02 西洋占星術

2026年3月20日 春分図を読む (1) 日本

2026年3月20日に、春分の日を迎えます。春分は、太陽が牡羊座に入室するタイミングです。牡羊座は12星座の最初の星座であり、春分の日は西洋占星術のお正月です。春分図は、来年の春分までの一年間の運気をあらわすもので、国の運勢を占うマンデン占星術では、もっとも重要な星の配置です。一年のうち、とくに、春分から夏至までの3か月間の運気が強くあらわれるとされています。

2025年の日本の春分図では、太陽と海王星が、ディセンダントにのっており、外交問題、同盟国や停滞国との関係が、大きなテーマになる星の配置でした。さらに、土星が軍事をあらわす6ハウスにいて、10ハウスにいる火星から、協力的な角度をとっていました。

実際には、2025年は、石破首相が辞意を突然表明し、高市政権が誕生して、公明党が与党を離れ、政治体制が大きく動いた年でした。一方、アメリカとイスラエルがイランを攻撃し、軍事的な緊張感が高まった一年でもありました。内政が大きく動いた背景には、国際情勢の大きな変化があったということでしょう。

一方、2025年12月25日の冬至図をみると、6ハウスに土星と海王星が入っており、軍事的な地政学リスクが、大きな影響を与える配置となっています。さらに、ICの上には火星がのっていて、3ハウスに太陽、金星、水星がいます。ICは国土の問題をあらわし、3ハウスは物流を象徴する部屋です。イランのホルムズ海峡沖での、軍事的な問題によって、物流に影響を及ぼし、資源輸入国である日本に打撃を与えると考えると、この冬至図があらわしている意味が、より理解できます。

2025年の春分図と冬至図に共通していることは、6ハウスに特徴的な星の配置がみられます。6ハウスが意味する、軍事、医療、雇用などの問題が、今年の春分図につながっていくと考えると、より今年の流れがわかりやすくなります。

2026年の日本の首都東京では、夜中の23時46分に、太陽が牡羊座に入室します。ちょうど、ICのほぼ真上に太陽がのり、海王星、土星、金星、月が国土をあらわす4ハウスに入ります。木星は7ハウスにありますが、冥王星は2ハウス、水星と火星が3ハウス、天王星が6ハウスにいます。木星をのぞく全ての天体が、3ハウスから6ハウスの下半分に集中しており、国家の土台を固める必要性を強調しています。

その中でもICに接近している、特に重要な天体、太陽、海王星、土星について、最初に考察してみたいと思います。ICと4ハウスは、国土、土地を意味するので、地震などの天災、自然災害による被害が、真っ先に考えられます。とくに海王星は海をあらわす星でもあるので、日本周辺の海運や領海内での問題や、津波や水害など、水にかかわる問題をとくに強調します。

さらに、国土や領海のような、物理的な問題だけでなく、海王星は目にみえない精神世界をあらわす星でもあります。私たちが潜在的に信じているもの、信仰や宗教、さらには国家として社会としての理想像なども、海王星の象意です。人々の集合意識を作るうえで、根本的な土台となっている、精神的な信仰、家族や祖先とのつながり、個人個人が帰属しているあらゆるコミュニティとの結びつきなどを、再認識して、より強固なものを模索していきます。

また、より政治的、組織的な味方をすると、MCは与党であり、ICは野党をあらわします。国の政権を担い中心的な役割をはたしている勢力がMCであり、その勢力に反対するのがICです。この春分を迎える一ヶ月ほど前、政権与党は選挙で圧勝して高い支持率を得ていました。しかしながら、このような高い支持率のもとで、安定した政権基盤というものが、揺らぎ始めるということも暗示しています。

4ハウスの金星は、7ハウス、蟹座の木星と緊張の角度です。金星は、楽しいこと、喜びを感じることを意味します。日本と諸外国との関係を憂い、先行きが不透明な状況から、今までは当たり前だったような娯楽やレジャーの在り方がかわってきます。より身近な人と親密なつながりを意識して、交友関係をみなおしていくようになるでしょう。

物流や情報をあらわす3ハウスには、水星と火星がいます。火星は7ハウスの木星と、かなりタイトな角度をとっているので、国際情勢によって、物資の流れが影響をうけやすくなっています。現在、中東情勢が不安定で、石油や天然ガスの流通が困難な状況になっていますが、これから一年間、類似した問題が続きます。火星は、ものごとを極端な方向に揺れやすくします。水星も同じ3ハウスに入っているので、良くも悪くも、盛りすぎた情報が広範囲に拡散しやすくなります。不安や恐怖をあおる情報に、人々は反応しやすいですが、私たちが見つめなおさなければいけないのは、自分自身をより強くするための、精神的な土台です。

太陽と海王星を挟んで、冥王星は2ハウス、天王星は6ハウスにいます。2ハウスは、国の財政を表す場所で、6ハウスは医療や労働環境、公的なサービス全般をあらわします。金銭面の援助、公共サービスの充実などをへて、困難な状況を乗り越えられるようなサポートが検討されるようになっていきます。天王星と冥王星という、動きが遅い外惑星からの協力は、通常では考えられないような困難な状況も、前代未聞の手厚い援助や先進的な戦略によって乗り越えられるということを暗示しています。

天王星は、4月26日に双子座に入りますが、この春分図においては、まだ牡牛座の28度にいます。今年一年は、古い天王星牡牛座時代の価値観を一掃する、意識の変革期にあたります。安定した物質主義を覆すような、今までは考えられなかったような、予期できないことが続きますが、これらの出来事は、来年度から本格する、新しいAIテクノロジー社会へ移りかわるための一つのステップです。新しい双子座天王星時代を、軽やかにスタートするために、自分たちの土台をみなおしていくのが、今年の春分図です。

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