022 新月図

2025年11月5日 牡牛座の満月

2025年11月5日は、牡牛座の満月です。10月21日の新月を迎えてから、高市氏が日本の歴史上、初めての女性首相に就任し、新たな高市政権が誕生してから、日本社会の雰囲気はガラッと変わりました。人気のなかった前首相から、華々しく、多くの人の期待を背負って、新たな首相にバトンタッチしたことは、とりあえず良かったと思います。

さらに、新任早々に、アセアンサミットに出席、アメリカのトランプ大統領の来日、韓国でのAPEC首脳会談、と怒涛の外交日程をこなしました。これだけ、多くの話題をさらった首相は、初めてのような気がします。10月21日の新月図では、天秤座の冥王星が外交の部屋、7ハウスに入っていました。アメリカの大統領と信頼関係を深めた一方で、中国との関係には、懸念を多かったような印象です。冥王星の影響が、今後どのようにでてくるのか、注目したいところです。

東京では、2025年11月5日、午後22時19分に、満月を迎えます。新月が午後21時25分だったので、新月図のハウスや感受点の位置から、それほど大きく動いていません。新月図では、MCにホロスコープの主役であった、海王星と土星がのっていたことに比べて、今回の満月図では、冥王星がディセンダントの近くにいることが、最大の大きな変化です。国内の政治的な変化が最大のイベントであった新月図から、問題の焦点が外交面に移っていくのが、この満月以降の流れになりそうです。ディセンダントは、敵国という意味もあるので、冥王星の力によって、極端な牽制球を投げつけないように、注意する必要はあるでしょう。

動きの速い火星と水星が、蠍座から射手座に移動して、天王星の反対側に配置されています。この二つの天体の移動によって、木星、天王星、海王星と土星の小三角形を描き、火星と水星がこの小三角形を含む形で、新たなカイトが形成されています。新月図に比べて、より星がダイナミックになり、様々な事象がシンクロして、一つの変化が、さらに新しい変化を呼ぶような、動きのある状態になっています。

水の星座にいた、火星と水星は、火星座である射手座に移動しても、水星座の木星、海王星、土星と描く、正三角形は、新月図でも維持されています。射手座は、火の星座で、行動力と探求心にあふれ、自由な発想をもち、知的好奇心を追求する星座です。射手座の守護星は木星でもあるため、幸運の星、木星の援護もうけながら、今までは想定すらされてなかった、新たな試みも躊躇なく行われそうです。

続いて、アメリカの満月図をみます。アメリカの首都、ワシントンDCでは、11月5日、午前8時19分に、満月を迎えます。アセンダントに火星が接近して、その火星と8ハウスの木星、2ハウスの冥王星と、協力的な角度をとっています。さらに、冥王星と木星の中間には、金星がいて、金星は11ハウスに位置しています。

11ハウスは議会や政党をあらわす場所です。そろそろ、閉鎖していた政府機関の再開にむけて、議会が動きだすのでしょうか?天秤座の金星は、難しい問題もバランスをとりながら、優れた調整能力を発揮できます。木星と冥王星とは、緊張感のある配置ではありますが、2ハウスと8ハウスは、お金をあらわす場所です。常識的に判断すれば、木星が8ハウスにあるときに、大きな暴落がおきることはないでしょう。もし、解決にむけて動きだせば、国の財政状況や、金融市場にも大きな影響を与えることにもなります。

そして、この満月図で大きな焦点になるのは、月がいる6ハウスです。6ハウスは、労働環境や雇用、医療や保険、人々を管理する、公的な職場環境などを表す場所です。6ハウスには国民をあらわす月と、AIなどの技術革新をあらわす天王星もいます。天王星は、双子座の0度にいますが、逆行しているので、満月の直後、11月8日には牡牛座に戻ります。

AIによる技術革新が、はたして実質的な雇用にどのように影響するのか、解雇や人員整理などのニュースに注目が集まりそうです。AIバブルで浮かれていく半面、投資とは関係ない多くの人々にとっては、人員削減によるAI不況の方が、大きな問題になるかもしれません。

10月21日の新月から、新しい女性首相への期待によって、楽観的な雰囲気に一気にかわりましたが、満月期間中も、この勢いは続きます。明るい 見通しは衰えるどころか、さらに加速しそうな勢いです。悲観的な味方よりも、楽観的な方がはるかによいですが、現在のお祭りムードは、星の配置のせいだ、というくらいに、冷めた見方をしてみるくらいが、ちょうどよいかもしれません。

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