2025年8月23日 乙女座の新月
2025年8月23日は、乙女座の新月です。乙女座0度という場所で、太陽と月がぴったりと重なり、新月を迎えます。0度というのは、まだ乙女座らしい力は発揮できませんが、2025年の乙女座の新月は2回あり、9月22日、秋分の日を迎える直前に、2度目の乙女座の新月があります。
7月25日からの新月期間中、とくに8月9日からの満月を迎えた後に、アメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領との会談、それに続いて、トランプ大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領、EU諸国の代表者との会談も行われ、世界が大きく動きだしたという感じをうけます。満月図では、はっきりとしたカイトが描かれていました。まさに、歴史が変わる、大きな変化への流れスタートした感じです。世界平和への道のりは遠いようですが、それでもこの新月期間中に起きたことは、おおきなきっかけになったはずです。
日本では、参院選挙が行われた後の、最初の新月期間でしたが、石破首相の続投がきまって、何故か株価は爆上げです。自民党政権内部でも、石破政権続投には賛否がわかれているようですが、今の日本では、誰が首相になっても、大きな変化はなさそうです。
日本では、8月23日、午後15時7分に新月を迎えます。外惑星による小三角形は、この新月でもしっかりと描かれていますが、8月9日の満月のときには、海王星の反対側にあった火星は度数を進め、カイトは崩れてきています。

今回の新月図で目立つのは、太陽と月に対して、90度という緊張の角度をとっている天王星です。天王星は5ハウス、太陽と月は、8ハウスにいます。8ハウスは国際的なお金の流れをあらわす場所であり、金融市場を象徴します。そして5ハウスは、製造業や農業などの、生産活動全般をあらわす場所ですが、エンターテインメントや、賭博や投機という意味もあります。7月25日からの新月期間中、日経平均は最高値を塗り替えて上昇していましたが、この新月期間は、加熱ぎみだった取引市場の調整期間となるでしょう。
外交をあらわす7ハウスでは、金星と木星という二つのラッキースターが蟹座にいます。金星は冥王星の反対側で対立していますが、土星と海王星と協力的な角度です。まだ完全に安心できる状況ではありませんが、ロシアとウクライナで、停戦にむけての交渉が行われ、世界が平和にむけて解決策を模索している状況は、日本にとっても明るい展望が開かれていきそうです。
一方、アメリカの首都、ワシントンDCでは、8月23日の深夜、2時7分に新月を迎えます。国の主権者、国民をあらわす1ハウスに、木星が入っており、人々の意識は概ね楽観的です。

太陽と月は、情報をあらわす3ハウスで、12ハウスにいる天王星と緊張の角度です。いろいろと情報過多で、管理できない、掌握できない状況かもしれません。が、そもそも自分と関係ない情報に振り回されるより、一歩ひいてみて、俯瞰してみるくらいが丁度よいかもしれません。
お金をあらわす2ハウスには、金星と水星、その反対側の8ハウスには冥王星がいます。金利の引き下げがあるのか、膨らんだアメリカの借金をどうするのか、アメリカの経済状況においては、実務的で現実的な視点に落とし込んだ話題が中心になりそうです。
外交をあらわす7ハウスや、ディセンダントの周囲に、天体は入っていません。実務的な和平にむけての動きがみえてくるなかで、今まで交戦状態の渦中にいた、諸外国との関係に、一区切りがつきそうです。決して、問題の全てが解決したというわけではありませんが、これからは外交問題よりも、アメリカ国内の状況に、視点が向いていきそうです。
今回の乙女座の新月は、夏が終わり、秋に向かう、今年の後半戦にむかって、あらたなスタートをきるのに、丁度よいタイミングです。出だしはゆっくりだけど、次の新月のころには、乙女座らしく、着実に、丁寧な準備が整いそうです。秋というのは、欧米社会では、年度の初めであって、新しい一年の区切りの季節でもあります。秋分の日へ向けて、新たなスタートへの準備を、乙女座らしく、着々と進めていくのが、今回の新月期間です。