西洋占星術

2024年12月15日 双子座の満月

2024年12月15日は、双子座で迎える満月です。今年最後の満月であり、冥王星が水瓶座してから、最初の満月です。新しい、冥王星水瓶座時代にむけて、古い価値観の断捨離や手放しに、最適な時期です。

12月1日の射手座の新月、日本の首都、東京で見た新月図では、天王星がアセンダントの上にのり、冥王星がMC、さらに冥王星の反対側、ICの近くには火星がいるという、とてもインパクトの強い配置でした。何か予期できないことがありそうだなと思っていたら、12月3日に、韓国で戒厳令が出されました。

韓国の標準時刻と日本時間は同じタイムゾーンなので、韓国の首都、ソウルで作った新月図も、日本の新月図と大きな違いがありません。ソウルは日本からみると西側にあるので、星が少し半時計周りの方向にずれます。MCの上には金星がのり、アセンダントとICにのっていた、天王星と火星は、感受点からかなり外れます。

この新月図だけみると、日本の方が韓国よりも変革が進みそうですが、新月図の影響は、次の新月の12月31日まで続くので、これから、日本でも何か大きなことがあるのかもしれません。ただし、日本の新月図は、11ハウスに海王星と土星が入っているので、人気はないかもしれませんが、日本の政権や議会に、何か激震が走るというわけではないと思います。

それでは、日本の満月図をみていきます。日本では、12月15日、夕方18時2分ごろに満月を迎えます。新月のときには、金星が山羊座にいましたが、満月図では、金星も水瓶座に入って、より水瓶座の要素が強い配置になっています。

今回も海王星が冥王星と天王星の間にあり、さらに月と太陽のちょうど中間地点に、海王星があるという、とても海王星の強い配置になっています。さらに、その強い海王星が、MCの上にのっているという、海王星の独壇場みたいな満月図です。

海王星は人々の集合意識に働きかける星です。国民を表す月と、発展と拡大の星木星が、12ハウスに入っています。12ハウスは裏社会、陰謀を象徴する場所です。この満月期間中、人々が関心をもつ話題は、大手メディアで流れるようなことではありません。月は海王星と緊張の角度をとっていますが、これらの話題は、少し耳の痛い話でしょう。

一方、射手座の水星、獅子座の火星が協力的な角度をとり、それぞれが水瓶座の金星と角度をとって、直角三角形を描いていいます。水星はエンターテインメントの5ハウスにあるので、人が集まる場所、口コミで伝わるニュースは、勢いよく広まっていきます。水瓶座の金星は、木星とも協力的な角度をとっているので、新しい時代を予期する、ワクワクするような話題もあるでしょう。

続いて、アメリカの満月図をみます。アメリカの首都、ワシントンDCでは、12月15日、午前4時2分に満月を迎えます。

12月1日の新月図では、ディセンダントの近く、6ハウスに海王星と土星が入っていました。ディセンダントは敵国、または同盟国をあらわし、6ハウスは軍事をあらわします。諸外国の地政学的なリスクが、大きなテーマとなる新月図でしたが、この新月期間中に、シリアの反政府勢力が驚異的な攻撃を開始し、アサド政権が崩壊しました。米国は、2011年以降、アサド政権への制裁を強化してきましたから、今後も、中東情勢の不確実性は、大きなテーマとなるでしょう。

今回の満月図では、感受点にのっているメジャーな天体はありません。しかし、7ハウスに天王星がいるので、引き続き、外国での予期せぬ展開、ニュースには注意が必要なときです。

MCに最も近い星は火星で、1ハウスの水星と協力的な角度です。そして、満月図の主役である海王星は5ハウスです。

ホリデイシーズン真っ盛りのときに、エンターテインメントのハウス、5ハウスに星が入っているのは喜ばしいことです。世代の違う様々な人々が集まることで、いつもとは違う、考え方の異なった人々が集うことは、大きな刺激になります。とくに、若い世代の考え方、ライフスタイルが、注目を浴びそうです。

太陽は8ハウス、月は2ハウスに入っています。2ハウスと8ハウスは、経済を表す場所です。クリスマス休暇で、市場は閑散としそうですが、表むきには、アメリカの経済状況は良好でしょう。

この満月期間中は、日本でもアメリカでも、人が集まるところ、普段は会わない人との会話が重要になります。人との絆を大事にして過ごして、来年以降の激動の時代に備えましょう。

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