アリサ・リウ選手を占う
2026年冬季五輪、女子フィギュアの金メダリスト、アメリカのアリサ・リウ選手を占います。リウ選手は、ジュニア時代に4回転ルッツとトリプルアクセルを成功させて、2020年に全米選手権で優勝し、将来を期待されていました。が、2021年にシニアデビューを果たしてからは苦戦し、2022年4月には惜しまれつつも引退してしまいます。ところが、2024年の3月に再び、現役復帰をはたし、2025年の政界選手権で優勝しています。これだけ短期間で、引退と復帰を経験するフィギュアスケート選手は珍しいですが、まだ20才なので、これからも活躍も期待できそうです。
リウ選手の生年月日は2005年8月8日で、父親は中国からアメリカに亡命した弁護士、母親は匿名の卵子提供者であり、代理母を通して生まれたという、なんとも家庭環境からして、かなり独特です。数秘でみると、運命数、パーソナリティー、ソウルの3つの数値が全て5です。この3つが全く同じ数値でそろうことは、かなり珍しいです。

数秘5の人は、自由を愛し、好奇心に突き動かされて行動します。運動、音楽、美術など、感性を活かした才能があり、エンターテインメントの表舞台で活躍するのには、ぴったりと数値です。一方、停滞や変化のない環境、束縛を嫌うので、忍耐力がないのが欠点です。シニアに転向してからすぐに引退を決めたり、その二年後に、再び現役に復帰したり、環境に応じて自由に選択していく生き様は、数秘5の感性そのままです。
続いて、命式を出して、空亡から運勢の流れをざくっとみると、リウ選手の日柱は甲、年干は乙なので、土星人のマイナスです。来年、2027年からの3年間の運気がとてもよいので、今回のオリンピックを契機として、より充実した競技生活が期待できそうです。

丁度、ジュニア時代に成績を出していて、周囲からの期待を集めていた2018年から2021年までの3年間が低迷的で、丁度シニアに上がった2020年から、運気が切り替わって新しいサイクルが始まっています。ジュニア時代は、結果は出していたけれども、自分の意思ではないところで、物事が回っているような感じがして、どこかで違和感を感じていたころだと思います。
2021年からは、心機一転して新たなスタートが始まりますが、2022年の4月に、早々と引退を決めてしまうところが、リウ選手らしいです。ジュニア時代から、何かが違うと感じていたことを、一度リセットしたような感じです。
そして2024年に競技に復帰して、2025年には世界選手権で優勝しています。2025年は人気の年で、しっかりと運気も味方につけて、結果を出した時ですが、それ以上に、より自分らしく、スケートをすることにしっかりと向かい合ったことが、成果につながった感じです。ジュニア時代から感じていた違和感を、克服できるようになり、その流れが今回のオリンピックにもつながったと言えます。
西洋占星術で出生図をみると、太陽、水星、土星が獅子座にあり、とても獅子座の力強い配置になっています。獅子座は、自己表現、創造性、独自の個性を意味する星座であり、獅子座にある太陽の反対側には、水瓶座の海王星がいます。太陽が現実的で、社会的な役割を担っている天体であるのに対して、海王星は無意識、潜在的な心の在り方を示します。自分自身が社会的に評価される理想と、より深く、潜在的な深層心理にとって快適な状態とに葛藤を抱えやすくなります。その太陽と海王星に対して、天秤座の木星が調停して、葛藤をばねにして、より大きな豊かさや成功を掴んでいくというような、星の配置をもっています。

出生図とフリーの演技が行われた日の経過図を重ねてみます。経過図の木星が、出生図の金星に対して、協力的な角度をとっている、とてもラッキーな配置です。リウ氏のもつ美しさ、魅力が最大限に生かされた、よい演技が出来て、喜びに満ちた時間になりそうです。

二つの木星の中間地点には、出生図の太陽があり、その反対側には海王星が位置しており、ヨッドとよばれる複合アスペクトを描いています。ヨッドは、神の手を呼ばれ、逃れることができない宿命、逃れることが出来ない試練、のような意味があります。今回のオリンピックで、金メダル争いにかかわるような選手を何人かみていますが、演技が行われるときの経過図と出生図で、このヨッドを持っている人は、本当に多いです。ヨッドがあるから、オリンピックで金メダルをとれるということではありません。しかし、何らかの必然があって、五輪という世界中が注目する舞台に呼ばれて演技をする、という宿命のようなもの、ということははっきりと読み取れると言えそうです。