異なり、緊迫した国際情勢を背景にして、大きな難題をつきつけられたというような、厳しい交渉になったと思います。
日本の首都東京では、4月2日、午前11時12分に満月を迎えます。前回の新月図では、太陽、月、火星、水星は10ハウスという、社会全体をもっとも高いところから俯瞰する場所に集中していましたが、今回の満月図でも、土星、太陽、金星が10ハウスに入っています。大きな傾向としては、新月のときからかわりませんが、さらに、海王星がMCとほぼ重なっているという、より強い配置になっています。新月期間の社会的に風潮が、より濃縮したような時期になる、そんな満月図です。

新月では、10ハウスに入っていた火星と水星が9ハウスへ移動しています。情報をあらわす水星が、新月図では逆行していましたが、21日から水星は順行に転じています。9ハウスは海外や国際情勢をあらわす場所なので、海の向こう側に何がおきているのか、腰を据えて、より冷静に見つめなおそうとしている、そんな状況が感じられます。
感受点にのっている星は、海王星だけではありません。幸運の星木星が、アセンダントにのり、水星に対して協力的な角度です。木星は国家を表す太陽と、国民をあらわす月の間で、ほぼ真ん中あたりに配置されて、人々が国に対して感じる不満を、上手く調停するような形で存在します。人々は、厳しい状況の中にいても、何故だかわからないくらい楽観的で、そのうち何とかなるだろう、というようなおおらかな心構えをもちあわせています。この、よくわからない楽観さが、今後どのような結果につながるのか、ちょっと興味深いところです。
続いてアメリカの満月図をみます。アメリカの首都、ワシントンDCでは、4月1日、午後10時12分に満月を迎えます。アメリカの満月も、新月から大きく星の配置は変わりませんが、海王星、太陽、土星という中心的な天体が、5ハウスの中央付近に移動しています。新月図では、これらの星は、軍事をあらわす6ハウスか6ハウスと5ハウスの境界線にいました。満月図では、5ハウスという国内の経済活動の場所に集中しています。海外での軍事活動が、どのように国内経済に影響をあたえるのか、気になってくる段階になっていきます。

動きの遅い天王星は、新月のときには8ハウスにいましたが、7ハウスへ移動しています。7ハウスは外国との交渉をあらわす場所で、牡牛座から双子座に移動しようとしている天王星がいます。アメリカにとって、イランとの停戦交渉は、この満月期間中に、一つの山場を迎えます。天王星が意味することは、正攻法ではなくて、奇想天外な奇策、普通の人では思いつかないような革命的な戦略です。アメリカにとっては、予期しないよう相手の反応に振り回されて、一筋縄ではいかないような状況が続きそうです。
一方、破壊と再生をあらわす冥王星は、4ハウスから3ハウスへと移動しています。3ハウスは、物流をあらわす場所なので、まさに、事実上、現在封鎖状態にあるホルムズ海峡の状況を示唆いているようです。冥王星は7ハウスにいる天王星と協力的な角度をとっているので、海峡を通ることができる権利そのものが、交渉の切り札になっていることが読み取れます。
日本でもアメリカでも、今回の満月図では、月をのぞいて他のメジャーな天体が、海王星、土星、太陽を中心にして、その周囲に、木星、天王星、冥王星が配置されています。太陽と海王星の反対側に月がいて、他の天体を遠くから操るようにして、ポツンと存在しているのが特徴です。月は、一般大衆の心理状態を意味するので、人々が今の社会情勢をどのようにとらえるのか、と言う点が今後の運命を握っています。
その中でも、アセンダントに木星がのっている日本の状況は、特記すべき、幸運なことです。困難なときでも、社会に対して揺るぎない信頼を持って人生を前向きに捉えていける時です。蟹座の木星なので、身近な人との人間関係を再評価し、多角的な視野をもって、新たなことにもチャレンジできます。木星は情報をあらわす水星と協力的な角度をとっているので、新たな分野で専門的な知識を得ていくのにもむいています。ピンチな時でも、考え方をかえることで、チャンスに変えることが出来るということを覚えておきましょう。