2025年1月29日 水瓶座の新月
2025年1月29日は水瓶座の新月です。水瓶座の新月というのは、太陰太陽暦、いわゆる旧暦のお正月です。たまに、60干支を使う占いでは、立春の日を一年のスタートとするので、立春が旧暦のお正月だと勘違いしている人がいますが、違います。太陰太陽暦のお正月と、干支暦で使う二十四節気については、こちらにまとめているので、参考にしてください。
今年の水瓶座の新月は、昨年度、冥王星が水瓶座入りしてから、最初の水瓶座の新月、つまり旧暦の新年となるので、とても意味が大きい新月になります。山羊座新月期間中は、山羊座冥王星時代の影響が色濃く残る新月期間でしたが、水瓶座新月から、ますます、水瓶座の影響が強くなります。これは、ただ単に、太陽星座が水瓶座の人、月星座が水瓶座の人がとくに影響をうけるというものではなく、全ての人、社会全体にたいして、大きな変革となる時期です。
それでは、まず、日本の新月図からみます。日本の首都、東京では、29日21時36分ごろ、新月を迎えます。太陽と月が水瓶座の9度で、双子座の11度にある木星と、120度という喜ばしい角度をとっているのが目立ちます。
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太陽と月は5ハウス、木星は9ハウスにあります。5ハウスはエンターテインメントをあらわす場所で、9ハウスは司法をあらわします。ただいま、テレビ局の存続を騒がせている例の問題は、とうとう司法の場へ舞台をかえて、さらに拡大しそうです。
木星に対して、6ハウスの土星が、緊張の角度をとっていることも重要です。6ハウスは、雇用、労働環境をあらわす場所です。従業員の安全を守るための、根本的な、企業のコンプライアンスが問われそうです。
アセンダントは天秤座で、天秤座の支配星は金星です。金星も6ハウスで海王星とほぼ重なっています。女性の雇用環境に関して、さらに暴露が続きそうです。
この金星と海王星に対して、8ハウスの天王星、1ハウスの月の遠地点であるリリスがあります。この4つの天体は、ヨッドと呼ばれる複合アスペクトを描いています。ヨッドは、神の手とも呼ばれ、神に定められたかのように宿命を背負うともいわれる強い意味をもつ配置です。
月の遠地点であるリリスは、秘められた女性性という意味があり、男性を魅了する悪女というイメージや、抑圧された女性性としてとらえられます。また、8ハウスは性をあらわす場所でもあり、これもまた、とても意味深なヨッドです。単なるテレビ業界という一つの分野における問題を超えて、私たち一人一人が、女性性のあり方への、根本的な見直しをせまられそうです。
なんだか、同じ問題に対して、解釈が集中してしまったので、少し、方向性を変えたいと思います。8ハウスは、経済の場所でもあり、とくに対外的な金融市場をあらわします。水瓶座の支配星でもある天王星は、テクノロジーを意味するので、少しニッチで、新たな技術革新を視野に入れるような分野で、マーケットは脚光をあびそうです。
続いて、アメリカの新月図をみます。アメリカの新月図は、アセンダントに太陽と月がのっている、とても力強い配置です。新大統領の就任式も、無事に終えることができたので、無事に新しい時代をスタートというところでしょう。
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太陽と月と、協力的な角度をとっている木星は、4ハウスでICの近くです。4ハウスは国土のあらわす場所なので、移民の問題、カリフォルニアでおきている火災の問題などに、解決にむけて、発展的な進歩がみられるでしょう。ただし、土星が木星にたいして緊張の角度をとっているので、政府の対応に厳しい意見もむけられそうです。
星の多くは、1ハウスから3ハウスに集中しているので、この新月期間中は、新たな新政権の発足にむけて、国内の実質的な業務基盤をつくりなおして、地盤を固める重要な時期となりそうです。情報やメディアをあらわす3ハウスの天王星の力が強くなっているので、紆余曲折をへて、少し意外な展開が知らされるかもしれません。
海王星と金星、天王星、リリスが作るヨッドは、1ハウスと3ハウス、そして神の手の先は8ハウスに向かいます。アメリカの金融市場は、新たな政権の動きをみながら、少し神経質な動きになります。新大統領を期待して、ボーナス相場といきたいところですが、現実は厳しそうです。
今回の新月期間中は、日本もアメリカも、木星からの働きをうけて、大きくシフトチェンジします。今まではそうだった、という常識は通用しなくなるので、新しい動きに乗り遅れないように、気をひきしてめて行きたいところです。