2025年10月21日 天秤座の新月
2025年10月21日は天秤座の新月です。自民党の総裁選は、前評判を覆しての高市氏が当選しましたが、その後自公民連立が解消されて、初の女性首相の誕生が危うくなってしまいました。ただし、高市氏の人気が予想以上に高かったという印象で、紆余曲折あっても、なんとか高市政権が誕生するのではないかとみています。今のところ、10月20日の臨時国会で、新しい首相が決まる予定ですが、新しい政権がスタートした直後が、天秤座の満月です。日本の歴史が変わるかもしれないという時期に相応しい、壮大な星の配置になっています。
日本の首都、東京では10月21日、夜21時25分に新月を迎えます。土星と海王星を頂点に、小さな三角形、大きな正三角形ができ、太陽と月を頂点にして、直角三角形ができています。一度に3つの複合アスペクトができるという、力強い配置です。
そのうち、天王星と冥王星が作る、外惑星による三角形は、動きが遅いので最近は常にできている配置です。今回の新月で特徴的なのは、海王星と土星、さらに木星、火星、水星が作る正三角形と、太陽と月、さらに木星と冥王星がつくる直角三角形です。
正三角形は、魚座、蟹座、蠍座という水の星座で描かれています。水星座は、感情をあらわす星座であり、この時期、人々の感情が一つにまとまりやすく、まとまった感情は集合意識として、社会を動かします。まさに、新しい女性首相の誕生を、人々は快く受け入れているようです。まだ、女性首相が誕生するかどうかはわかりませんが、もし女性首相が誕生しなかったとしても、強い自民党の女性総裁として、社会的に大きな力をもっていくことは、間違いありません。

蟹座の木星は、日本という国の存在を強く意識させます。蠍座の火星と水星は、不安感や恐怖心など、よりネガティブな情報が感情を刺激します。魚座の土星は、他者とのつながりやグループの中での信頼感をより強化しようとして団結し、不審なものを排除しようとします。
国民が新しい政権に望むことは、何が正しいか否か、ということではなく、何を快く思うか否か、という感情が世論を形成します。人々が望む感情は、将来的に私たちにとって利益をもたらすかどうかという合理的な判断によるものではなく、むしろ、一時的な恐怖や不安感によって左右されやすくなります。るこのままでは全く未来がみえない、といような絶望的な心境から、新しい方向性に舵をとるでしょう。
1ハウスには木星がいて、その反対がわの7ハウスには冥王星がいます。木星と冥王星の中間地点に太陽と月がいて、バランスをとっています。新しい政権が如何なるものであっても、国民の期待は大きくなりそうです。
そして、天体の主役は、MCにのっている土星と海王星です。土星は9月1日から魚座に戻っています。海王星は牡羊座の0度で逆行し、10月22日、満月の翌日に魚座に戻ります。逆行しながら牡羊座から魚座に戻ってきた土星と海王星は、それぞれ来年の2月ごろまでは魚座に滞在します。新しい政権が誕生しても、来年の2月ごろまでは、今までの政権がやり残した仕事を片付けることに追われるでしょう。新たな政権の特徴がみえてくるまで、3か月くらいは忍耐強く、見守る必要があります。
続いて、アメリカの新月図をみます。アメリカの首都、ワシントンDCでは、10月21日、朝8時25分に新月を迎えます。アッセンダントは蠍座で、蠍座にある火星と水星が、もっとも感受点に近い位置にあります。人々が鋭い洞察力を持ち、物事の本質を見抜こうとする意欲が高まり、自分自身の主張を遠慮なく発言していくようになります。

火星と水星と正三角形を描く、木星は9ハウス、海王星と土星は5ハウスにあります。海王星と土星が、今までうやむやにしてきた問題に対して、再び光をあてて、本質的な解決をしようとする動きを、木星がより高い視野をもって、アメリカという国をよくしていくためにサポートします。
天体の主役、海王星と土星は5ハウスにいます。5ハウスや製造業や農業など、産業活動全般を表す場所です。また、スポーツや芸能など、エンターテインメント全体をあらわし、楽しむこと、娯楽が焦点にもなります。さらに、子どもや子育て世代の家族、出生率などを5ハウスの領域です。このように、全体的に考えると、過去に封印しようとしていた、人身売買の実態などにも、もう一度蒸し返しそうな様相です。
日本でもアメリカでも、この時期にニュースでみると、あまりの情報の多さに頭がくらくらしてしまいそうになりそうです。それでも、人々は感情をとりみだすことなく、不思議なくらいに冷静に対応できるのが、この新月期間の大きな特徴です。これから年末にかけて、来年の2月くらいまで、社会は大きくかわりそうですが、変化を恐れないで、前向きに捉えていくことが、重要なポイントとなりそうです。