2025年7月25日 獅子座の新月
2025年7月25日は、獅子座の新月です。参議院選挙が終えて、はじめての新月であり、今後の日本の方向性が決まる重要な新月期間です。
選挙を終えて、与党が議席を大幅に減らし、参議院数の過半数を下回る結果になったのですが、石破首相は謎の強気姿勢で、続投を表明しました。その直後、日米間の関税交渉も原則15パーセントという、大幅なディスカウントを得られましたが、一方で、関税を減らすかわりに、日本は米国に対して、5500億ドル (約80兆円) のも投資をし、その利益の90パーセントを米国が受け取るそうです。リスクをとって投資した人が、リターンを得られないのなら、もはやそれは投資ではなく、単なる資金提供です、資金源は日本の国債や税金となるわけですがら、日本が貧しくなる流れが、さらに加速してしまったわけで、幕末の終結された、不平等条約のようです。懸念事項であった関税問題が解決したことだけみると、石破首相の運の強さがあらわれているようにもみえますが、石破氏個人の運勢と、日本という国の運勢は違うということを、あらためて胆に銘じなければいけない時なのかと思います。
さて、今回の新月は、東京では、7月25日、早朝4時11分ごろ迎えます。7月11日の満月も、早朝の5時37分頃だったので、ハウスや感受点の位置は、直近の満月図から大きくは変わっていません。動きの遅い外惑星、天王星、海王星、冥王星の配置は、満月図とほぼ同じで、海王星の近くには、ぴったりと土星がはりついています。外惑星は、人々の集合意識をあらわしているので、選挙が終わっても、これらの天体が象徴している集合意識に、変化はありません。裏を返せば、選挙の結果は、人々の集合意識をそのまま反映していたといってよいでしょう。まあ、そんなところか、いうのが、選挙の結果を経て感じた、人々の集合意識ということです。

社会天体である、木星も12ハウス、蟹座にいて、満月図と同じです。引き続き、国の利益をまもるため、もしかしたら、国の利益には反するかもしれませんが、より狭いグループの中の利権をまもるため、水面下においては、活発な裏取引は継続中です。選挙が終わって、土星からの制裁がなくなってしまったので、裏社会の動きは、より勢いを増していきそうです。
一方、国家をあらわす太陽は、12ハウスから1ハウスに移動しています。選挙後の新たな政治体制を構築すべき、新しい動きに、広く社会的に注目が集まります。さらに太陽は、冥王星の反対側に位置しており、海王星と土星、天王星と協力的な角度です。冥王星から、新たな政治体制への変革を促されしつつも、その変化は慎重に、緻密な計画のもとで、ゆっくりと起こりそうです。仮に石破首相の続投が決まったとして、今後の政権運営は、新たな変革の契機をまつ、時間稼ぎのような動きになるでしょう。
金星は双子座で11ハウスと12ハウスの境界線付近にあり、3ハウス乙女座の火星と緊張の角度をとっています。3ハウスは物流や貿易、通信などの情報インフラをあらわします。米国との関税交渉の大枠が決定し、実務レベルで関税の影響を精査する時期に移っています。状況はなかなか厳しそうですが、米国の目的としては、単なる関税だけが問題なのではなく、公にならないけど、裏の目的、事情がありそうです。
今回は、番外編として、石破首相の出生図と新月図を重ねてみたいと思います。石破首相の出生図は、海王星が蠍座2度、月が牡羊座1度、天王星が獅子座4度、冥王星が獅子座29度、木星が天秤座1度という、星座と星座の境界線に天体が入っており、現在の星の配置と微妙な調和をとっています。選挙で大敗して、様々な批判をうけつつも、忍耐強く、任務を全うできているのには、星たちから大きな援護があります。しかしながら、改めて協調しますが、これらの援護は、石破首相個人への援護であって、日本という国に対する援護ではありません。

続いて、アメリカの新月図をみます。アメリカの首都、ワシントンDCでは、7月24日の午後15時11分ごろ、新月を迎えます。日本と同様に、7月11日の満月図と、ハウスや感受点の位置は大きくかわっていません。しかし、8ハウスに入っていた太陽は、9ハウスに移動、同じく9ハウスの獅子座には、月と水星が入っています。9ハウスは司法をあらわすので、国家レベルで行われる大きな裁判などに、注目が広く集まります。

8ハウスには木星と金星が入っているので、米国の株式市場は堅調です。しかし、木星は他の天体と角度をとっていないので、堅調な理由は謎です。実質的な経済状況が不安定で先行きがみえないなか、一体全体誰がかっているのだろう、という感じになりそうです。
この新月期間は、天王星と木星の星座移動を経てから、2025年後半から2026年にむけて、社会的な流れが明らかになっていく時期です。獅子座の支配星は太陽で、太陽が象徴するものは国家、君主、リーダーシップです。海王星と土星が、太陽と月に協力的な角度をとり、国家間の権利をめぐっての抗争が注目を浴びる期間となります。この時期に見えてくるものは、今まで隠されていたものが明らかにされるだけで、この時期に、何か新たな権利を獲得したり、常に保持していた権利を、失うわけではありません。裏を返せば、今までの力関係を反映した成果しか出せないということなので、起きている事象を、真摯に受け止めることが重要なときとも言えます。