2024年6月6日 双子座の新月
2024年6月6日は双子座の新月です。今まで、牡牛座にいた太陽、金星、木星、水星が次々と双子座に移動してからの最初の新月となります。双子は風の星座ですので、地の物質主義の社会から、情報、知識、精神性をより重んじた風の要素が、ますます強くなるときです。
日本の首都東京では、6月6日、午後21時37分に新月をむかえます。前回の射手座の満月と同様に、アセンダントの近くには冥王星がいます。満月のときは、アセンダントは水瓶座でしたが、今回の新月図では山羊座です。山羊座の支配星は、土星ですので、今回のホロスコープの主役は土星です。
土星は、魚座の2ハウスにいて、双子座にいる太陽と月と緊張の角度です。2ハウスは、金融、財政、税金などをあらわすので、国家にとっても国民にとっては、厳しい財布のやりくりを強いられそうです。それでも、太陽と月の近くには金星もいるので、なんとか、表面的には楽観的にのりこえられそうです。
土星から厳しい牽制をうけていますが、5ハウスにいる太陽と月には、幸運の星でもある金星が重なっているので、本来だったら、ラッキーな星回りです。5ハウスは、芸能、スポーツなどをあらわすので、現実社会は厳しい状況が続くかもしれませんが、これらのエンタメ的な要素は、人々の気持ちをもりあげてくれるかもしれません。
また、5ハウスには、穀物の生産など、農業などの一次産業の状況もあらわします。米の生産量など、食糧の不足などがテーマになるかもしれません。ネガティブなニュースが注目されやすいですが、金星のサポートもある時期なので、冷静に現実をみるようにすることが重要です。
しかし、一方で土星は、8ハウスは乙女座にいるジュノーと対立する角度にいるので、実際に起きている現実は、国民や国家が考えている、想像以上に厳しい状況です。8ハウスは、貿易や国際的な禁輸経済、株式市場などをあらわすので、経済状況は要注意です。
さらに、冥王星は、6ハウス蟹座にいるジュノーと対立の位置にあり、3ハウス、牡羊座にいる火星と緊張の配置です。3ハウスは、通信や情報、貿易、流通をあらわすのでが、こちらも厳しいです。インターネットなどの情報インフラのトラブル、もしくは、流通や貿易における問題などは、いつも以上に注意が必要です。ただでさえ、円安で物価高が続くので、今まで簡単に入手できていたものが、高くすぎてなかなか入ってこなくなったりすることが、目立ってくるかもしれません。
4ハウスには、木星と天王星、水星が入っており、とくに、双子座の木星と水星は、かなり接近しています。さらに木星は、海王星と冥王星と協調的な角度をとっているので、大きなサポートをもらえます。木星は水星の力を増大させるので、困難な状況におかれても、臨機応変で適切に動けそうではあります。
次に、アメリカの新月図をみます。アメリカの首都、ワシントンDCでは、26月6日の朝、午前7時37分に新月を迎えます。
星座ごとにみる、星の配置は、日本もアメリカも同じですが、感受点とハウスの位置が違います。アセンダントは蟹座で、蟹座の支配星である月が、新月図の主役です。月と太陽は、金星とともに12ハウスにいます。12ハウスがあらわすのは、裏社会、陰謀、テロ、スパイなどです。なんだか少し物騒ですね。
ホロスコープを支配するMCの近くには、土星がいます。土星がいる9ハウスは、司法、思想の環境などをあらします。丁度、トランプ元大統領の裁判が注目されているときなので、この裁判の行方が、今後の大統領選のみにかかわらず、アメリカの国民や国家、全ての組織に影響をあたえるようになります。にもかかわらず、国民や国家にとって、本当に重要なニュースは、もはや表の大手メディアでは話題にないでしょう。真実のニュースは、12ハウスで語られるのです。
木星、水星、天王星は11ハウス、海王星は10ハウス、冥王星が7ハウスにいます。ホロスコープの下半分、国際的な経済状況を表す8ハウスには、メジャーな惑星がありません。これらの星の配置は、前回の射手座の満月図から、大きな変化はありません。引き続き、海外の情勢が変化するのを、金融マーケットや国家的な大きな組織も、緊張感をもって注意深くみつめているような状況です。