2024年5月23日 射手座の満月

2024年5月23日は射手座の満月です。太陽が双子座に入ったばかりで、その後ろを金星が追っています。金星の近くには、木星もいて、とても力強い満月です。

日本の首都、東京では、5月23日、午後22時53分に満月を迎えます。水瓶座にいる冥王星がアセンダントの上にのっており、さらに冥王星と海王星、月と太陽が緩やかな台形を描いています。冥王星は少し怖いですが、困難な状況にもかかわらず、冥王星が大きなサポートしているようです。この時期に起こる出来事は、良くも悪くも、将来的に大きな影響をおよぼすことになりそうです。

水瓶座の支配星は、天王星ですが、天王星は木星の近くにいて、ICに接近しています。木星と冥王星の中間には、海王星が陣取っていて、外惑星2つと、木星が小さな三角形を描いています。海王星は魚座の最後の度数、12星座を一周して、牡羊座に入る直前です。

今まで、いろいろと我慢してきて、なんとか現状を維持しようと頑張ってきたことに、とうとう耐えられなくなって、我慢をやめる。そして、現状をぶっ壊してしてでも、なんとかしようとして、一気に変わろうとしていく。そんなエネルギーが、あふれていくような状況にみえます。

星は、2ハウスから4ハウスに集中しているので、今回は、身近な問題がテーマになりそうです。身近で起きている問題、商品の価格があがったりとか、そもそも手にいれられうはずのものが手に入らないとか、病院の予約がとれないとか、お金があるはずなのに、銀行のATMでお金をおろせないとか、そういう、当たり前だった日常の出来事が、当たり前でなくなってきたときに、自分自身の当たり前を見直していく、というような流れです。

牡牛座29度という最後の度数で、木星と金星が重なり、その後ろを天王星がおっています。これから、金星は24日、木星は26日、天王星は2025年7月7日に、それぞれ双子座に移動します。天王星は一度逆行して牡牛座にもどり、2026年4月26日に、最終的に双子座に入ります。

双子座に天王星がはいると、風の時代、本格始動ということになりますが、その前に木星が双子座に入ることによって、私たちは、風の時代の序章をむかえます。木星と金星が重なることの時期に感じた直感は、確実に今後の時代の流れをくみ取るものとなるでしょう。

続いて、アメリカの満月図もみてみます。アメリカの首都、ワシントンDCでは、5月23日の午前8時53分に満月を迎えます。

アメリカの満月図では、アセンダントの近くにいるのは、小惑星のベスタで、MCには海王星がのっています。冥王星はパートナー国や敵国をあらわす7ハウスにいて、星の多くは、10ハウスと11ハウスに集中しています。

日本とは真逆の配置ですが、海外の情勢が変化して、FBIやCSIのような、国家的な大きな組織に動きあり、国民は緊張感をもってみつめているような状況です。冥王星、海王星、天王星、木星が、協力関係にある配置であり、金星も太陽を援護しているので、この時期に起こる変化は、将来的には、明るい眺望をもたらす可能性も大きいです。

話はかわりますが、満月の直前、5月19日には、イランのライシ大統領が登場していたヘリコプターが、アゼルバイジャンとの国境近くの山岳地帯で墜落したというニュースがありました。アブドラヒアン外相を含め、搭乗者9名全員が死亡したということです。気になったので、前回の新月図を、イランのテヘランでみてみました。

ちょうど、アセンダントには、天王星と木星が接近し、MCには冥王星が近づいていました。天王星と木星は、変化を与えつつも将来的には発展をもたらす星なので、本来ならば、幸運な星並びです。それでも、何をもって、幸運というべきなのかは、人々の立場によって違います。いずれにせよ、感受点に重要な惑星が接近しているときは、大きな変化の時であるということは、間違いないと感じました。