02 西洋占星術

2026年 星の動き

2026年の星の動きを、天体ごとにまとめます。2026年は、土星が魚座から牡羊座、天王星が牡牛座から双子座、海王星が魚座から牡羊座へと、それぞれ、最終的な星座移動を完了させる年となります。これらの天体は、2025年に一度新たな星座へ移動していますが、その後逆行に転じ、一つ前の星座に戻っている状態でした。そして2026年に最終的な移動を完了し、新たな時代を形成していきます。2025年は2026年の序章期間であり、2026年から本編がいよいよ始まります。

水星の運行

水星は、太陽に最も近い惑星です。地球からみると、常に太陽の近くにあるので、太陽から大きく離れることはなく、太陽と同様に、約一年間かけて、黄道を一周します。年に3回ほど逆行があるのが特徴で、2026年は、魚座、蟹座、蠍座の水星座で逆行があります。逆行がおきても、一つ前の星座にもどることなく、同じ星座に滞在し続けるので、それだけ、水星座に水星が滞在する期間が長くなります。昔のことを思い出したり、感情的な揺り戻しがおきやすい年になりそうです。

  • 2025/12/12 射手座 0度
  • 2026/01/02 山羊座 0度
  • 2026/01/21 水瓶座 0度
  • 2026/02/07 魚座 0度
  • 2026/02/26 魚座 22度 逆行開始
  • 2026/03/21 魚座 8度 順行開始
  • 2026/04/15 牡羊座 0度
  • 2026/05/03 牡牛座 0度
  • 2026/05/17 双子座 0度
  • 2026/06/01 蟹座 0度
  • 2026/06/30 蟹座 26度 逆行開始
  • 2026/07/24 蟹座 16度 順行開始
  • 2026/08/10 獅子座 0度
  • 2026/08/25 乙女座 0度
  • 2026/09/11 天秤座 0度
  • 2026/09/30 蠍座 0度
  • 2026/10/24 蠍座 20度 逆行開始
  • 2026/11/14 蠍座 5度 順行開始
  • 2026/12/06 射手座 0度
  • 2026/12/26 山羊座 0度
  • 2027/01/13 水瓶座 0度

金星の運行

金星は、地球の一つ内側の軌道を公転する惑星なので、水星と同様に、地球からみると太陽と同じ方向にいます。水星ほどではありませんが、太陽の近くの星座に滞在することが多く、約1年間で黄道を一周します。金星の逆行は、2年に一度ぐらいに起きますが、2026年は蠍座で逆行がおこり、一度天秤座に戻ってから、改めて蠍座に入ります。蠍座と天秤座には、通常より長く滞在することになるので、それだけ長い期間にわたって、金星の影響をうけることになります。

  • 2025/12/25 山羊座
  • 2026/01/17 水瓶座 0度
  • 2026/02/10 魚座 0度
  • 2026/03/06 牡羊座 0度
  • 2026/03/31 牡牛座 0度
  • 2026/04/24 双子座 0度
  • 2026/05/19 蟹座 0度
  • 2026/06/13 獅子座 0度
  • 2026/07/10 乙女座 0度
  • 2026/08/07 天秤座 0度
  • 2026/09/10 蠍座 0度
  • 2026/10/03 蠍座 8度 逆行開始
  • 2026/10/25 天秤座 29度
  • 2026/11/14 天秤座 22度 順行開始
  • 2026/12/04 蠍座 0度

火星の運行

火星は地球の一つ外側の軌道を公転します。約2年間かけて黄道を一周するので、12星座のうちの半分ぐらいは、火星が滞在しない星座になり、一つの星座には平均、2か月間滞在します。2026年は、火星は逆行することなく、山羊座から乙女座を比較的短時間で、テンポよく運行します。天秤座、蠍座、射手座は、2026年は火星が滞在しません。

  • 2025/12/15 山羊座 0度
  • 2026/01/23 水瓶座 0度
  • 2026/03/02 魚座 0度
  • 2026/04/10 牡羊座 0度
  • 2026/05/19 牡牛座 0度
  • 2026/06/29 双子座 0度
  • 2026/08/11 蟹座 0度
  • 2026/09/28 獅子座 0度
  • 2026/11/26 乙女座 0度

木星の運行

木星は、12年かけて黄道を一周し、一つの星座に約1年間滞在します。東洋の占いでは、12年を運気のサイクルとしている場合が多いですが、これは、木星の運行に由来します。豊かさと発展をあらわす木星は、幸運の星と言われ、木星が入っている星座は、幸運に恵まれる一年とされることが多いですが、実際は、そんなに単純ではありません。木星の影響を簡単に把握したい場合は、12年前にどんな年であったか、振り返ってみるといいでしょう。

2026年は、6月29日まで蟹座に滞在し、その後は獅子座に移動します。木星は、社会的な世相を映し出す天体であり、この日を境にして、周囲の人々に寄り添う蟹座木星時代から、自分らしく生きる獅子座木星時代へと変わります。

