01 数秘術,  02 西洋占星術,  04 四柱推命

ゾーラン マムダニ ニューヨーク市長を占う

2026年に新たにニューヨーク市長に就任する、マムダニ氏を占います。2025年11月4日の市長選では、共和党のカーティス スリワ氏を破り、史上初のムスリムのニューヨーク市長となりました。社会的不平等を是正し、公的サービスの拡充を行う、民主社会主義的な政策を訴えて支持されました。その一方で、トランプ大統領は、マムダニ氏は共産主義者であるとして、最も警戒した人物ともいわれます。アメリカでは、公的福祉を重視する、社会主義を嫌悪する人は珍しくありませんが、マムダニ氏は、ニューヨーク市民の若年層で圧倒的な支持を集めて、当選しました。それだけ、ニューヨークで基本的な生活もままならないくらいに、追い詰められている人が増大している結果とも言えるでしょう。

マムダニ氏の生年月日は、1991年10月18日で、東アフリカのウガンダの首都、カンパラ (Kampala) の生まれです。インド出身の両親とともに、5才のときにニューヨークに移住しています。2020年にニューヨーク州議会議員選挙に、民主党から出馬して当選し、2022年と2024年も、再選を果たしています。写真でみるとかなり年齢が上にみえますが、最初に州議会議員に当選したときは28才、現在もまだ34才という若さです。

マムダニ氏は、ヒップホップのファンであり、自ら楽曲を作り、ラップを奏でて、サウンドトラックをプロデュースしています。が、芸能人と名をあげて政治家になるという、よくあるパターンとはちょっと違うようです。彼の民族的なバックグランドでは、さすがに他民族国家のアメリカとは言え、ヒップホップで頭角をあらわすのは難しそうですし、そこまで有名ではなかったはずです。

数秘で、マムダニ氏のパーソナリティーをみると、運命数に3をもち、人を楽しませることが上手で、純粋に音楽が好きなことがわかります。

3は、パフォーマンスが上手で、人前で演説をすることも得意で、人を惹きつける力があります。全体的に1,4,6という、若い偶数が目立つので、他者への共感力が高く持ちつつ、変化を恐れず、新しいことに果敢にチャレンジする人です。実年齢も若いですが、精神的にも良い意味で、若くて純粋です。

続いて、命式を出して、空亡で運勢をざっくりとみます。マムダニ氏の日柱は、辛酉、年干は辛なので、マムダニ氏は、子丑空乏、水星人のマイナスです。

水星人のマイナスの人は、2020年から2022年までが、運気の低迷期で、2023年から運気は徐々によくなっていきます。2025年は決定の年なので、今年、決定したことは、今後の12年間で、非常に大きな意味をもちます。来年は少しばかり、運気が低迷しますが、2027年には持ち直しそうです。2029年から2031年までの運気が好調なので、そこまで市長を務められると、大きな成果が残せそうです。

四柱推命で五行バランスをみると、マムダニ氏は、自分自身の五行である金のエネルギーと、金を助けてくれる土のエネルギーが非常に強い人です。探求心にあふれて、知識欲にあふれ、普通の人が考えないようなアイデアが豊富です。几帳面でこだわりが強い部分もあるので、計画的に行動を起こすことが重要です。

2024年からは、大運がかわり、官星にあたる、火のエネルギーも強くなるので、政治家として、責任のある仕事が回って来る、重要な運気に変わってきています。2026年は丙午、2027年は丁未の年となり、さらに火のエネルギーが強くなるので、ますます、官星が強くなり、責任やプレッシャーも大きくなるでしょう。それを味方につけるだけの、強さがもとめられる時期ともいえます。

西洋占星術で出生図をみると、山羊座に海王星と天王星がいて、乙女座に金星と木星がいます。地星座にいるこれらの天体が、強直的な角度をとっており、とても現実主義で、実直に仕事をこなす半面、革新的なアイデアをとりいれて、確固たる理想を追求していこうとする人であることがわかります。

一方、土星が山羊座と水瓶座の境界にいて、蠍座の火星、水星と緊張の角度をとっています。水瓶座の0度にいる土星は、水瓶座が理想とする、自由と平等、博愛精神などは、マムダニ氏にとって、人生を追求する目的のように、強い思いとして抱かれているはずです。が、確固たる理想は、マムダニ氏個人の思いとしても、葛藤の要因にもなっており、この葛藤とむきあうことが、彼自身の人生においても、大きな課題になりそうな、星の配置です。

出生図と市長に就任する来年の1月1日の経過図を重ねてみます。出生図の土星は、経過図の冥王星の近くにあり、マムダニ氏が追及する政治的な理想が、新たなニューヨークの再建のために、必要とされたように、読むことができます。

経過図の太陽、金星、火星が山羊座に集中している時期でもあり、まずは実質的な課題に、着実なやり方で取り組んでいくことでしょう。一部の人々から、一時的な不信感を抱く懸念はありますが、長期的にみれば、しっかりと外惑星たちの援護をうけて、確実な政権運営ができるようになっていくはずです。

伝統的にアメリカでは、公的な保育所や公的な交通機関など、日本やヨーロッパで当たり前になっている公共のサービスに、税金を使うことを極端に嫌悪する傾向が強く、それゆえに、マムダニ氏のことを、極左とか、共産主義とか、強く非難する人がいるのも事実です。しかし、占いとしてみる限り、彼は強い信念を支持して、政策を擁護していく人は、確実に増えていきそうな感じがします。彼が支持されている背景には、今まで、ニューヨークで貧困層とよばれていた人々のタイプが、確実に変化してきているという現実があるはずです。

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