JICA 国際協力機構 を占う
外務省が所管する独立行政法人、国際協力機構 (Japan International Cooperation Agency) を占います。JICAは、政府開発援助(ODA)の実施機関の一つであり、開発途上地域等の経済及び社会の発展に寄与し、国際協力の促進に資することを目的としています。
8月21日に、毎年横浜で開かれている、アフリカ開発会議において、『JICAアフリカ ホームタウン サミット』というものが開催され、木更津市、今治市、長井市、三条市がホームタウンの認定をうけたことが発表されました。JICA側の発表では、単なる国際交流を推進する意図の『ホームタウン』認定だったようですが、アフリカ側の公式メディア発表では、日本政府が促進している、将来的な人口増加をねらった移民促進政策であるというニュアンスで広まり、現在大炎上中です。
JICAは、日本版のUSAIDだから、解体してしまえ、という主張もみられますが、私は、USAIDとJICAは、全く違う目的をもった組織だと理解しています。私は2003年頃に、アメリカに留学していたとき、実際にJICAや日本のODAにかかわったプロジェクトが、現地の人々にどのように受け入れられているか、その評判を聴いたことは、多々ありますが、皆総じてよい評価で、日本に対して感謝の意を伝えているものばかりでした。正直、日本人自らが、最も日本が行っている海外協力を過少評価しているように感じていました。
しかし、その一方で、JICAの発表が、ここまで拡大解釈されて流布されてしまう状況には、やはりそれなりに、日本の移民政策を推進したいという人が多く、それについては、懸念を感じる人が多いというのは、よく理解できます。ということで、今回は、JICAを西洋占星術で占っていきます。
JICAの設立年月日は、JICAのホームページでは、2003年10月1日ですが、日本語版のウキディアによると、1974年8月です。英語版のウキペディアでは、2003年8月1日となっていましたが、8月1日という日付のソースが不明なので、単なる間違いだと思います。
2003年の10月1日は、ただ単に、特殊法人から、独立法人へと組織が改組されただけので、この日をJICAの設立年月日とするのには、個人的にはかなり違和感があります。JICAという名称も、1974年から使われてきて、広く国内外に認知されていたものです。独立行政法人という制度は、JICAが設立された1974年には存在しておらず、1990年代後半の行政改革により、2001年頃から特殊法人を独立行政法人に改組することが増えていきました。2003年のJICAの組織変更も、この新たな制度に則ったものにすぎないですが、それでも、あえて、JICA自身が、設立年月日を2003年10月1日と宣言していることには、何らかの意味があるはずなので、両方の『誕生日』で出生図を作成します。
まず、1974年の出生図からみます。ウキペディアには、1974年8月としか記述がないので、正確な日付は不明なのですが、便宜上8月1日とします。実際には、8月31日と8月1日では、かなり天体の位置が動いてしまうのですが、役所の組織変遷であるので、1日がスタートであると考えるのは、妥当だと思います。

土星と金星が蟹座で、ほぼ重なっており、近くに水星がいます。蟹座は、国のための利益を忠実に守ろうとする保守的で堅実な星座です。そして、これらの蟹座の星たちと、魚座の木星が協力的な角度です。魚座は、ボランティア、他者への共感や奉仕、社会貢献を意味します。他国への惜しみない協力をしながら、日本という国の利益を享受できるという、とても理想的な配置です。
国家をあらわす太陽は獅子座で、冥王星と海王星と小さな三角形を描いており、これらの外惑星としっかりとした協力的な角度をとっています。天秤座の冥王星は、全体的なバランス力を維持する力、射手座の海王星は、海外を意味します。国際的な勢力争いの中でも、獅子座の太陽は、日本らしさを武器にして、しっかりとした存在感を示すことができます。
続いて、2003年10月1日の星の配置をみます。星座は移動していますが、海王星と冥王星の角度はかわらず、協力的な体制をとっています。しかし、太陽と冥王星の角度は緩く、小三角形は少し崩れています。海王星は水瓶座にいて、国境を越えた、よりグローバルな組織であることがわかります。獅子座にいた太陽は、天秤座に移動して、もはや、日本らしさという意味合いは完全になくなってしまったことがわかります。

さらに、1974年8月には、蟹座にいた金星が、魚座の0度に配置されています。0度いうのは、魚座らしい、奉仕活動、地域の利益を考えた社会貢献という力が、ほとんど発揮できません。水瓶座29度いる天王星と重なっていますから、地域の特徴は否定して、よりグローバルで均一的なやり方をする勢力に、抑え込まれるようになっています。
1974年8月の配置では、木星が魚座にいて、土星や金星とも協力的で、魚座らしさを存分に発揮できる配置でした。2003年には、魚座は乙女座に移動し、ひたすら決められた仕事を着々とこなすだけで、存在感を失っています。
土星は蟹座の12度にいて、天秤座の太陽と緊張の角度です。国というより小さなコミュニティーにおいて、恩恵を最大限にしようとする力は、規律を厳密に守ろうとする土星と、全体のバランスをとろうとする太陽によって、完全に抑え込まれてしまっています。
さらに、蟹座12度という土星の配置です。この度数は、1974年8月1日においても、土星がいた場所であり、ちょうど29年の年数を経て、土星が黄道の周りを一周し、元の位置に戻ってきたのが、2003年10月1日頃だったということです。これは土星回帰 (サターンリターン)と呼び、大きな転機、試練を迎えるタイミングです。丁度、2003年10月と言う時期は、JICAにとっては、単なる組織の改組ではなく、生まれ変わりを意味する、大きな転換点だったことがわかります。だからこそ、HPに自ら、設立日を2003年10月1日と宣言し、過去のJICAの活動と一千を画して、新たなスタートをきろうとしたのでしょう。
しかしながら、魚座の木星や獅子座の太陽という、本来の社会貢献、地域活性、日本的な地域共存社会といような、かつてJICAがもっていた良さは、もはや存在しなくなってしまっているのも、よく理解できます。2003年以前のJICAの活動では、地域の中で、もはやレジェンドのようになって尊敬されている日本人も多くいましたが、現在のJICAのもとでは、そのような活動をする人があらわれることは、残念ながら、期待できないでしょう。
JICAという組織は、建前として外務省の所管となっていますが、もはや日本らしさというのは存在していないので、日本の国家を守ろうとする組織ではなく、もっとグローバルな世界秩序を維持しようとする勢力の一つとして、組み込まれているのが、星の配置からもはっきりと読み取れます。そのように考えると、今回のようにグローバルな勢力が暴走してしまい、日本の外務省が検討すらしていないようなことを、公の場で宣言してしまうような事態に陥ってしまうのも、納得がいくはずです。