  • 2025/11/12 蟹座 25度 逆行開始
  • 2026/03/11 蟹座 15度 順行開始
  • 2026/06/30 獅子座 0度
  • 2026/12/13 獅子座 27度 逆行開始

土星の運行

土星は約30年間かけて、黄道を一周するので、一つの星座には、約2年間滞在します。土星の星座移動は、約2年に一度あるイベントですが、2026年は2月14日に、魚座から牡羊座に移動します。土星は、2025年5月25日から9月1日まで、牡羊座に滞在していましたが、その後、魚座に一度戻っています。2026年は2月14日に再度牡羊座に入室することによって、魚座から牡羊座への移動を完了させます。

魚座は12星座の最後の星座であり、牡羊座は、最初の星座です。土星は、黄道を1周して最初の星座に戻るという大きなイベントを、約10か月間の長い期間をかけて、ゆっくりと実行します。

  • 2025/05/25 牡羊座 0度
  • 2025/07/13 牡羊座 1度 逆行開始
  • 2025/09/01 魚座 29度
  • 2025/11/28 魚座 25度 順行開始
  • 2026/02/14 牡羊座 0度
  • 2026/07/27 牡羊座 14度 逆行開始
  • 2026/12/11 牡羊座 7度 順行開始

天王星の運行

天王星は土星の一つ外側の軌道を84年かけて一周し、一つの星座には約7年間滞在します。現在、牡牛座を逆行中の天王星は、2026年の2月4日に順行に転じ、2026年の4月26日に双子座に入ります。天王星は、2025年7月7日に一度双子に入りましたが、その後9月6日には、逆行に転じ、11月8日に再び、牡牛座に戻っていました。天王星は2026年4月26日には、双子座に入室し、牡牛座から双子座への移動を完了します。

天王星の支配星は水瓶座で、同じ風星座である双子座に移動することは、冥王星水瓶座時代を大きく後押し、力強いサポートとなります。2025年の双子座の入室は、2026年4月26日から始まる、双子座天王星時代の助走期間にすぎません。

双子座の支配星、水星が意識できる知性の象徴であることに対して、天王星はさらに大きな無意識の領域や、目にみえないものさえも支配する、大きな力に動かされる知性をあらわします。テクノロジーによる進化、それによる人間の常識を超えた次元での、革命的な大きな変革となるでしょう。

  • 2025/07/07 双子座 0度
  • 2025/09/06 双子座 1度 逆行開始
  • 2025/11/08 牡牛座 29度
  • 2026/02/04 牡牛座 27度 順行開始
  • 2026/04/26 双子座 0度
  • 2026/09/11 双子座 5度 逆行開始

海王星の運行

海王星の公転周期は165年で、一つの星座に約14年間滞在します。2025年3月30日には、牡羊座に入室した海王星は、その後、2025年7月5日に逆行に転じ、2025年10月22日に、魚座に戻っています。そして、2025年12月10日に方向をかえて、2026年1月27日に、牡羊座に最終的に移動します。

海王星の支配星は魚座で、その意味において、現在は海王星の力がもっとも大きくなっているときです。また魚座は12星座の最後の星座であり、海王星が魚座から牡羊座に移動することは、海王星の公転周期、165年間の時代の節目をあらわすイベントです。

土星が魚座に海王星とともにいるとき、社会的な理想をかかげつつ、それらの理想が非現実で叶わない夢であるということに、気づきにくくなります。しかし、2025年から2026年にかけて、人々は潜在的に、このシステムは最終的に人間を幸福にはしない、という根本的な限界を、徐々に意識するようになります。そして、2026年に海王星が牡羊座に移動を完了すると、人類は新たな理想をかかげつつ、全く違った世界を模索して、新たなサイクルに入るのです。

  • 2025/03/30 牡羊座 0度
  • 2025/07/05 牡羊座 2度 逆行開始
  • 2025/10/22 魚座 29度
  • 2025/12/10 魚座 29度 順行開始
  • 2026/01/27 牡羊座 0度
  • 2026/07/07 牡羊座 4度 逆行開始
  • 2026/12/13 牡羊座 1度 順行開始

冥王星の運行

冥王星の公転周期は、約248年で、一つの星座には、約20年間滞在します。冥王星は2008年に山羊座に入室してから、2024年まで約16年間山羊座に滞在していましたが、2023年3月24日に初めて水瓶座に入室し、その後、逆行と順行を繰り返して、山羊座と水瓶座の境界線を行ったり来たりしていました。そして、つい最近、2024年11月20日に、最終的に水瓶座に入室し、山羊座から水瓶座への移動を完了しました。

  • 2025/10/14 水瓶座 1度 順行開始
  • 2026/05/07 水瓶座 5度 逆行開始
  • 2026/10/16 水瓶座 3度 順行開始
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