2026年3月19日 魚座の新月
2026年3月19日、魚座で新月を迎えます。魚座は12星座の最後の星座で、この新月は魚座の28度という終わりの角度でおこります。翌日の3月20日には、太陽は牡羊座に入り、西洋占星術のお正月である、春分の日を迎えることになるので、大晦日におこる魚座の新月という感じで、2025年の最後を締めくくる重要な区切りとなるイベントです。
3月3日の満月図では、エンターテインメントの部屋、5ハウスに太陽、水星、火星が集中ました。ちょうどWBCが開催されている期間にあたっているので、日本チームの活躍に注目が集まり、ちょっとしたお祭りムードで、楽観的な状況が続いていたと思います。しかし、19日の新月をむかえると雰囲気は一変します。太陽、月、火星、水星は10ハウスという、社会全体をもっとも高いところから俯瞰する場所に集中し、私たちに現実をみるように促します。

星の中心的な役割を担う、海王星と土星はすでに牡羊座に入っており、議会や政党など実質的な国の機能を司る部屋にさしかかっているので、ついに国の中枢機関としても、緊迫した状況に対して、国として指針を示し、具体的な計画を示さなければならない状況に追い込まれる感じです。
MCの最も近くにいるのは水星で、そばに火星もいるので、情報が極端な方向に協調されて、幅広い領域に拡散されやすいです。人々は恐怖を感じるものほど、過剰に対応するので、冷静で落ち着いた対応を心掛けていく必要があります。
冥王星は、経済市場をあらわす8ハウスに入って、天王星と海王星、土星と協力的な角度です。冥王星は破壊と再生の星であるので、この新月期間中の市場の一時的な混乱、急落は避けられないでしょう。近年、春分の日を迎えてから、株価が急に暴落するような状況が続いているので、今年も何かがあるかもしれません。
一方、蟹座の木星は1ハウスで、水星と協力的な角度です。牡羊座の金星とは緊張の角度なので、楽しさや豪華さを実感するような、華やかな豊かさとは縁遠いかもしれませんが、一致団結して、困難な状況を乗り越えていこうとする、社会的な機運が高まるときです。
続いて、アメリカの新月図をみます。アメリカの首都、ワシントンDCでは、3月18日、午後9時23分頃に新月をむかえます。前回の満月図では、太陽、水星、金星が一ハウスに集まっており、新たな変わりゆく時代をみつめて、国内の状況に人々の意識が集中している状況でした。が、魚座で新月を迎えると、社会的な注目は、国内から国外の問題へと一気にかわっていきます。

冥王星はICの近くで、4ハウスにいて、海王星と土星は6ハウス、天王星は8ハウスにいます。太陽と月は5ハウスと6ハウスの境界線付近にいて、軍事をあらわす6ハウスに影響力の強い星が集中しています。トランプ大統領は、短期間で今回の戦争を終わらすということでしたが、あまり楽観視はできないという状況に、人々は気が付いてつくるという感じです。ICは国土の状況をあらわすので、実質的なテロや暴動の影響など、アメリカにとっても、地球の裏側でおきている戦争、という感じではなくなっていきそうです。
全てのメジャーな天体が、4ハウスから9ハウスまでの、右半分に配置されています。右半分は、対外的な関係を表す場所なので、この新月期間中、地政学的なリスクが最大限に意識されて、アメリカの外交力、国際的な協力関係が試されるときです。ちょうど、3月19日は、日米の首脳会談も予定されているので、この時期の大きな外交交渉の相手国に、日本が選ばれるというのは、かなり意味深です。日本としても、アメリカと運命を共にするという、大きな覚悟を試されるような時です。
この新月期間は、春分の日を境にして始まる、新しい一年間におきる変化の兆候を体験して、現実を直視せざるを得なくなるような時期です。今まで、平凡な日常を送る中で、エンタメとスポーツに熱中していた人々が、平凡な日常を送ることが困難になって、初めて問題の大きさに気づき、現実を直視するようになるというような感じです。不安や恐怖を感じる問題は後回しにしていたけれど、いよいよ避けられなくなる、と言ってもよいでしょう。
単調な日常であっても、安心と安定が担保されている状況であれば、人々は大きな変化を迎えいれようとはしません。これから始まる、新しい価値観を受け入れていく前の、一時的なショック療法のようなものです。過度に不安にならないようにして、変化の先にくる未来をみすえて、前向きのものごとにとりくんでいくようにすることが重要です。