イランを占う
2025年12月28日から、通貨安とインフレ状態が進み、経済危機を契機として、首都テヘランから大規模な抗議活動がはじまった、イランを占います。現在においてもイランの西側地域で拡大し、被害が激化して、政治的な緊張が高まっており、どうやら、これから始まる、世界秩序の大変革の始まりのような気がします。
現在のイランは、1978年から1979年にかけておきた、イラン革命をへて、1979年4月1日に、国民投票に基づいて、イスラムの基準に則る、イラン・イスラム共和国として、樹立されました。イランは、日本と同様に、紀元前からの古い歴史がある国ですが、現在の政治体制をみるために、この1979年4月1日を、国の「誕生日」、始原図として、ホロスコープを作成します。
月が牡牛座と双子座の境界線付近にいて、木星と火星、水星に対して、協力的な角度をとっており、とても月の力が目立つ配置になっています。月は国民をあらわすので、国民の力、意思や行動力が、国を運営していくうえで、とても重要な働きをしています。月は、魚座の金星と緊張の角度をとっています。金星は、国民にむけられる、宗教的な規範の厳しさを示しているようです。

木星は、蟹座と獅子座の境界線にいて、魚座の火星と協力的な角度です。蟹座は国を守るという防衛的な本能をあらわし、獅子座は国としての独自性、ユニークさを意味します。魚座の火星は、宗教的、スピリチュアル、精神的な価値観をあらわすので、イスラムの規範を巡視した、イスラム共和国という政治体制が、バランスよく繁栄された配置と入れるでしょう。
これらの小三角形を描いている天体は、どれも星座と星座の境界線の近くにいるので、現在の星の配置と共通する要素があります。抗議活動が始まった、昨年12月28日の星の配置と重ねてみます。月の上には、経過図の天王星、火星と水星の上には、経過図の土星と海王星がいます。まさに、変わるべきタイミングに来ていると言えます。

特に、革命の星と呼ばれる天王星が、国民をあらわしている月を刺激していることは、重要です。天王星は社会の古い価値観を覆して、新しい技術革新を受け入れていく力があります。古い秩序や常識を打ち破り、未来志向の新しい価値観を大きく後押しします。
さらに、経過図の木星は、乙女座20度にいる始原図の天王星と協力的な角度です。始原図の天王星は、月と反対側にあり、そもそも、天王星が意味する革新的な思考、最新の技術などと、国民の月は対立する関係にあるのですが、この始原図の天王星が、経過図の木星がサポートするような形で、配置されています。
木星は現在、蟹座の21度付近にいますが、6月の後半、出生図の木星に近づきます。現在の緊迫した状況は、6月の終わりから7月にかけて、新たな局面をむかえて、大きく動いていくはずです。
イランの首都、テヘランの今年の春分図をみると、敵国やパートナー国をあらわすディセンダントに、太陽がのっています。さらに、海王星と土星もディセンダントの近くいて、同じ牡羊座に金星、月も入っており、とても牡羊座要素が強い配置です。

牡羊座は、12星座の最初の星座であり、新しいスタートを象徴します。国を守ろうとする保守的な星座、蟹座にいる木星が、牡羊座にいる金星と緊張の角度を強いています。今までの保守的な規範から脱却しようとする、国民の強い意思があり、その気持ちが新しい政治体制への移行することに、拍車をかけています。
そして、軍事を表す6ハウスに、火星と水星が入っており、10ハウスの木星と、協力的な角度です。新しいスタートをきるためには、外国からの軍事的な介入は、避けられないようです。国土をあらわす、ICや4ハウスに、星が入っていないので、実質的な被害は抑えられそうな感じはします。
イランだけにかかわったことではありませんが、今年の春分図は、太陽の近くに海王星と土星がいて、牡羊座にそろって入室するという、物事がリセットして、あらたな再スタートを、とても強く象徴する星の配置をしています。その太陽と海王星、土星が、ディセンダントの真上にいるという、イランの春分図は、新たな世界秩序の構築が、中東地域から始まっていくということを、強く主張しています。