2025年7月20日 参院選を占う (7) 参政党
2025年7月20日の参院選について占います。今回は参政党です。参政党は、現在の議席数は、代表の神谷氏のみの1議席だけですが、今回の選挙は55名の立候補者をたてており、その数は自民党の79人の次に多く、どこまで議席をのばせるか、注目している人も多いと思います。
代表の神谷宗幣は、1977年10月12日の生まれで、生まれた時刻はわかりません。 最初に数秘でみます。神谷氏の運命数は1、外面をみるパーソナリティーナンバーは22です。22と1という組み合わせは、悪くでると、一人よがりな裸の王様みたいになってしまいますが、本来は、組織をまとめて、リーダーシップをとるのに向いている数値です。自分自身のオリジナルな考え方を大事にしながら、人々からも信頼されて、カリスマ性もあります。

内面をあらわすソウルナンバーは、安定をあらわす4です。組織のために大胆な決断をしなければいけない場合も、神谷氏自身の価値観は、周囲の人との調和を重視したいと考えているはずです。
マスターナンバーの22を除くと、1から4までの、小さい数値が占める割合が多く、常に純粋で、裏表がなく、自分の心に正直に全うに生きようとする人であることがわかります。
続いて、命式をだして、空亡でざっと運勢の流れをみます。神谷氏の日柱は壬寅、年干は丁になるので、神谷氏は辰巳空乏の月星人のマイナスです。令年生まれになるので、反対側の運気の影響もうけますが、2025年は巳年で、空亡の年になるので、運気が低迷して、結果に結びにくいときです。

神谷氏は2020年に参政党を設立して、2022年の選挙で、比例区から参議院議員にえらばれています。たった一議席の枠を、より知名度のあった他の候補者を押さえて、選ばれているので、かなりの幸運だったといえます。運勢として、2021年から2024年までがよいので、その恩恵をうけられたのだと思います。

しかし、2024年から低迷期に入ります。今年は色々な意味で、新たな再スタートを期すような時期になりそうです。より大きな飛躍を遂げて、新たなフェーズへと移れるのか否か、ある意味では正念場です。
続いて、西洋占星術で出生図をみます。太陽が天秤座で、月も天秤座、その他、冥王星と水星も天秤座にいて、天秤座の申し子のような星の配置です。正義感が強く、人々に公平に接し、客観的に物事が見れる人です。一方で、全ての人に対して良い顔をしようとするので、八方美人で偽善的な印象をあたえてしまうこともあります。

続いて、出生図を選挙当日の経過図と重ねてみます。蟹座で出生図と経過図の木星がとても近い位置にあり、非常に勢いがあります。蟹座は日本という国家をより強く意識する星座であり、政治的に日本のことを優先させようとする人々の支持が広がっていきそうです。

天秤座にいる出生図の冥王星が、現在双子座にいる金星と協力的な角度です。とても希望がもてる配置で、今まで参政党や政治のことなど興味がなかった人にも、見直されていくような気配があります。
その一方で、反対する側の批判も強くでてきます。経過図の天王星と月は、出生図の土星と緊張の角度です。神谷氏自身の弱みを感情的に刺激してくるような配置で、少し厄介な感じです。
経過図では、天王星と月の他、海王星、土星、冥王星、太陽が、星座と星座の境界線の上に配置されているのですが、神谷氏の出生図では、境界線付近にいる天体は土星だけです。これは、少し物足りなさを感じます。現在、援護をえている星もありますが、動きが遅い外惑星の援護が、まだ弱いという感じです。
今回の選挙で、参政党はかなりの存在感を示すことにはなると思いますが、この結果を実際の国政に実質的な影響をあたえるには、まだ少し力が足りないのかなという感じです。あと3年ぐらいたつと、動きが遅い冥王星や海王星が、8度ぐらいまで、それぞれ角度を進めるので、より神谷氏の出生図の星たちを、より協力的に力を及ばすようになります。
実質的に考えて、今回の選挙は参議院だけなので、衆議院の自民公明の与党優位な構成は変わりません。衆議院の方が、参議院よりも人数も多く、政治的な優位性が与えられています。今回、参政党を初めとして、野党が議席をのばし、与党の議席数が過半数に届かなくても、大筋として、日本の政治勢力は変化しにくいという状況はあります。
本当の意味で、大きな転機となりそうなのは、3年後、2028年に現在の衆議院と、残り半数の参議院の、3年の任期を終えたときです。その前に、衆議院が解散される可能性もありますが、実質的に、参政党のような新しい勢力が、力をもっていきそうなのは、もう少し先です。
しかし、だからといって、今回の選挙が意味をもたないということではなく、人々の意識が変わって、選挙への姿勢がかわったとしても、実際の政治や人々の生活に反映されるのは、3年程度の時差があるということです。それまでは、弱小化した与党が政権を握ることになるので、様々な事柄は混沌としてくるかもしれませんが、社会が変革していく中での一つの過程にすぎないので、前向きにとらえることが重要です。