2025年7月20日 参院選を占う (1)
2025年7月20日の参院選について占います。各政党ごと、党首の人の運勢を中心にみていきたいと思いますが、今回は、選挙期間中の星の配置をみながら、全体の傾向をよんでいきます。
まずは、参院選選挙が公示された、7月3日の星の配置をみます。公示された時刻は、午前中だと思いますが、はっきりとした時刻はわからないので、ハウスと感受点は、参考程度にみます。
天王星、海王星、冥王星の外惑星が作る小三角形がはっきりとしている配置で、三角形の中央にいる海王星の力が、とても強くでています。海王星は土星と重なっており、角度は緩いですが、水星と協力的な角度、木星とは緊張の配置です。海王星は、漠然とした人々の夢と理想をあらわしますが、土星は人々に、夢をみるのはやめて、現実を直視するように促します。

物価高に税金もあがって、人々の生活は実態としてむしろ苦しくなっていくような現状なので、より具体的な政策を明示しようとする、選挙戦になっていくのでしょう。
天王星は牡牛座の最後の度数、29度にいて、金星と接近しています。選挙戦がはじまったころは、牡牛座天王星時代の、古い物質主義的な価値観が強調されるような流れになります。消費税など税金をどれだけ下げられるか、給付金などの金銭的で物質的な恩恵をどれだけうけられるのか、目先の利益に振り回されそうです。しかし、天王星は選挙戦がはじまるとすぐに牡牛座から双子座に移動してしまいます。利益誘導型の選挙戦から、より広範囲な視点で社会を俯瞰しようとする情報戦にシフトしていきそうです。
国家をあらわす太陽は、国民をあらわす月から、厳しい視線が向けられており、与党にとっては、厳しい選挙戦になります。太陽は木星と共に蟹座にいるので、日本人にとっての、日本という国をどうしたいのか、外国人や移民政策をどうするのか、ということが、今まで以上に重要なテーマとなっていくでしょう。
一方、冥王星は海王星や天王星と角度をとりつつも、水星と対立しています。再生を促す冥王星を、情報メディアが、必死で牽制しようとするので、偽情報や名誉棄損など、さまざまな手段を使って、個人が情報を発信することをコントロールする傾向が強まります。
続いて、選挙当日の星の配置をみます。時間は、選挙が終わる8時に設定していますが、終わると同時に、結果がわかるわけではないので、ハウスと感受点は、参考程度に考えています。7月20日は、三連休の真ん中の日にあたり、組織票が多い与党を有利にしようとする日付であると揶揄されていましたが、占星術的にみると、よくぞこの日を設定したよな、と思わせるほど、力強い星の配置になっています。
まず、牡牛座の最後の度数にいた天王星は、双子座に移動しています。そして、その移動した天王星のすぐ近くに、国民をあらわす月がいます。選挙なんか行っても、どうせ現状は変わらない、なげやりに考えている人には朗報かもしれません。今回の選挙は、ちょっと今までとは違います。

天王星が一度角度を進めることによって、冥王星と海王星との角度もよりタイトになっています。さらに、この外惑星による小三角形に、太陽が蟹座の27度にいることによって、別の小三角形が重なっています。この別の小三角形は、天王星と月が中心にあり、国民が主役です。日本という国をまだ見捨てていない、まだ可能性を信じているという、人々が強く信じることによって、大きな結果につながりそうな星の配置です。
太陽の反対側には冥王星がいて、国に対して、対立する角度をとっています。時代遅れの価値観に固執する国に対して、水瓶座の冥王星はとても辛辣です。今まではこれでうまくいっていた、というようなものが、手厳しく否定されるような結果になりそうです。
さらに太陽は、水星と木星から、それぞれ18度の距離にあたり、ちょうど、これらの2つの天体の、真ん中に配置されています。木星と水星の力をうけて、太陽は良くも悪くも、通常以上に大きな力を発揮する状態にあるわけです。冥王星からの牽制球もそれなりにあると思いますが、冥王星に対抗するだけの、力も十分にもっているわけです。
水星は情報、木星は発展と豊かさ、拡大を意味するので、国というものはどういうものなのか、と言う点において、激しい情報戦が繰り広げられていることでしょう。水星は獅子座、太陽と木星は蟹座にあります。国家という、どちらかという排他的な視野の中で、日本という国をどうあるべきか、という国家的なアイデンティティに注目が浴びます。グローバリズムを推進する与党に対して、国の利益を最優先させていこうとする、保守的な勢力に軍配があがりそうな配置です。
今回の参院選は、日本の戦後史において、一つの節目になりそうな戦況です。後から思えば、2025年が、歴史的な一つの転換点だったね、と数年の歴史を経てから、何らかの評価が下されそうです。